注意：ネタバレ
悪魔くん公式サイトから引用／©水木プロ・東映アニメーション
キャスト
・悪魔くん／埋れ木一郎：梶裕貴
・初代悪魔くん／埋れ木真吾：三田ゆう子
・メフィスト２世：古川登志夫
・メフィスト３世：古川登志夫
・風間みお：花守ゆみり
・ストロファイア：下野紘
第８話「真意」あらすじ（ネタバレ）
千年王国研究所にやって来たみおの友人のまひろ。彼の依頼は悪魔になる方法。悪魔になって悪い奴を懲らしめるのが目的。無表情でまひろの依頼を聞いていた一郎。無言で千年王国研究所からつまみ出されるまひろ。悪魔になることをあきらめきれないまひろは依頼を受けた一郎とメフィスト３世の後をつけていく。
千年王国研究所に依頼に来た大学生。彼の依頼は友人の調査。友人の家のドアの隙間から襲いかかって来た黒い影。部屋の中の友人が無事かもわからない。確認したいが黒い影が襲いかかってくるので近づくこともできない。ひとりではどうしようもなく千年王国研究所の噂を聞きつけて調査の依頼にやって来た。鍵のかかっていない部屋に入った一郎とメフィスト3世。そこにはスマホの画面を見つめる友人が座っていた。彼の周囲に漂う黒いもや。男の目が光り黒いもやと共に襲いかかってきた。応戦する一郎とメフィスト３世。しかし悪魔の力は強くふたりは一旦退却を決めた。
悪魔になることを諦めることができないまひろ。みおの助言で悪魔であるメフィスト２世の家を訪れた。人間として平穏に暮らしているメフィスト２世。まひろに悪魔になることは諦めるように助言するがまひろは聞き入れない。散歩に出るメフィスト２世について来るみおとまひろ。そこでメフィスト２世が出くわしたのは悪魔と戦う息子メフィスト３世だった。苦戦し窮地に陥っている息子メフィスト３世。息子を助けるために戦うことを決めるメフィスト２世。初代悪魔くんである真吾がメフィスト２世の魔力を解放する。圧倒的な力で悪魔を撃退したメフィスト２世。それを見たまひろは悪い奴をやっつけるためと増々悪魔になることを懇願する。不審に思ったメフィスト２世がまひろの体を調べる。そこにはまひろが執拗に悪い奴をやっつけたいという理由が刻まれていた。
まひろは母の内縁の夫から虐待を受けていた。誰にも助けを求めることができない状況。自分自身でなんとかするしかない状況。圧倒的な悪魔の力を手に入れて自分と母を守ろうとしていたまひろ。息子を虐待されていたのに内縁の夫と別れようとしなかった母。母は息子に対してどんな思いでいたのか？児童相談所に保護されたまひろ。彼は今でも悪魔になりたいと思っているのか？
第８話「真意」レビュー・感想（ネタバレ）
パパさすが百戦錬磨の悪魔。本気出したら強すぎますやん。普段の姿からは想像できない雄姿。メフィスト２世もパパのこと見直したやろうね。しかし対照的。内縁の夫が息子を虐待してるのに何もできなかった母親。危険をかえりみず息子を守るために悪魔と戦うメフィスト２世。どっちがより人間らしいのか？人間が善で悪魔が悪であるという概念が壊される事実。結局は種族なんか関係ない。個々の想いが人格を形成するという事なのか。まひろは孤独で怖かったやろうね。自分と母親を守りたいと思っても力がないから何もできない。悪魔の絶対的な能力に憧れるのも無理ない。母親が一番悪いわ。警察に通報するとか児童相談所に相談するとかできることはあったはず。それ以上に内縁の夫に対する愛情が上回っていたのか？どっちにしてもメフィスト２世が気づいてくれてよかった。誰も気づかなかったら取り返しのつかないことになってたかもしれない。悲しいことに世の中にはこんな例がいっぱいあるんやろうね。何が人間、何が悪魔。よっぽどメフィスト２世の方が優しさにあふれて人間らしいよ。
コメント