注意:ネタバレ
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第3話:「逸脱者」レビュー
得体の知れない化粧品には注意。包皮増量の化粧品。そんなん使いたい?でも、肌にはいいのか?きれいな女性がCMに出てたら信じてしまうね。肌がきれいになるなら何が入っていても気にしない。でも、普通は包皮は大量に手に入らない。打ち出の小槌を手に入れたグレイル。化粧品にもなりシュタールの耳にもなる包皮。キャシディの包皮は再生しまくり。輸血をし続ければ永遠に再生を続ける。でも、痛みはその都度襲ってくる。その痛みに耐えるだけでも気が狂いそう。それを自分への報いだと言い聞かせるキャシディ。助かるチャンスがあったのに戻ってきたのは報いを受けるため。苦い過去の思い出。アイルランドで敵を迎え撃つぞといきり立っていた苦い経験。敵を撃つどころか、足を負傷して逃げることができない友を置き去りにし見殺しにした罪。抵抗すらできずに敵に囲まれなぶり殺された友の目。助けを求め見捨てられたことに絶望した友の目。キャシディの頭に焼き付いて離れない友の目。それは友の呪いなのか?突然、襲い掛かってきたヴァンパイア。なんとか振りほどいたが噛まれた後。自分が人とは違う存在になっていくのを感じた。家族の元には戻れなかった。友を見殺しにした罪悪感。それは報い。人とは違う存在の自分。永遠に忘れる事のできない友の目。
マサダに侵入成功のチューリップ。キャシディを一刻も早く救出したいチューリップ。しかし、仕事熱心な医者が解放してくれない。身体的には打撲ぐらいで、いたって健康。精神的なチェックも必要。何度も制止されたら切れるのも頷ける。何の権限があって足止めするのか?ブチ切れて暴れるチューリップ。せっかく穏便に事を進めようと思っていたのに、執拗にボディタッチする医者に大爆発。しかし、さすがのチューリップも鎮静剤にはなすすべなし。そうなるのは予測できた。目覚めたら手錠でつながれて拘束状態。これで医者も心置きなく精神鑑定を行う事ができる。観念したチューリップ。おとなしく応じれば医者も納得するかもしれない。お決まりのロールシャッハテスト。普通の人の答えは蝶々とか頷ける答え。でも、チューリップが普通の人ではないのは明白。普通の感覚を持っているはずがない。はじけた脳ミソ。はみ出した内臓。どこからそんな答えが思い浮かぶのか?でも、チューリップにとっては、そう見えているからしょうがない。正直な答え。医師も匙を投げた精神構造。重症。治療は不可能。病室に置いておく意味なし。意外な展開で無罪放免。
徒歩はしんどいセイントとユージーン。久しぶりの登場。だからと言ってヒッチハイクは無謀すぎる。その容姿では、みんな恐ろしくて止まってはくれない。お気楽なユージーン。客観的に自分をみることができないユージーン。普通なら自分の容姿に気後れするはず。超ポジティブ思考のユージーンには、そんな事は関係ない。人が自分の事をどう思うかなんて関係ない。足が痛くて車に乗りたいから手を上げるだけ。でも、当然ながら誰も止まってくれるはずがない。そんな事も分からないかと、ユージーンの事を無視して歩くセイント。ユージーンの腹ごしらえには同意するセイント。ユージーンはダイナーへ直行。ステーキもミキサーでペーストに。こんな口になったからしょうがない。咀嚼できないから普通の状態では食べることもできない。食べたら出るのが人の常。トイレで怪しい穴には注意が必要。絶対に穴に近づくことは避けた方がいい。もっと言えば口なんか絶対につけてはいけない。ばい菌よりも、もっと不快な物が口に入ってくる。考えただけでもおぞましい。口だと思っていた隣の住人もビックリ。尻の穴のような口。感触も尻の穴のように感じるのか?もしかて囮捜査?もしそうなら警察も身体を張ってるね。連行されるユージーン。普通ならこれでセイントから解放されるから渡りに船のはず。それなのに「セイントさ~~~ん」とセイントに助けを求める訳の分からない展開。絶対に外れない銃弾が運転手の頭に命中。改めてセイントが危ない人である事を思い知ったユージーン。
神は何をしようとしているのか?姿を隠した振りをして全てを掌握している。サドの館の囚われた子供。ブーツを取り戻す目的もあった。ジェシーの中での引っ掛かり。子供を置いて行くわけにはいかない。無理やり盗みをやらされているなら悪い大人を懲らしめなければならない。しかし、それが裏目に出てしまう。殴り合いをしなくても、ひと言命令すれば事は済むはず。それなのに、原始的な殴り合い。これも神の仕組んだこと。簡単には目的を達成させるわけにはいかない。ジェネシスの力を使う事は許さない。これはジェシーへの試練。なぜかズボンを脱いでいるパイロット。ズボンを忘れてくる失態。「ズボンはいらない」とジェシーの一括でズボンなしで空港へ。そんな格好で空港に入れば変質者認定。それが分かっていてもジェシーの言葉に逆らう事は不可能。サドの館から離れるジェシーを見下ろす神。神の考えが分からない。
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