注意：ネタバレ
チェンソーマン公式サイトから引用：©藤本タツキ／集英社・MAPPA
第５話「銃の悪魔」レビュー
遂に夢がデンジの夢が叶う瞬間。
夢の3揉み。
チャンスは3回。
胸を突き出し待ち構えるパワー。
デンジの手が目的地に到達する。
デンジの思考が停止する。
夢が叶った歓喜のための停止ではなかった。
微妙な感覚。
想像していた感触とあまりにも違いすぎる。
ポロリと落ちた乳パッド。
あろうことか胸を大きく見せるための偽装グッズ。
パワーも人間でいう乙女心を持っていたのか？
胸が小さいことに劣等感を抱いていたのか？
悪びれもせずパッドを入れていたことをこのタイミングでカミングアウトするパワー。
もっと早く言ってほしかった。
もっと早く知っていればパワーに騙されてノコノコついて行く事も無かったはず。
悪魔のくせに人間臭いパワーの思考。
人間と同化することによって悪魔も人間の感情や考えに感化されることがあるのか？
そうでなければ説明がつかない。
風呂にも入らずトイレも流さないデリカシーのない悪魔。
自分が臭かろうが汚かろうが他人にどう思われようが関係ないと思っていた。
それが胸を大きく見せるための乳パッド。
誰のために？
己の自己満足のためなのか？
ショックを受けるデンジ。
デンジの夢が崩れ落ちていく。
これはマキマからのご褒美なのか？
それともデンジを利用しやる気にさせるための効果的な方法だからそうしたのか？
多くのデビルハンターが行方を追う銃の悪魔。
世界中を震撼させた大物悪魔。
一瞬で世界中の多くの人々が犠牲になった。
その中には早川アキの家族も含まれていた。
早川アキが悪魔に復讐を誓うきっかけ。
目の前で家と一緒に吹き飛んでいった弟の姿。
忘れる事の出来ない光景。
並みのデビルハンターでは太刀打ちできない存在。
多くの腕利きデビルハンターが返り討ちに会い犠牲なった。
居所も定かではない。
鍵は銃の悪魔が残していった肉片。
銃の悪魔の肉片を食べた悪魔は異常に強くなる。
銃の悪魔の肉片は本体と引きあっている。
肉片を数多く集めることで引き合う力が増大する。
しかし、居所を突き止めた所で銃の悪魔と戦って勝利を治めることができるかは疑問。
マキマは考えたのか？
半分人間、半分悪魔の異質な存在のデンジ。
悪魔と融合することによって、強力な力を手に入れたデンジを一か八か銃の悪魔にぶつけることを。
そのための誘惑。
思わせぶりな行動。
デンジの夢のその先。
そこまで考えてなかったデンジ。
マキマの手がデンジの手を胸に導いていく。
歓喜の思考停止。
想像していた以上の本物の感触。
乳パッドなんかとは段違い。
思考が停止し頭が真っ白になるデンジ。
銃の悪魔を倒すことを条件にマキマからのご褒美の提示。
「デンジ君の望みをなんでも聞いてあげる」
デンジの頭のなかでマキマとの様々な光景が膨らんでいく。
もう、銃の悪魔を倒すしかない。
夢が叶う事は虚しいと思っていた。
パワーの胸を揉んだ時は焦燥感しかなかった。
でも、夢の先はあった。
マキマの胸を揉んだ先のさらなる高見。
頭の中は更なる夢で一杯。
銃の悪魔を倒して更なる夢を叶えるためにデンジのテンションはマックス。
その後ろ姿を見るマキマの冷静な氷のような眼。
銃の悪魔の肉片を持つ悪魔が立てこもっているホテルを探索する公安第4課。
姫野が信用できるのは早川のみ。
数多くのバディを亡くしてきた姫野だからこそ感じ取ることができる感覚。
他の者が悪魔との戦いを重ねて生き残る事は困難だろう。
悲しい現実。
仲間が死ぬことが分かっていて行動を共にしなければならない現実。
幽霊の悪魔と契約している姫野。
見えない右腕が悪魔を握りつぶす。
ふざけたパワーにお仕置きをする姫野。
見えない腕を振りほどこうとするが触ることができないため振りほどくことも不可能。
一度掴まれたら姫野が離すか死ぬまで解放されることはない。
改めて姫野の能力を思い知ったパワー。
しかし、本当に思い知ったかは疑問。
隙あらば後ろから姫野の背中を血のナイフで切り裂くかもしれない。
見た目は女の子でも中身は悪魔。
一瞬たりとも油断できない状況。
本命の悪魔を追って階段を登っていく一行。
荒井ヒロカズが異常に気づいた。
確かに階段を上ったのに元の階に戻ってきている。
壁に広がった血飛沫の後。
確かに下の階で見た光景。
確かめるために階段を下りていく荒井ヒロカズ。
確かに階段を下りて行ったはずの荒井が上の階から降りてくる。
完全に悪魔の術中にはまってしまった一行。
このままでは永遠に堂々巡りを繰り返す人生。
皆を閉じ込め餓死させる作戦か？
このままでは埒が明かない。
悪魔を見付けて術を破らなければならない。
しかし、この堂々巡りから抜け出さなければ悪魔を見付けることもできない。
窮地に陥った一行。
いったい、どうやってこの窮地から脱出するのか？
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