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【海外ドラマ】SHOGUN 将軍【ディズニープラス】シーズン1第6~8話レビュー(ネタばれ)

注意:ネタばれ


ディズニープラス公式サイトから引用/© 2024 Disney and its related entities

第6~8話レビュー・感想(ネタばれ

大坂に進軍するにも地震で藪重の軍は壊滅状態。
江戸から虎永の兵を呼ぶわけにもいきません。
そこで考えた虎永の秘策。
腹違いの弟に援軍を頼んだ虎永。
血縁関係のある弟なら力になってくれるに違いない。
そんなに仲がいい兄弟なのかと思ったらしばらく会っていないと不穏な言葉。
家臣たちのなかにも
「大丈夫か?」
という空気が微妙に流れてる。
慎重な虎永なのにしばらく会っていない弟が助けに来てくれるに違いないと神頼みに近い作戦。
待ち合わせ場所に行ったものの
「本当に来るの?」
と微妙な空気が流れてる。
援軍が来なければ虎永の負けは確実。
大坂へ出頭し切腹は免れない。
虎永だけですむはずもなく家臣一同が一蓮托生の運命。
そんな心配をよそに現れました弟の佐伯信辰。
胸をなでおろす一同。
一気に和やかな雰囲気に変わっていく。
久しぶりに会った割にはやけにフレンドリーな佐伯信辰。
しかし、それには裏があった。
割の合わない貧乏くじを引くものか。
普通に考えたらわかるはず。
大老に歯向かうなんて切腹待ったなし。
すべてを取り上げられて国も取り壊される運命。
それがわかっていて虎永につくのは余程のお人よし。
佐伯信辰が虎永のもとを訪れたのは加勢に来たわけではなかった。
降伏するように虎永に伝えに来た佐伯信辰。
大老となった佐伯信辰は虎永に降伏を迫るために虎永のもとへやってきた。
この状況では虎永は降伏するしかない。
拒めば佐伯信辰の軍勢に皆殺しにされるのがオチ。
重い空気が村を覆い始める。

虎永の用意した遊女お菊と楽しむ信辰。
誰かに襲われるかもしれないという警戒心はないんですか。
この状況で襲ってくるような頭のおかしい奴なんかいるはずないと思っていたに違いない。
しかし、それは甘かった。
丸腰の信辰を襲う刺客。
それは虎永の息子の長門。
父を助けるためなのか?
日の本を救うためなのか?
もしかしたら親の七光りではないことをみなに認めてほしかったのかもしれない。
足元には気を付けないといけません。
刀を振り上げ信辰に近づく長門。
うかつにも倒れた信辰の着物を踏んでしまっていた。
勢いよく立ち上がり逃げようとする信辰。
その反動で長門が後ろにひっくり返った。
運の悪いことに後頭部を石で打ちつけ痙攣しうめき声を上げる長門。
頭の後ろからは赤い血の海が広がっていく。
誰が見ても助けることは不可能な状態。
これが名将吉井虎永の息子の最後なのか。
戦を経験する前にこの世を去ってしまうのか。

息子を亡くし落胆する虎永。
大坂城への出頭は49日があけるまで猶予が与えられた。
いったん江戸にもどることを許された虎永。
信辰の軍勢に監視されながら江戸にもどってきた。
戻る途中に長門を亡くしたショックからなのか体調を崩した虎永。
ふさぎ込み家臣たちの前にも姿を現さなくなった。
弱気になった虎永。
家臣たちを集め大坂城への出頭の署名をするように命令する。
なかば自暴自棄になってるような態度に歯がゆい思いを見せる家臣たち。
署名を拒み異議を唱える家臣も出てきた。
広松もそのひとり。
今回に限っては虎永の決断を聞くわけにはいかない。
幼いころから虎永に仕えてきた広松。
考えを改めるように虎永に詰め寄った。
家臣から反対されたからと言って殿が意見を変えることなんかあり得ない。
それがわかっているからこそ広松は自分の命を天秤にかけた。
虎永が意見を変えないならついていくことはできない。
それは自分の死を意味する。
それならこの場で切腹すると言い放った広松。
さすがの虎永も動揺を隠せないが自分の決断を曲げるわけにはいかない。
虎永が自分の決断を曲げることがないのはこの場の全員がわかっていること。
さすがに切腹しないよね。
切腹するはずないよね。
なにかどんでん返しがあるはず。
このタイミングで石堂和成の手の者が攻めてきて切腹はなかったことになるはず。
広松の腹に思いっきり小刀が刺さってる。
ぐいぐい横に動かしてる。
マジか。
マジですか。
ほんまに切腹しちゃいました。
介錯する息子の文太郎。
落ちた広松の首が虎永の方に転がっていく。
命を懸けた意地の張り合い。
なんとむごい結末。

すべては虎永の手の中の出来事。
すべては虎永の計画のうち。
按針の申し出を渋って出港しなかった藪重。
藪重を動かすための作戦。
広松の切腹を見ても石堂和成への降伏を撤回しない虎永。
そんな虎永について行けば地獄が待っている。
さっさと鉄砲と大砲をもって石堂和成のもとへ行く方が勝算はある。
藪重にそう思わせて大坂に出港させるのが狙い。
そう仕向けるための虎永の考えを悟った広松は自分の命を差し出した。
断腸の思いの虎永。
長門と広松の死を無駄にするわけにはいかない。
命を差し出した二人のため、日の本のためにも石堂和成を打ち倒すことを固く誓った虎永であった。

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