注意:ネタバレ
NETFLIX公式サイトから引用/©1997-2021Netflix.i
第10話:「共闘」レビュー
結局、権力を持っている人たちは守られてるんやね。こんな世の中になっても安全なところで守られて娯楽を楽しんでる。大統領やったら世界を元に戻すために尽力しないといけないのに、なんの罪もない人たちを捕まえて来て殺し合いをさせてる番組を楽しんでるってどういう神経してるん。このおばちゃん、大統領って呼ばれてるけど、本物の大統領?もしかして、この番組も大統領の差し金?物資を保証する代わりに娯楽を提供させてるのかも。もし、そうなら悪趣味すぎる。もっと健全な娯楽がたくさんあるはず。そんな健全なものではなくて殺し合いをチョイスする時点で狂ってる。こんな番組を楽しんでる人に国の将来を託せるはずがない。そんな感覚の大統領が何をしようとしてるのか?
ヴァネッサからもらったコンパスが役に立った。ヴァネッサから受け取った時のアクセルの微妙な顔。あの時は、このコンパスが役に立つなんて思ってなかったに違いない。ヴァネッサに反応するんではなくてヴァン・ヘルシングに反応するコンパス。だから、車の影に隠れてるジャックにも反応した。しかし、アクセルも怪しすぎる。大音量で音楽を流す四駆。ひげを生やして銃で武装した危なそうな男。ジャックが警戒するのも分かるような気がする。言ってる事を頭から信用する気にはなれない。油断したら後ろからズドンと撃たれるかもしれない。それなのに少し話しただけで信じてしまう不思議。アクセルがヴァネッサの名前を出した事で安心したのかもしれない。
人間に戻ったアイヴォリー。長きにわたって犯した罪の重さに押しつぶされそうになってる。一番の理解者はジュリアス。人間に戻った時に同じ思いをしている。バイオレットはもっとこの能力を使いまくったらいいのに。ヴァンパイアを殺すだけでは人間側にも犠牲者が出ることになる。ヴァンパイアを人間に戻せば、戻った人間は犯した罪の償いのため人間のためにこの身をささげようとするはず。そんな人たちが増えればヴァンパイアたちも、そう簡単に手出しが出来なくなってくる。スキャブも人間に戻して欲しかった。でも、ジュリアスにしたら到底スキャブを許す事はできなかったはず。愛した女性を目の前で殺された恨み。人間に戻ったところで全てを水に流す事は不可能。スキャブと決着をつけたジュリアス。思わず叫んだ気持ちが少しわかる気がする。
コメント