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【アニメ】チェンソーマン 第4話「救出」レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ

chainsawman
チェンソーマン公式サイトから引用:©藤本タツキ/集英社・MAPPA

第4話「救出」レビュー

コウモリの悪魔を倒したデンジ。
バラバラになった悪魔の残骸の中から出て来たパワーとニャーコ。
パワーとニャーコの無事を確認したのも束の間。
いきなりの不意打ちに吹っ飛ばされるデンジ。
生身の人間ならバラバラになるような衝撃。
しかしデンジは半分悪魔半分人間。
そんな簡単にやられるはずがない。
現れたのはコウモリの悪魔の自称彼女のヒルの悪魔。
パワーにこの場から逃げるように促すが体力を使い果たしたのか体を動かすことすらできない状態。
夢をかなえるため。
胸をもむためにもパワーを置いて逃げるわけにはいかないデンジ。
コウモリの悪魔との死闘を終えたばかりで疲労困憊しているが戦わないわけにはいかない。
気合を入れてチェンソーの悪魔へ変身しようとするが思うように変身できない。
中途半端に頭から突き出たチェンソー。
先っぽしか出てこない情けない姿。
こんな中途半端な姿でも胸をもむためには戦わなければならない。
気合を入れなおしヒルの悪魔に突進するデンジ。
ヒルの悪魔を倒し早く胸をもむためだけに奮闘するデンジ。
見た目はほとんど人間でも明らかに人間と違う動き。
ヒルの悪魔の攻撃をかわす驚異的なスピードと怪力。
だがコウモリの悪魔との戦いで血を流し過ぎたのか万全の状態ではない。
デンジを突き動かしているのは「胸をもむ」という煩悩だけ。
しかし煩悩だけでは限界がある。
ヒルの悪魔に捕まったデンジ。
待ち受けているのはヒルの悪魔の大きく開けた口。
危機一髪。
正にデンジが食べられようとする場面に遭遇した公安対魔特異4課の面々。
デンジとヒルの悪魔を見つめる早川アキ。
遂に背中に背負った伝家の宝刀を抜いて悪魔を一閃するのかと期待が高まる。
高まった期待の果てに聞こえて来た「コン!」響いた言霊。
今回も刀を抜かなかった早川アキ。
その刀はアクセサリーなのか?
刀に見えるが刀でないのか?
突然現れた大きなキツネが早川アキの作った指の形のままヒルの悪魔の頭を食いちぎった。
間一髪助けられたデンジ。
これでなんとか「胸をもむ」夢が首の皮一枚つながった。

病室で目覚めたデンジ。
死闘でボロボロになっていた体が驚異的な治癒力なのかほとんど治っている。
千切れたはずの腕も元に戻っている。
デンジの前に座っている早川アキ。
大きなキツネの悪魔は早川アキが契約している悪魔。
力を借りる代わりに体の一部を提供する契約関係。
今回は腕の皮を提供。
包帯を巻かれた早川の腕が痛々しい。
どんなに鍛えた人間でも悪魔に勝つのは至難の業。
悪魔と戦うために悪魔の力を利用するデビルハンター。
デビルハンターはそれぞれ悪魔と契約し力を借りて悪魔を狩る。
だからデンジは異色の存在。
半分悪魔半分人間なんて異例の存在。
あれだけの惨状なのに死者がいなかった奇跡。
デンジに命を救われ感謝する人たち。
許可なく区域外に出たデンジとパワー。
通常なら即刻処分される案件。
処分すなわち死。
デンジを騙してコウモリの悪魔の生贄にしようとしたパワー。
デンジが告発すればパワーは処分される運命。
だがデンジがパワーを告発なんかするはずがない。
むしろパワーに落ち度はなかったとかばいだてするデンジ。
全ては夢をかなえ目的を果たすため。
「胸をもむ」その一点のみ。

公安での異色の存在。
半分悪魔半分人間のデンジ。
血の魔人のパワー。
混ぜるな危険。
しかし異色のものを混ぜることによって毒が薬になることもある。
マキマの命令で早川の部屋に転がり込むパワー。
気の毒な早川。
こんな状況では気の休まる暇もない。
見た目は年頃の女の子でも中身は悪魔。
トイレは流さない。
風呂は入らない。
共同生活するにはきつすぎる状況。
しかし憧れの尊敬する上司マキマの命令。
背くわけにはいかない。
マキマの命令でなければ即刻追い出しているところ。
デンジとの約束なんか守る気の無かったパワー。
ニャーコを助けるための出まかせ。
胸を揉ませる気なんてなかった。
胸を揉んで何になる。
人間の望みをかなえる気なんかあるわけがない。
人間との約束を守る気なんかあるわけがない。
こいつはアホなのか?
悪魔が約束を守るとでも思っていたのか。
だが気が変わった。
命を懸けてパワーとニャーコを助けたデンジ。
さすがのパワーも心を動かされた。
しかし、好き勝手に胸を揉まれるのは鬱陶しすぎる。
そこまで人間に譲歩する義理もない。
3揉みなら揉ませてやってもいいんじゃないか。
3揉み程度ならそんなに長い時間もかからんであろう。
パワーから許可を得たデンジ。
デンジの顔が緩み雄たけびが響く。
狂喜乱舞するデンジ。
傷を負いながら戦ったご褒美。
腕が千切れようが知ったこっちゃない。
夢がかなうならそんな事は些細な事。
胸を揉めるなら何回でも戦ってやる。
この瞬間に夢の一部が成就した。
幸せの絶頂。
デビルハンターになって良かったと思える瞬間。

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