注意:ネタばれ
第14話「止められなかった悲劇」
第15話「これでおしまい話尽くした」(最終話)
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レビュー・感想(ネタばれ)
ここまでくると男同士とかどうでもよくなってしまいました
なんか泣けてきます
レスタトのルイへの想いが深すぎて泣けてきます
ただの冷酷な自己中なのかと思っていた自分が浅はかでした
確かに自己中なところまあります
自分が楽しければいいという考えが先行します
でも、それは寂しさのあらわれだったんですね
ずっと孤独に生きてきた寂しさのあらわれ
てっきりレスタトはルイを殺しに来たと思っていました
でも、それはレスタトの本意ではなかったんです
劇場の仲間に誘われてきたものの最後まで迷っていたんですね
ルイの顔を見た途端に殺されかけたなんてどうでもよくなったんでしょう
最愛の人に死んでほしくない
それにルイは瀕死のレスタトを燃やさなかった
本当に愛情がなくなっていたのなら燃やしていたはず
レスタトに対する憎しみであふれていたら燃やしていたはず
それをしなかったのはレスタトへの愛情が残っていたから
それをレスタトも理解していたに違いありません
だから全力を使って判決を捻じ曲げて死刑を追放に変えたんでしょう
力が残っていたならクローディアも助けたかったんでしょう
でも、力を使い切ってしまったレスタトにはそれすらできなかった
自分の娘が焼かれる姿を見なければならないなんて辛すぎる
クローディアは灰になるまでレスタトをしっかりと見続けていました
その顔をレスタトは生き続ける限り忘れることはできないでしょう
さすがのレスタトでもあの数のヴァンパイアと戦っても勝算はありません
ルイを助けるのが精いっぱい
いつかルイが復活することを願って、自分の創造主マグナスの家で罪を悔いていたレスタト
憎むべきはアルマン
最低のクズ野郎
いい人を装ってルイを長年欺いてきた悪人
こいつこそ究極の自己中
自分が助かるためにルイとクローディアを差し出した卑怯者
全ての筋書きを描いていたのがアルマン
ルイの記憶を操作して自分にルイが愛情を注ぐように仕向けた下衆野郎
ダニエルのお手柄
ダニエルの調査能力は半端ない
サムが生き残っていたのも幸運だった
劇場のヴァンパイアを皆殺しにしたルイ
しかし幸運にも逃げ延びたサム
しかし、これがアルマンの裏切りの証拠となる結果になる
ダニエルがルイにインタビューを行っているという情報を得たサム
アルマンの決定的な証拠をダニエルに提供した
未来永劫ルイをだまし続けることができると信じていた傲慢なアルマン
まさかルイの殺害を一緒に企てたサムが情報を提供するなんて夢にも思っていなかったはず
長年騙されていたルイの怒りが爆発
自分に本当の愛情を注いでいたのはアルマンでなくレスタト
そんなレスタトの愛情を踏みにじったアルマン
ルイに殺されなかっただけよかったのかもしれない
ルイはアルマンを殺したところで何も解決しないと悟っていたのか
アルマンへの怒りよりもレスタトの本心を感じることができなかった自分への怒りが勝ったのか
ルイとの想い出の地ニューオリンズ
そんなニューオリンズの朽ちた家にひっそりと身を隠すレスタト
世捨て人のように外界との接触を断つレスタト
狩りに行く気力もなく自分のしもべにネズミを運ばせる毎日
以前のような堂々としてギラギラした自信たっぷりのレスタトの見る影もない
全てに絶望した世捨て人
家族を救えなかった罪を悔いた世捨て人
そこへやってきたルイ
レスタトは悟ったのであろう
ここへルイがやってきたということは全てを知ったということ
アルマンがやったこと、ルイを助けたのは実は自分であったということを
感動の再会
男同士なんて関係ない
最初のころはおぞましいとまで思っていた
しかし、それは肉体的な表面的なこと
心と心のつながりに同性も異性もない
目頭が熱くなる
レスタトのルイに対する深い愛情
愛情が深いゆえの悲しみの深さ
娘であるクローディアを救うことができなかった罪悪感
全てが噴出してくる
心の底から悲しみがあふれ出てくる
レスタトとの再会ですべてが吹っ切れたルイ
ダニエルはルイのインタビューを出版した
世界中のヴァンパイアが騒ぎ出す
陰で暗躍する存在が表に引きずり出された
信じる者、信じない者
ルイへの非難の言葉が吹き荒れる
もう逃げも隠れもしない
失うものはない
闇の帝王となることを決心したルイ
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