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【海外ドラマ】アメリカン・ホラー・ストーリー(シーズン2):アサイラム第13話(最終話)「狂気の終焉」レビュー

注意:ネタバレ


20世紀スタジオ公式サイトから引用
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第13話「狂気の終焉」(最終話)感想・あらすじ(ネタバレ)

ブライアー・クリフからジュードを助け出したキット。
助け出した当初は大変な日々。
薬漬けにされていたジュードは混乱し朦朧とした状態。
薬が抜けるのを待つ必要があった。
自分が誰でどこにいるのかも判断できない状態。
薬が抜けるにしたがって会話ができるまでに回復して来た。
母を亡くした子供たちにとってはおばあちゃん。
キットひとりで子供二人の面倒をみるのは大変。
ジュードが来てくれて助かってる部分が大いにあった。
しかし、時々ブライアー・クリフのシスター・ジュードに戻ってしまうこともあった。
ほうきを持って子供を追い回すジュード。
まるでブライアー・クリフの問題ある患者を追ってると錯覚している。
病んでしまった精神が完全に元に戻るには長い道のりが必要なのだろう。
錯乱するジュードから子供を引き離そうとするキット。
親としては当然のこと。
正常な判断のできないジュードのそばに子供を置いておくのは危険だから。
そんなキットの心配をよそにジュードを恐れない勇敢な子供たち。
二人の子供は錯乱するジュードの手を取りゆっくりと森へ消えて行った。
森でなにがあったのかはわからない。
戻って来たジュードは穏やかになっていた。
しかし、長年のブライアー・クリフでの生活はジュードの体を蝕んでいた。
黒ずくめの見慣れた顔。
以前は断ったが今回は断る理由がない。
黒い天使を受け入れるジュード。
最後はキットに見守られ静かに息を引き取った。

ラナの元を訪れたジョン。
長い間離れていても親子。
直感的にラナはジョンが自分の息子である事を感じ取っていた。
いつか迎えに来てくれるとラナを待ち続けたジョン。
しかし、母親が現れることはなかった。
ラナがジョンを引き取り愛情を注いで育てたらまっとうな人生を歩んだかもしれない。
ブラッディ・フェイスの血を封じ込めることができたかもしれない。
しかし、それは想像の中での考え。
どんな育て方をしても怪物が誕生したかもしれない。
望まれなかった子供でも自らが腹を痛めて産んだ子供。
愛情がないわけがない。
しかし、目の前にいる息子は連続殺人を犯してしまった。
産んでしまった自分の責任。
愛情を注いで育てなかった自分の責任。
腹を痛めて産んだ我が子を捨てた責任。
数々の責任がラナにのしかかる。
オリバー・スレッドソンの息子ジョン・スレッドソン。
彼がモンスターになる前に何とかするべきだった。
ラナの銃を手に持つジョン。
生まれて初めて母の愛情の一端に触れたジョン。
こんなに心地いいものだとは想像できなかった。
ジョンの手にある銃をそっと奪ったラナ。
自らの手でかたをつける時。
ジョンの頭に銃口向け間髪入れず引き金を引くラナ。
これで長年の責任を果たした。
連続殺人鬼の血を受け継いだ我が息子。
これ以上犠牲者を出すわけにはいかない。

膵臓癌におかされたキット。
晩年は癌におかされ車椅子生活。
ひとりでどこかへ行くこともできなくなっていた。
しかし、キットは消えてしまった。
癌で死んで旅立ったわけではない。
車椅子に乗った末期癌の患者がどこへいけるのか?
それに車椅子は残されている。
キットだけがいなくなった。
宇宙人が連れ去ったのか?
キットの言っていたことは本当だったのか?
光に包まれて消えてしまったキット。
宇宙人に生かされどこかで生きているのかもしれない。
または、切り刻まれ実験対象になっているのかもしれない。
それは誰にもわからない。
なぜ、キットなのかもわからない。
忽然と消えたキット。
生死がわからないから葬式をあげることもできない。
恐らく戻ってくることもないだろう。
謎は謎のまま最終回。
真相は闇の中。

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