注意：ネタバレ
第６話「罠」レビュー・感想（ネタバレ）
ルーシーとマキシマスが落ちた先はヴォルト４。最初に建設されたヴォルトのひとつ。ヴォルトはアメリカ全土にいったいいくつ存在するのか？親切なヴォルト４の住人たち。マキシマスの銃創も治療してくれ感染の疑いが晴れるまでヴォルト内で生活を許可してくれる親切さ。パワーアーマーまで回収してくれ大切に保管。ルーシーが不審に思ったのは地上の人を住人として受け入れているところ。ヴォルト33ではありえない対応。地上の人間は危険と教えられていたため扉は固く閉ざしていた。その証拠にレイダーたちに侵入され多くの者が傷ついて父は拉致された。そんな地上の人間たちを受け入れるなんて信じられない思い。そのためなのか監督官は一つ目のミュータント。シャワーキャップを外したら額に鼻がくっついている。すれちがった女性の両眼は白く光っている。そこかしこにミュータントが紛れ込んでいる。ヴォルト３３では絶対に見られない光景。しかし、ヴォルト４では日常の光景。みんなが笑顔で挨拶してくる。カルトのような白々しさ。何かを妄信することで強固な信頼が築かれる。カルトで言えば教祖様。そんな空気が漂っている。
どんな経緯でクーパーはグールになったのか？ハリウッドスター時代にヴォルトの宣伝をしていたクーパー。核戦争に備えてどんな状況でも人類が生き残るための手段。これがあれば核戦争が起こっても大丈夫。しかし、世界が平和を継続することが続けば無用の長物となりヴォルトの居住権を購入する人なんか出てこない。そうなってしまえばヴォルトテック社の売り上げは右肩下がりで減っていく。大企業のヴォルトテック社。政府を陰から動かすことなんて朝飯前。大金持ちの牧場主が保安官を買収して意のままに動かすように。まさか裏工作をしたのだろうか？世界が核戦争に向かうための裏工作。世界が崩壊してしまえば金儲けをしても意味がないはず。そんな事も想像できないほどヴォルトテック社の上層部は狂ってしまっていたのか？ヴォルトテック社に勤めるクーパーの妻。彼女は家族がヴォルトに入居する事を願って会社に居続けている。大事なペットの犬はヴォルトに住むことはできない。ヴォルトにもランクがあるみたい。最高ランクに入居することが妻の願い。裏を返せば低ランクのヴォルトに入居すると不都合があるのかもしれない。ヴォルトテック社に不信感を抱く友人に教えてもらった集会。約束の墓地にやってきたクーパー。迎え入れる友人の向こうからやって来た女性。どことなくモルディバーと似た女性。モルディバーだとしたらグールになったクーパーと同じぐらい生き永らえたということになる。しかし、モルディバーは見た目はグールではなかった。それはモルディバー本人なのか？モルディバーの祖母なのか？
行くなと言われたら行きたくなるのが本音。ヴォルト４の12階には何かがあるはず。ヴォルト４の怪しい集会に参加したルーシー。最初はどんな素晴らしい体験ができるのかとワクワクして参加した。怪しい方向に向かって行く集会。上半身裸になる参加者たち。ヴォルト４が崇めている対象。それはルーシーの父をさらっていったモルディバー。愕然とするルーシー。ヴォルト４とモルディバーとのつながり。なにがなんでも12階を調べなければならない。頼みの綱のマキシマスはヴォルトの不自由ない生活に骨抜きにされている。頼りにならないマキシマス。生まれて初めて浴びた熱いシャワー。生まれて初めて着てみたバスローブ。生まれて初めて履いたスリッパ。生まれて初めて食べたキャビア。どれもがマキシマスの脳を強く刺激する。心地よさに酔いしれるマキシマス。
ひとりで12階にやって来たルーシー。セキュリティ甘過ぎませんか？厳重に封鎖されているのかと思えば誰でも入れる不用心さ。ルーシーのように忠告に従わなかった人は今までいなかったのか？見られたらまずい物があるのなら鍵ぐらいはかけましょうよ。実験室のような部屋。水槽には湖で博士の頭を奪った水棲怪物が浮いている。あの怪物はここで産まれたのか？人間と怪物のハイブリッド？ビデオに映っていた女性が出産した水棲怪物の赤ちゃん。生まれた瞬間から母親である女性を食う獰猛さ。確かに湖の水棲怪物は人間的な部分があってグロかった。人間のような手。口の中にある無数の人間の指のような触手。カプセルの中に冷凍睡眠で保存されている妊婦たち。何のために保存されていいるのかも不明。見つかってしまったルーシー。緊急警報を鳴らされ次々とルーシーを取り押さえようと人がやってくる。出入り口はひとつ。ひとりで多人数を相手に逃げるのは不可能な状況。つかまってしまったルーシー。どんな仕打ちが待っているのか？
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