注意:ネタばれ
第6話「この尋常ならざる存在」
第7話「ほとんど宗教的な畏怖」
第8話「1軒の酒場に入る神」
第9話「彼らが飛ぶのをご覧よ」(最終話)
ワーナー公式サイトから引用/© 2018 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.
レビュー・感想(ネタばれ)
Dr.マンハッタンがロールシャッハを殺したオジマンディアスの南極基地
オジマンディアスはあれからずっと南極にいた様子
大乱闘で壊れたテレビもそのままです
壊れて散乱したものもそのままです
アメリカに戻らず世界が再び戦争の危機に陥らないように見張っていました
Dr.マンハッタンが地球を去って世界共通の敵はいなくなった
共通の敵がいなくなると世界の均衡は崩れていく
均衡が崩れて国同士の権力争いが勃発する
放っておけば米ソの冷戦状態のような状況が再びやってくる
そうならないように世界共通の敵がいることを知らしめなくてはならない
世界共通の敵は宇宙にいる
エイリアンが地球を狙っているというストーリー
定期的に物質転送装置を使ってイカの雨を降らせて恐怖をあおる
延々と使命のようにそれを続けていたオジマンディアス
何百万という無実の人を犠牲にしたオジマンディアス
彼は今も皆の知らないところで人類を守っていた
ご主人様はオジマンディアス
まさか木星の衛星エウロパとは夢にも思いませんでした。
地球のどっかと思っていたらはるか彼方とは
オジマンディアスも自分で行きたいって申し出たんやね
自業自得やん
行ってみたら退屈な毎日
ご主人様を讃える歌を来る日も来る日も聞かされる地獄
Dr.マンハッタンは神の領域
生命を生み出したDr.マンハッタン
執事とメイドはDr.マンハッタンが作り出したクローン
モデルは幼少時代にいた屋敷のご主人夫婦
何をしてるのかと思っていたら
宇宙空間に対してのSOS
執事とメイドの死体で築き上げたメッセージ
地球までは見えんよ
そう思っていたら目途があったんですね
トリューが送った衛星がエウロパを通過することを覚えていたオジマンディアス
トリューにメッセージが届いて地球に帰還することができました
Dr.マンハッタンはなぜ消えることを選択したのか?
時空を超えて全てを知ることができるDr.マンハッタン
自分自身が消えてしまうことを回避することもできたはず
記憶を消してアンジェラとの人間らしい生活
それがきかっけなのか人間の感情をわずかに取り戻したDr.マンハッタン
再びアンジェラと生活を共にすることも選べたはず
それなのにトリューの策略に自ら飛び込んだDr.マンハッタン
次元を超えて神と等しい存在となった彼
人間には想像もつかない考えを持っていた結果なのかもしれない
それはトリューに自らの力を継承させるためではなかった
継承させるべきは最愛の人アンジェラ
トリューが策略するような手の込んだ装置なんか必要なかった
Dr.マンハッタンが継承させたいと自ら思えば容易いこと
有機物に自らの能力を封じ込めそれを継承者が摂取するだけ
そんな話をワッフルを作ろうとしながらアンジェラに話していた彼
あのタイミングでワッフルを作ろうとするのも不自然な行動
そもそもDr.マンハッタンに空腹という生理現象はないはず
アンジェラに自らの能力を継承させるために必要だったこと
アンジェラが卵を叩き落すことも彼には分っていた
床に落ちつぶれた卵の中に残るひとつだけ割れなかった卵
それを見たアンジェラは最愛の人の意図を理解した
最愛の人に自らの能力を継承させることが目的だった
自分が消え去った後に神に等しい能力を適正に使える人物
自らの利益のためではなくこの世のために仕える人物
それが最愛の人アンジェラ
だがDr.マンハッタンが消え去ったため真相は闇の中
全ては状況を分析して導き出した推理に過ぎない
アンジェラは水の上を歩くことはできるのか?
それはアンジェラ自身にしかわからない
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