スポンサーリンク

【海外ドラマ】アメリカンホラー・ストーリー《黙示録》シーズン8第6話「呪われた館へ再び」レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ


20世紀スタジオ公式サイトから引用/©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

第6話「呪われた館へ再び」感想・レビュー(ネタバレ

ここにきてシーズン1「呪われた館」の後日譚。あの時、ヴィヴィアンが生んだ赤ん坊がマイケルの正体とは驚き。テイトとヴィヴィアンの子供と思われていたが、実際は呪いの館の闇がテイトに乗り移って作らせた子供。正確には悪魔の申し子。だから、耳の横に666の悪魔の数字が刻まれている。あの生まれつきの凄まじい魔力は悪魔の力。純粋な魔力ではなく闇の力。そういえば思い出した。誰が面倒を見るのかと思っていたら最終話でコンスタンスが家に連れ帰っていた。世間に隠れて育てていたが闇の力の一面が露呈。ベビーシッターの喉を切り裂いて殺し、笑みを浮かべて血まれで椅子に座る少年。すでにあの頃にはコンスタンスもマイケルの将来を心配していたんですね。名前がコンスタンス・ラングドンとマイケル・ラングドン。ラングドンつながり。あの自分が一番大事なコンスタンスがマイケルの将来に悲観して自殺していたのは意外。そのうちマイケルに命を奪われるかもしれないと確信していたのかも。呪いの館の外で死ねば魂は地獄に送られるかもしれない。呪いの館で死ねば幽霊となり、自分の子供たちと永遠に過ごすことができる。そう考えたら自分が死んでからのことを十分に考えての自殺。ある意味コンスタンスらしいといえるかもしれない。

呪いの館でのマディソンの活躍が目を見張る。迷える幽霊たちに救いの手を差し伸べる女神張りの活躍。来る日も来る日もコンスタンスに悪態をつかれる日々のモイラ。逃げ出すにも呪いの館に囚われて逃げ出すこともできない。コンスタンスもモイラにイライラしてたんですね。出て行ってほしかったけれど呪いの館の法則には従うしかない。マイケルの情報を話す交換条件がモイラを自分の目の前から消し去ること。モイラにとっても絶好の条件。お互いがウィンウィンの条件。マディソン達にとっては簡単なこと。庭に埋まられているモイラの遺骨を呪いの館の外へ埋葬するだけのこと。こんな簡単な条件で最重要事項のマイケルの情報が手に入るならお安い御用です。母の墓に埋葬されたモイラの遺骨。母の人工呼吸器を止めたことをずっと悔いていたモイラ。やっと母に謝罪することができました。しかし、母はモイラのことを恨んではいなかった。むしろ、人工呼吸器につながれて無理やり生かされている生き地獄から解放されたことに感謝していた。号泣するモイラ。母子仲良く肩を寄せて天国への橋を渡っていく二人。やっと呪いの館から解放されたモイラにジワっと来ました。

自殺してからヴィヴィアンと会えていないベン。彼もマイケルとの関りを持っていた。自分と血がつながっていないとはいえ妻から生まれた子供。自分の息子のように錯覚してもおかしくない。マイケルからの解放を願って自殺したコンスタン。幽霊になってもマイケルの前に現れることはない。途方に暮れるマイケルに手を差し伸べたベン。精神科医の彼は得意のカウンセリングでマイケルを教育しようとかかわりを持っていく。遊びを通して父子のように絆を深めていく二人。しかしそれは表面的なもので本当の絆ではなかった。物好きな女性カップルが呪いの館を購入した。引っ越しの当日に悲鳴が響き渡る。侵入者がやってきたといきなり二人を殺したマイケル。ベンはマイケルが普通の青年になっていたと錯覚していたが根本的な殺人衝動は治っていなかった。殺人を叱責するベン。呪いの館の法則で幽霊となった女性カップル。困惑する女性カップルに対してマイケルの怒りが爆発する。魂をも燃やし尽くす地獄の炎。女性カップルの魂を燃やし尽くし完全に消し去った。魔女やま魔術師でも魂を消し去るなんて芸当はそう簡単にはできない。それをいとも簡単にやってしまうのは悪魔の力が宿っているから。自分の手に負えないと悟ったベンはマイケルと距離を置くようになる。マイケルの実質的な母親であるヴィヴィアンも責任を感じていた。ヴィヴィアンは実質的な息子のマイケルが世界を破滅させる存在になるのではと懸念していた。ある夜、ヴィヴィアンはマイケルの命を奪おうため寝室を訪れる。眠っているマイケルにナイフを振り下ろそうとした瞬間、燃え上がるヴィヴィアン。魂の消滅の危機を救ったのはテイトだった。

マディソンとビーホールドにマイケルのことを話すベン。彼の前に久しぶりに表れたヴィヴィアンがベンと和解する。いがみ合っていてもしょうがないですもんね。この先、永遠に呪いの館に囚われ続けるわけですから夫と和解して生前のように仲睦まじく過ごす方が楽しいですもんね。一方、娘のヴァイオレットも毎日毎日悲しみの日々。自分の母親と関係を持ったテイトを憎んでいますが心の底から憎み切れない毎日。自分に接していたテイトからは考えられない行い。そこへ救いの女神のマディソンが真相をヴァイオレットに見せます。ヴィヴィアンと関係を持ったのはテイト自身の意志ではなかった。呪いの館の闇の力が宿ってやらせたこと。テイト自身はマイケルが生まれてからは闇の力から解放され本来のテイトに戻っている。真実を知って悲しみから解放されたヴァイオレット。姿を見せたテイトと抱き合うヴァイオレット。人は死を迎えることによって何かを学び何かを悟るのか?以前のわがままで傲慢な自分とさよならしたマディソン。魔女としての威厳をもって迷える幽霊たちを救ったマディソン。シーズン3「魔女団」時から見違えるように成長しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました