注意:ネタバレ
第13話(最終話):「希望を信じる者(後編)」レビュー
かなり強引な展開。ブックがこんなに重要なキャラになるなんて予想もしてなかった。1000年後の未来にやってきたマイケルが最初に会った人物。これは偶然なのか?必然なのか?ブックでなければ皆を救う事はできなかった。エンパスを使う事ができる種族。それにひらめいたアウレリオ。オサイラーを倒した後に、しれっと元々いたディスカバリーのクルーみたいに溶け込んでいる。オサイラーが利用するために助けたという真実を知って気の毒なのはあるけど、いろいろエメラルドチェーンの悪事に加担していた事実は消えない。ブックのエンパスの能力を使ってクマムシの遺伝子を持っているスタメッツと繋がって胞子ドライブを使う展開。これってかなり強引な展開やん。それが通るならブックと同じ能力を持つ者の数だけ胞子ドライブを使える船が増える計算。スタメッツの腕にでっかい針を刺すのをやめて、ジェルに手を沈める装置に変わったのもこのための伏線?それをあの場面で使う神経もどうかしてる。ワープコアを排出して爆発寸前での無謀な賭け。そんな危ない橋を渡るよりも、ビリジアンを爆破する事はあきらめて、ジャンプできるかどうかだけを試せばいいのに。ジャンプできたからよかったものの、クルー全員を危険な目に遭わせたのは船長としてはどうなのか?
大火の原因はスカールの癇癪。なんかスケールがいっぺんに小さくなってしまった。ケルピアンの子供がダイリチウムと共鳴し母親が死んだショックで切れたために惑星連邦は崩壊した。ダイリチウムの惑星から連れ出せば危険はなくなる。それが分かっていたのなら、さっさとスカールを眠らせるなり気絶させるなりして運び出せばよかったのに。1000年後の未来なのにそうするための手段も装置も無かったの?船長であるサルー自らが惑星に降り立ったのも意味があった。スカールと同族であるケルピアンのサルーでなければ説得することはできなかった。すべては必然でありつながっていく。AIがグレイを認識してグレイの姿をつくりだしたのも驚き。そこにグレイが存在していることが立証された。アディラの言っていることが嘘でないことを少なくともサルーとカルバーは目にした。グレイの姿がバルカン人とはひねったね。
もう最終回でもいい展開。サルーはスカールの面倒を見るためにカミナーに行ってしまった。戻ってくる気あるのかな?それでマイケルがディスカバリーの船長に任命された。ヴァンス提督の柔軟な考えは分かるけど、命令違反を不問とするのは組織としてはどうなのか?やり方は無数にある。どのやり方でも最良の結果を出せばOKでは規律を維持することは難しくなる。目的のためなら手段を選ばないやり方が横行すれば無秩序な状態となってしまう。マイケルは過去に様々なことをやらかした人物。なんかしれっとディスカバリーの艦長におさまってしまった。これでティリーの悪魔艦長の線はなくなってしまった。艦長代理として危険な状況を乗り切ったティリーはなんとも思っていないのか?もっと評価されてもいいような気はするけど。それにしても、なんか制服がダサくなっている。1000年後の未来なのにレトロなデザイン。シーズン4に更新決定している。みんな、元の時代に戻る気は全くなさそう。元の時代のことなんて忘れてしまったかのような感じ。次のシーズンは、どんな展開になるのか?
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