ゾンビ映画というジャンルを確立した立役者、アメリカの映画監督のジョージ・A・ロメロ氏が亡くなりました。
77歳でした。
まだ、若かったのに。
肺がんを患っていたそうです。
残念です。
もっとゾンビ映画を作って欲しかった。
この人が監督してヒットした映画「ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)」を子供の頃に観た記憶は、今でも強く残っています。
当時、サンテレビでやってました。
当時は今みたいに規制も強くなかったので「悪魔のいけにえ」とか「13日の金曜日」とか、ホラー映画が普通にテレビで放送されてました。
いい時代です。
今のテレビは、なんでも規制規制で全然面白くなくなってしまった。
21時以降の遅い時間でしたが普通に子供も見れる時間です。
両親は寝ていたので一人で観ていました。
ボーっと何気なくテレビを観ていると、映画の冒頭の星が爆発するシーンが映っています。
これは、面白そうだなと観る事にしました。
あるアパートに警察が突入。
突然、死者が起き上がり警官を襲い始める。
衝撃的でした。
死んだ人が生き返って人を襲ってる。
吸血鬼とも違う。これは何?
当時は、ゾンビなんてメジャーではなかったので知りませんでした。
もう、引き込まれました。
布団をかぶってドキドキしながら最後まで観ました。
最後、燃料の少ないヘリコプターでピーターとフランが脱出した所で終わりました。
放心状態です。
いろいろ考えました。
どこへ逃げるん?
燃料ないやん。
安全な所はあるの?
しばらくは、ゾンビが襲ってきたらどうする?って頭の中で考える日々でした。
今でもゾンビ映画は大好きです。
この時の記憶がそうさせるんだと思います。
この「ゾンビ」、いろんなバージョンが存在します。
あまりにも多すぎて、もうどれがオリジナルなのか分かりません。
冒頭の星の爆発シーンは、日本公開版のみのシーンです。
日本版も劇場公開版とテレビ放送版で違います
ディレクターズ・カット版もあります。
でも、ロメロ本人が「不満足な出来だ」と評価しています。
残念ながらジョージ・A・ロメロの作品で、この作品以降は衝撃を受ける作品はありませんでした。
リメイクのドーン・オブ・ザ・デッドも当然観ました。
これは、面白かったです。
ゾンビが走ってます。
これはこれで怖いですが別の映画になっていました。
でも「ゾンビ」がなかったら、「ウォーキング・デッド」も「バイオハザード」もなかったでしょう。
ゾンビ映画というジャンルを確立したジョージ・A・ロメロの功績。
それは、とても偉大なものです。
ご冥福を祈ります。
コメント