1.なんじゃこりゃ〜
空港に着いたときには、全然分からんかった。
ホテルへ向かう送迎車に乗り込み、いざ出発。
空港の外の道路に出ると、道路一面にバイクがひしめきあってる。
一面バイクだらけ。
思わず なんじゃこりゃ〜! と声が出てしもた。
バイクの波の中を車が走る。
周りのバイクは、あっちへこっちへ車線変更を繰り返す。
もう、紙一重。ぶつかりそうでぶつからない。
これが、また不思議。
あちこちで事故を起こしてそうやけど、そんな光景にも出会わない。
不思議。
2.何人乗り
走ってるバイクは、ほとんどがいわゆるスクーター。
オートバイと言われるようなタイプは、あまり見られない。
日本のメーカーがほとんど。
それもそのはずベトナムでは、バイクのことをホンダと呼ぶ。
走ってるバイクもホンダが多い。
街中にも、あちこちにホンダの看板がある。
日本ではバイクは基本的に一人乗り。
多くても二人。
ベトナムではそんな常識通用しません。
二人乗りはあたりまえ。
え~っ、3人乗ってる。
前から、お父さん・子供・お母さん。
え~っ、4人乗ってる。
前から、お父さん・子供・お母さん・背中に赤ちゃん。
ベトナムでは、こんなん当たり前のよう。
あちこち、こんな、いっぱい乗ったんが走ってる。
お巡りさん、おっても捕まえません。
法的にもOKなんかな?
3.ブーッブーッ
はい、大阪もクラクションすぐ鳴らします。
でも、ベトナムは大阪の比ではないです。
ずーっと、クラクションの音がどっかから聞こえてくる。
それも、朝から晩まで。
夜中も。
クラクションを使う頻度世界一ちゃうかな。
日本なんか 今までクラクション鳴らしたことありません
っていう人おると思うけど。
ベトナムでは、まずおらんのちゃうかな。
もう、鳴らすのが当たり前。
鳴らさん方がおかしいと思われる。
いっつも鳴ってるからやと思うけど。
クラクション鳴らされてトラブルになってるのも見いひんかった。
タクシーの運ちゃんも鳴らされても平然としてたし。
バイクも鳴らされたからと言うてキッとにらむ奴もおらんかった。
大阪でこんな勢いで鳴らしたら。
確実に怖い人出てきて土下座するはめになります。
4.無の境地
こんな感じなんで道路を横断するのがとても怖い。
ホテルの周りなんかは信号があるので普通に渡れます。
でも、少し離れると信号がないところが多いので道路を横断するのが一苦労。
もうね、最初怖くて渡れません。
横断しようと待っててもバイクビュンビュン走ってるので。
日本なら止まってくれる優しい人おったりするけど、そんな気配は微塵もない。
どうしたもんかと考えてると あぶない! 現地の人が
ゆっくり道路に歩き出した。
少しバイクの流れが途切れたにしてもビュンビュン走ってきてる。
死んだ? って思ったけど 死んでない。
普通に渡ってる!
バイクがその人をスレスレよけていってる。
向こうの方でも同じように渡ってる。
ちょっと、怖かったけどマネしてみた。
途切れた時に、ゆっくり一定のスピードで歩き出して。
一直線に向こうを目指す。
バイクが数台走ってきてる。
怖いけどペースを崩さず歩く。
えっ! スレスレよけてくれた。
悟りました。流れが途切れたら 無の境地 一定のペースで向こうを目指す。
悟った後は、面白いように道路を横断できるようになった。
でも、これは私が編み出した道路横断法です。
事故に会わないと言う保証はないのでお勧めはしません。
怖いと感じたら遠回りでも信号のある所を探して下さい。
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