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【海外ドラマ】アガサ・オール・アロング【ディズニープラス】シーズン1第8~9話(最終話)レビュー(ネタバレ)

注意:ネタばれ


ディズニープラス公式サイトから引用/© 2024 Disney and its related entities

第8~9話(最終話)レビュー・感想(ネタバレ

道なんかなかった。すべてはアガサが魔女から魔力を奪い取るための嘘。視聴者も騙されていた。魔女を息子に集めさせていたアガサ。息子は罪悪感を感じていたに違いない。自分が集めた魔女が母親に殺される現実。まともな考えを持っていれば疑問に思うはず。ニコラス・スクラッチはデスに魅入られていた。生まれた瞬間にデスに連れて行かれる運命だった。わずかな時間を与えたデス。本心はどうだったのか?年端もいかない子供を死へ案内する仕事。あまり気持ちのいいものではないはず。未来ある子供を死へ招かなければならない。小さな罪悪感から母子の時間を与えたのかもしれない。道への入り口を召喚するための歌。なんの根拠もない歌。ニコラスが口ずさんでいた歌を歌っただけのアガサ。魔女をだますためにいつしかアガサは口ずさんでいた。そう、道なんか最初からなかった。

魔女の道を信じていたビリー。彼の強力な信じる力が道を作り出した。アガサの家の地下室に現れた道への入り口。アガサが困惑した表情をしていたのも説明がつく。ないはずの道への入り口が現れた。そんなことが起これば困惑するのは当然のはず。すべてはビリーが作り出した幻影。ビリー自身も知らなかった現実。真実を知っていたのはアガサだけ。ひとまず魔女たちの魔力を奪うのをやめて事の成り行きを観察していたアガサ。ビリーの作った道に翻弄されるふりをして結末はどこへ向かっているのかを見ていたアガサ。道で命を失ったリリアとアリス。実質的に彼女たちを殺したのはビリーになるのか。成り行き上、魔女でもないのにアガサに連れてこられたハート夫人。彼女に関しては不憫すぎる。何の関係もないのに数合わせで道に連れてこられて命を失ったハート夫人。いくらなんでも扱いが雑すぎる。罪悪感に苦しむビリー。命を奪うことに慣れなければいけないと指南するアガサ。魔力を奪うためという目的があって魔女たちの命を奪ったアガサ。魔力に踊らされてなんの目的もなくリリア、アリス、ハート夫人の命を奪ったビリー。ビリーが罪悪感を持つのは当然のこと。

デスは死後の世界まで案内してくれないのか?ニコラスの時はどこかへ連れて行ったはず。幽霊となって現世へ戻ってきたアガサ。なんだかマーベルというよりはホーンテッドマンション状態。ある意味ディズニー傘下なのでそれでいいのかもしれない。デスの案内を断って現世に戻ってきたのか強引に戻ってきたのかは定かではない。物語は終わっていない。ビリーの双子の兄弟トミーは見つかっていない。幽霊アガサとビリーの兄弟探しの旅は始まった。しかし、幽霊アガサはきつすぎる。次のシーズンもこれで行くのは見づらすぎる。薄くて表情もわかりづらすぎる。づらすぎることばかりでいいことなし。ビリーの例があるから誰かの肉体に入り込む展開もあるのかも。そもそもシーズン2もあるのかわからない状態。マーベル作品としては異色の作品。ヒーローなんか出てきません。魔女と言われるおばちゃんたちの物語。花もないし派手さもない。万人受けするとは到底思えません。脚本の出来は突出していた。前半の緻密な伏線が物語の終盤で回収されていく秀逸な脚本。どうなるのかわかりません。でも、シーズン2があるのなら観るに違いないと思います。

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