注意:ネタバレです
七つの大罪 戒めの復活 公式twitterから引用
© 鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
レビュー
バンの故郷
バンは、エレインを蘇らせる方法を探してジェリコと旅を続けてる。
死者を蘇らせる薬があると噂を聞いて来てみればガセ情報。
でも、あてもなく旅をする訳にはいかない。
何らかの情報があれば行ってみないと分からない。
今度の情報は、レイブンズの街。
バン曰く、掃き溜めのような最低の街。
なんと、バンが生まれ育った町がレイブンズやった。
メチャクチャ、治安が悪そう。
高貴な生まれのジェリコが場違いな空気を出してる。
街の奴らがそれに気付いてる。
バンがいなかったら速攻襲われてたに違いない。
宿の主人も、よそ者と分かればボったくる。
この町では、当然の事。
細かい事ばかり言ってられない。
バンは、そんな事は承知。
この街では、当たり前の事。
ボったくる方が悪いのではない。
この街では、ボったくられる方が悪いと責められる。
不遇の少年時代
バンは、不遇な少年時代を送ってた。
両親はいたみたい。
でも、バンには、全く興味なし。
食事も満足に与えてくれない。
毎日毎日、暴力を振るわれる。
もしかして、本当の両親ではないのかな?
食べていくためには、食料を調達しないといけない。
でも、そんな両親が金をくれるはずもない。
結果的に、盗みをするしかなくなる。
毎日、盗みをする日々。
そのうち、盗まれる方の店主も顔を覚える。
一回や二回ではないから、捕まった時は容赦ない。
子供であろうがボコボコに殴られる。
一家団欒なんか夢のまた夢。
お腹が空いて、そんな事も考えられない。
盗みの師匠
ぶち込まれた牢で知り合った盗賊ジバゴ。
彼が、賊のバンの師匠になる人。
ジバゴが脱獄をすると言うからついて行った。
行く当てもないので、ジバゴの隠れ家に入り浸りになるようになる。
生きていくためには、生きる術が必要。
でも、子供のバンには術がない。
働くことも出来ないし戦うことも出来ない。
ジバゴは決心して、バンに盗みを教える事にした。
子供が一人で生き抜くには、あまりにも厳しい世界。
真っ当な事だけでは、生きていく事は難しい。
何とか生き抜くためには、法を犯す事しか残されていない。
生き抜くために、バンはジバゴの盗みの技術を覚えて行った。
二人の関係が深まっていく。
ジバゴを父親のように感じるバン。
ジバゴも、バンを本当の息子のように思うようになっていた。
ウェアフォックス
レイブンズの街で出会った年老いたウェアフォックス。
この世界では獣人は、忌み嫌われている。
まともな仕事につく事は難しい。
結果的に、獣人たちは裏家業に手を染める者がほとんど。
荒くれ物から袋叩きにあうウェアフォックス。
でも、七つの大罪のバンには見えてた。
殴られるふりをして紙一重でかわしてる姿を。
ただ者ではないウェアフォックス。
でも、年には勝てない。
バンとジェリコの目の前で倒れてしまった。
荒くれ者達が、こいつが死者を蘇らせていると言ってた。
その言葉に反応するバン。
すかさずウェアフォックスを助けに行く。
運命的な出会い。
バンは気付いていたのか?
気付いていなかったのか?
どちらにしても、運命が二人を引き合わせた。
運命的な再会
ウェアフォックスの正体は、バンが少年時代に生き別れた盗賊ジバゴ。
大きな屋敷に盗みに入るために待ち合わせていたバンとジバゴ
早く着いたバンが先走って盗みに入る。
ジバゴを驚かせようと軽い気持ちでやった事。
でも、取り返しがつかなくなってしまった。
屋敷の者に捕まって袋叩きにされるバン。
そこに遅れてやってきたジバゴ。
バンを助けようとするが、山に置いて来た息子が見つかったと声が聞こえる。
バンと息子、どっちを取るのか?
心が張り裂けそうになる。
どっちも、自分にとって可愛い息子。
選ぶことなんて出来ないはず。
でも、選ばなければ、どちらも死んでしまう。
苦渋の選択で息子を選んだジバゴ。
山に走るジバゴ。
しかし、時すでに遅く息子は息絶えていた。
バンも死んだと思っていたジバゴ。
二人の息子を同時に亡くしてしまったウェアフォックス。
感動の再会。
死んだと思っていた息子との再会。
バンは、全く怒ってなかった。
実の息子を助けに行くのは当然の事。
勝手な事をした自分が悪い。
自分が勝手な事をしなければ、ジバゴは迷わず息子を助けに行き間に合ったかもしれない。
不幸な事が重なってしまった。
過去の事を責めても元には戻らない。
そんな事よりも、生き別れた親子が再会した。
今は、バンとジバゴの親子の再会を喜ぼう。
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