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【海外ドラマ】アメリカン・ホラー・ストーリー: ホテル(シーズン5) 第12話(最終話)「幽霊たちの城」レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ


20世紀スタジオ公式サイトから引用
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第12話(最終話)「幽霊たちの城」感想・レビュー(ネタバレ)

ホテル・コルテスの経営者となったアイリスとリズ。ホテルを繁盛させるために奮闘するがうまくいかない。うまくいかない原因は幽霊たち。せっかく訪れた客を殺してしまう幽霊たち。そんなことをしていては泊まった客が戻って来ないと噂が広まり客が来なくなるのは目に見えている。幽霊たちには想像できないのか?幽霊たちと言っても殺しを楽しんでいるのはサラとドレイク。なぜか死んでから殺しに目覚めたドレイク。サラと意気投合して殺しを楽しむ日々。このまま悪い噂が広まって客が来なくなればホテルの経営が危なくなる。誰かの手に引き渡されて取り壊されでもしたら幽霊たちはどうなってしまうのか?幽霊たちを集めての経営会議。リズとアイリスが殺しをやめるよう幽霊に説教する。マーチも加わって大荒れの経営会議。ホテル・コルテスはどこへ向かうのか?

幽霊となったドレイクが仕事をする。世間には死んだことは内緒にして。ホテルにこもって仕事をするデザイナー。そんな印象を世間に持たせる作戦。表に出るのはリズ。ドレイクが弁護士に連絡をして根回しは済んでいる。社長になってドレイクの代わりに経営に関わるリズ。これでホテルの経営は安泰。

孤独を感じていたサラ。殺しを続ける理由も孤独を紛らすため。孤独じゃなくなればサラの問題は解決。ホテルを出ることはできないければ今や時代はネット社会。生きてる人間も人間同士でつながるよりもネットを介して繋がっている。その方法なら幽霊でもできてしまう。考えましたアイリス。サラにプレゼントしたのはスマホとWIFI。これでサラは孤独からおさらば。SNSのアプリはインストール済み。そんなことで孤独を紛らす事ができるのかと疑心暗鬼だったサラがネットの世界に沈んでいく。情報を発信するサラ。どんどん繋がりが増えていく。薬に依存していたサラ。ネットに依存するようになって薬を打つ事は無くなった。毎日が楽しく充実したサラ。薬とはさようなら。もう薬に頼ることはない。窓から薬と注射器を投げるサラ。ネットは幽霊も救ってしまいます。

いつの間にか死んでいたジョン。家族のために血液を用意するのはそう簡単ではなかった。結局ホテル・コルテスに逆戻り。ホテルにいる方が安全を確保できる。スカーレットがいい娘で良かったね。家族想いのスカーレットは全てを理解し自分だけ違う生活をする事を受け入れた。シリアルキラーと化したジョン。家族のために殺人を犯す日々。指名手配されていいるジョン。殺しのために外をウロウロしていたらそのうち通報されるのも時間の問題。血液を確保しホテルに戻ろうとしたその時、警官隊に包囲されたジョン。あと少しでホテルに辿り着く。しかし、警察はシリアルキラーには容赦ない。躊躇すれば取り逃がすか自分が犠牲者になってしまう。躊躇せず発砲する警官隊。ジョンがいくら銃を携帯していても数で圧倒されるのは明白。次々と被弾するジョン。倒れたジョンをホテルの中にわざわざ運んでくれるものなどいない。ホテルの前で力尽きたジョン。なのにホテルの中に現れている。それも命日の日しか姿を現す事はできないみたい。どんな原理なのか説明なし。ジョンの命日にはパーティーが開かれる。シリアルキラーが全員集合。そこに招待された霊能力者もさすがに引いている。本でしか見たことのない歴史的なシリアルキラーが一堂に会している。霊能者を演じるのはサラ・ポールソン。幽霊のサラと霊能者の一人二役。さすが俳優。別人のように演じている。ジョンが霊能者を招待したのは警告のため。うわさが広がり幽霊ホテルとして有名になりすぎた。それもこれも霊能者がテレビ番組でホテル・コルテスのことを取り上げたのが原因。あと少しで歴史的建造物となり取り壊しを免れるのに幽霊ホテルなんて噂がたてば歴史的建造物としての認定も危なくなってしまう。幽霊たちはホテルの外に出ることはできない。霊能者もそれは知っていた。ホテルの外に出てしまえばテレビで放送しても幽霊たちが仕返しに来ることはない。そんな時のためにこの人が控えていました。ヴァンパイアのリモーナ。彼女は幽霊じゃないから関係ない。どこでも自由に動けます。今や魔女のクイニーの血を飲んでパワーアップしたリモーナ。リモーナに脅された霊能者は逃げるようにホテルを出て行った。

前立腺癌が発覚したリズ。脊椎に転移し余命は少なくなっている。ドレイクの会社の金があれば世界一の医者を雇う事も出来るはず。リモーナの血を分けてもらえば癌なんか完治するはず。しかし、リズはどちらも受け入れなかった。あるがまま。生に執着しても苦しむだけ。生まれ変わりを選んだリズ。ホテル・コルテスと共に永遠に送る人生。死んで囚われの幽霊になることを選んだリズ。そこへ久しぶりに現れた伯爵夫人。リズの想いを感じ取って現れた。リズを生まれ変わらせるのは自分の役目。以前にリズを本来の自分に想像したのも伯爵夫人だから。首を一閃され血まれになった自分を見降ろす生まれ変わったリズ。そこへやって来たのは愛するトリスタン。リズは憎まれていると思っていたがそれは間違いだった。トリスタンはリズのことを愛していたからこそ余生を平穏に過ごしてもらうためにもリズの前に現れなかった。しかし、もうそんな事を気にする必要もない。生まれ変わって自分と同じ存在となったリズ。これからは二人のことを邪魔する者は誰もいない。

命日の日にホテル・コルテスに現れるジョン。大きくなったスカーレット。家族が1年に1回揃う日。変わらぬ両親とホールデン。スカーレットだけが成長する。そんな状況でも家族を愛しているスカーレット。本当にいい娘です。普通に考えたら家族が異形のものに変わってしまったら受け入れることは困難。それに正義感溢れる刑事だった父は今やシリアルキラー。スカーレットは素性を隠し生きてきたに違いない。父の命日に家族に会うためにホテル・コルテスにやってくるスカーレットが健気すぎる。こんな事にならなければ家族みんなで平和に暮らしていたに違いない。そんな姿を見たら応援したくなってしまう。頑張れスカーレット。負けるなスカーレット。

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