注意:ネタバレです
あらすじ
ジークフリートの心臓を受け継ぎ命をつないだホムンクルス。
約定によりホムンクルスを守る誓いを立てるルーラー。
ホムンクルスが助かり、喜ぶ黒のライダー。
そこへ黒のランサー、神名ヴラド三世率いる黒の陣営のマスターとサーバント達が現れる
黒のセイバーが消えた事に驚く面々。
黒の陣営はホムンクルスを連れ戻そうとするがルーラーがそれを制止。
自ら戦う事を望まない者には、手出し無用であると警告する。
ホムンクルスをあきらめた黒の陣営は彼を逃がした黒のライダーを拘束し城へ帰る
ルーラーは、ホムンクルスに名前が必要である事を説明。
彼はジーク・フリートの一部を受け継ぎたいと、ジークと名乗る事を選択する。
空腹で腹が鳴り食事をする二人。
肉体を持たぬサーヴァントが何故食事をするのかと疑問を持つジーク。
この体は霊体ではなく、フランスの少女の体に憑依しているのだとジークの疑問に答えるルーラー。
今回の大戦でルーラーは召喚に失敗したため代わりの方法として同意した少女に憑依したのだと。
今回の対戦は自分の事も含めて何かがおかしいとジークは疑いを持つ。
一人の老人が住む家に到着する二人。
この家で生活し人生を謳歌せよとルーラーは彼に伝える。
しかし、ルーラーは分かっていた、ジークが戦いから逃れられぬ事を。
生きたいと望む彼に平穏な人生を送って欲しいと願うが、それが叶わぬものであると
その頃、ユグドミレニアの城には切り裂きジャックが現れたと情報が入っていた。
フィオレとケイローンが調査に向かう。
対する獅子劫界離と赤のセイバーにも、その情報が流れていた。
感想
ホムンクルスはジークフリートの心臓をもらった事で、本当の命を得た。
息も絶え絶え歩くのもやっとの体が、呼吸も楽になり普通に歩けるようになった。
三年の命と言われてたけど、それよりも長く生きれるようになったよう。
何故、彼だけが自我を持つことが出来た?
何故、黒のライダーは彼を逃がそうとした?
何故、ジークフリートは彼に心臓を託した?
全ては運命。
今回の大戦が引き起こした事。
今回の大戦はおかしい。
ジャンヌ・ダルクも霊体としての召喚に失敗している。
フランスの少女に憑依する事で召喚された。
肉体を持つサーヴァント。
少女の肉体の周りを覆うように憑依している。
戦闘でも少女の肉体は傷つくことはない。
覆っている霊体で守られているため。
ジャンヌに見えるイメージ。
戦場で剣を持ち血にまみれて膝をつくジーク。
彼が戦いを避けられないのは分かっている。
でも、生きたいと望んでる彼に過酷な人生が待ってると告げる事が出来ない。
せっかくもらった命。
人生を謳歌して欲しい。
そう望むが叶わぬことであるのは明白。
だから、今は笑って欲しかった。
笑ってくれと頼んだ。
見た目は青年。
でも、中身は赤ん坊と変わらない。
感情表現も満足にできない。
笑った事も泣いた事も怒ったこ事もない。
次に会う時は満面の笑顔で迎えて欲しい。
だから、笑ってくれと頼んだ。
マスターとサーバントは主従関係ではない。
パートナー。
相棒。
お互いに信頼関係がないとうまくいかない。
ゴルドとジークフリートは最悪な例。
ゴルドはサーヴァントを下僕のように見下していた。
歴史上の偉大な英雄ジークフリートをサーヴァントというだけで敬意の欠片もなく見下した扱いをしていた。
そんな関係がうまくいくはずがない。
結局、ジークフリートはマスターの命令を聞かずホムンクルスに命を与えた。
切り裂きジャックが現れた。
マスターさえ殺す冷酷無比なサーヴァント。
でも、見た目は可愛い少女。
お母さんと呼んでるのがマスターか?
マスターの事をすごく慕ってる。
最高の関係を築いているよう。
このマスターは何者?
本当の母のはずはない。
シロウ・コトミネは何をしてる?
大戦は終わったと言ってる。
でも、終わってない。
双方のサーヴァントは、まだ健在。
何を画策してる。
裏で暗躍する謎の男。
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