注意:ネタバレ
netflix公式サイトから引用/©1997-2018Netflix.inc
レビュー
第3話:徒労
さすがは、ウィルソン・フィスク。他の囚人とは待遇が違いすぎ。セーフハウスが高級ホテルのペントハウスとはふざけてるの?おまけにフィスクを刑務所に戻せとプラカードを持った人たちが押し寄せてる。ここにフィスクがいますよと大宣伝。FBIは、セーフハウスの意味知らんの?こんな大騒ぎになってたら狙って下さいと言ってるようなもん。ホテルにとってもマイナス。宿泊客が次々とキャンセル。他にホテルはいくらでもある。わざわざ戦場になるかもしれないホテルに泊まる物好きがいるはずない。カレン・ペイジとマット・マードックのニアミス。マットは気付いてるはず。超感覚でカレンの匂いや鼓動を感じてるはず。でも、今は会うべきではないと立ち去った。暗証番号のキーを判別できるとは凄すぎる。どんな仕組みになってるのかサッパリ分からん。ホテルに侵入する事はできた。でも、そんな簡単にはフィスクの元へは行かせてくれない。幻影の様なフィスクがマットにつきまとう。まるで幽霊にようにつきまとう。これはマットの頭の中の声なのか?それとも神がマットに幻影を見せているのか?どちらにしても、四六時中こんな幻影につきまとわれたら鬱陶しすぎる。これはフィスクを倒すまで続くのかもしれない。
エレベーターに乗ろうとしたらデックスに阻まれた。抜け目のない捜査官。他の捜査官とは一味違う。あの戦闘能力は、どこで修得した?ただの捜査官にしては、ずば抜けすぎ。もしかして軍の特殊部隊あがりなの?それなら説明がつく。部屋のカードキーを持っていなかったのはマットの失態。提示を求められるのは予測できたこと。何のチェックも無しにペントハウスまで行けるとでも思っていたのか?芝居が嘘くさい。デックスにはバレバレ。スクープを追う記者かジャーナリストと思われたのかもしれない。深追いされなくてマットはラッキーだった。部屋に行くのは諦めて地下駐車場でフィスクの弁護士を襲う。この弁護士、ルーク・ケイジでも見た。マライアの弁護士をしてた。悪人専門の弁護士?大物悪人に雇われてる所を見るとやり手である事は間違いない。
タイミング悪すぎ。FBIの捜査官に見つかってしまった。一人で何人もの捜査官を相手にするマット。超感覚が完全に戻ってる。捜査官も素人ではないから、それなりに強いはず。そんな捜査官達が歯が立たない。マットも何発か喰らってる。これがリアル。よくあるのが、ヒーローがヒョイヒョイ相手の攻撃を避けて一発も喰らわずに何人もの敵を無傷で倒す奴。そんな夢物語があるはずない。マットも超感覚はあるが、人間。そのリアルさに釘付けになる。見ごたえある格闘シーン。デアデビルの醍醐味。いや、ちょっと待てよマット。ボコボコにしてる相手は、FBI捜査官。悪の組織の人間ではない。汚職捜査官でもないはず。職務に忠実にホテル周辺を警備している捜査官。あかんやん。ボコボコにしたらあかんやん。どっちが悪者かと言えば、マット。不法侵入して、弁護士を脅迫してる。これはアウト。それに公務執行妨害。マット~、アウト~~~~~!!ガキ使みたいな声が聞こえてくる。なんとか逃げ切ったマット。捕まってたら終わってたよ。
涙の再会とはいかなかった。フォギーとマットの再会。マットの決意。カレンとフォギーを巻き込まないための気遣い。そのための忠告のための再会。フォギーの複雑な想い。再会できて嬉しい反面、フィスクの件から手を引けと言われて困惑が襲ってくる。嬉しいやら悲しいやら。カレンにも会わないというマットに戸惑うフォギー。フォギー置いてきぼり。そうは思いたくない。それが目的だとは思いたくない。金が目的でフォギーに再会したの?なんで、フォギーの財布を盗んだ?堕ちたマット。本当に金が目的なのか?もし、そうならクズな犯罪者に堕ちたも同然。。マットの真意が分からない。フィスクにもマットが生きていたことがバレてしまった。中途半端に弁護士を締め上げた功罪。派手に動き過ぎ。後先考えずに行動し過ぎ。これでフィスクは警戒するに違いない。今まで以上にやりにくくなる。神は、マットを本当に見放したのか?
第4話:盲点
混乱するフォギー。マットに警告されてビビりまくり。フィスクに命を狙われていると拡大解釈。部屋の鍵を増やしても意味はない。いくつ鍵を付けようがプロの手にかかれば関係なし。こうなったら、やけくそ作戦。あながち間違いではないはず。地方検事に立候補。フィスクを刑務所に戻す事を公約すれば当選確実。フィスクを怖がり誰もやらない案件。しかし、街の人達はフィスクが出て来て恐怖に震えている。誰か助けてと思ってるはず。そこへ現れた正義の味方。一か八か賭けてみようと思うはず。おまけに公の場に出れば、そう簡単に命は狙われないはず。警察官の集まりに現れたフォギー。ブロック地方検事に煙たがられる。警察官にも煙たがられる。自業自得。犯罪者たちの弁護もしてきたフォギー。苦労して捕まえた犯罪者を釈放されたら腹が立つのは当然。フォギーに反感を持つ警察官が多いのは当然。多くの警察官が思っていた。フィスクを刑務所に戻せ。でも、FBIのやり方に反抗することは出来ない。署名を申し出る警察官。フォギーに文句を言っていた警察官。フォギーの仕事ぶりを評価したに違いない。憎き犯罪者を釈放したのは腹が立つ。でも、それは弁護士としての仕事。法に則って忠実に仕事をしただけ。フィスクの件も、周りに左右されずにキッチリ仕事をしてくれるはず。そう思った警察官たちが次々に署名をする。ブロック地方検事、涙目。
マット、刑務所に到着。フォギーの財布を盗んだのは、これが目的だった。フォギーのふりをして刑務所内に侵入。アルバニア人のボスに会いフィスクの事を聞く事が目的。以前の依頼人に会いボスに会わせるように説得。それを言った途端に周りの空気が一変する。ビビりまくる依頼人。関わり合いになれば殺されてしまう。それほど危ないアルバニア人の組織。一発殴って周りにアピール。私は一切関係ございません。マット、医務室へご招待。危ない空気が充満してくる。危険な香り。ドアが開いてドキッとするが、看護師だったのでホッとした。親切そうな看護師。騙された。注射器を持って襲いかかって来た。間一髪。針の先がマットの手の平に刺さっている。薬を注入されたら一巻の終わり。何とか撃退する事に成功した。でも、どうやって出るの?ここは刑務所。自由に出入りできない場所。誰が敵で誰が味方かも不明。ドアの電子ロックが開けられる。なんかゲームの画面みたい。細い廊下にオレンジの服の囚人が待ち構えている。緊迫のゲームスタート。三人対一人。マット、強すぎる。凄い。ボロボロになりながら三人の屈強な囚人を倒した。見ごたえあるアクション。刑務所なので囚人は無尽蔵。マットは、すでにボロボロ。助けてくれる味方もいない。一人ぼっちのマット。脱出するのは絶望的。アルバニア人に助けられるとは意外。敵の敵は味方。フィスクを刑務所に戻す事を約束。刑務所脱出までの長回しが圧巻。凄い緊迫感。凄い緊張感。観てるこっちまでドキドキしてくる。これだけでも観る価値あり。
フィスクは、やっぱり生粋の悪。哀れな囚人を演じてた。全てはフィスクの筋書きで動いていた。みんな騙されている。刺されたのも演技。終身刑の男を金で雇って自分を刺すように命じた。終身刑のはずが、その男は自由の身。FBI内、刑務所内、警察、あらゆる所にフィスクの手が回っている証拠。刑務所に入って影響力が衰えたわけではなかった。全ては演技。愛するバネッサのための演技。刑務所でマットを襲わせた黒幕もフィスク。アルバニア人に襲撃されて殉職したFBI捜査官達。街は悲しみで包まれている。悲しみに暮れる捜査官の家族たち。ナディームの家族もそうなっていたかもしれない。この男がいなかったら。デックス捜査官。フィスクとナディーム捜査官を救った英雄。だが、どこにも彼を称える者はいない。一切、表に出る事はない。フィスクの指摘は間違っていない。なぜ、非凡な才能を埋もれさせる。悪魔の手がデックス捜査官に忍び寄る。デックスの心が揺れ動く。フィスクの言ってる事は、自分も思っていた事。この男は、自分と同じ考えを持っている。自分の事を分かってくれている。しかし、自分はFBI捜査官。フィスクは囚人。FBI捜査官の理性がフィスクの誘惑を跳ね除ける。しかし、それはいつまで続くのか?
アルバニア人の協力で、何とか刑務所を脱出したマット。もう、ボロボロでフラフラ。朦朧としながら待たせていたタクシーに乗り込む。運転手の声を確認する事も出来ず意識は薄れていく。一難去ってまた一難。用意周到なフィスク。そこまで手を回すとは抜け目ない。わざわざマットが目を覚ますのを待っていた。殺すだけなら気を失っている間にやっていた。それをしなかったのはフィスクからの宣戦布告。マットに恐怖を与えるため。運転手は見知らぬ男。猛スピードの車を残して飛び降りた。眼前に迫る橋。車はダイブし水中へ。ミッドランド・サークルの爆発でも死ななかったマット。この程度の事では大丈夫だと思うが。本当に、大丈夫?
コメント