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【海外ドラマ】アメリカンホラー・ストーリー《カルト》シーズン7第8話「救世主」レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ


20世紀スタジオ公式サイトから引用/©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

第8話「救世主」感想・レビュー(ネタバレ

ネットで招待された審判の館。そんな危なそうなところへノコノコと招待されるカイとウィンター。素性の知れない自称牧師に招待されたからといって素直に受け止めて行ったらいけません。一歩間違っていたら自分自身が死んでいたかもしれない恐怖の館。ある意味リアルお化け屋敷。しかし、牧師ひとりでこれだけのものを作り上げたのは感心する。制御室での集中管理。ボタン操作ひとつでトラップを作動。各部屋に設置した監視カメラの精細な映像で一部始終を鑑賞できるシステム。セットに人形だけなんて味気ない、本物の人間を使ってこそのリアリティ。拉致してきた人を逃げられないように拘束してセットの一部として配置。多少のやらせは許してください。筋書きに沿って配役は決めています。助け出して素性を聞いてみたら全然悪い人たちでなく拍子抜け。牧師の作った脚本に沿ってストーリーが作られていた。逃げられないとでも思っていたのか。警察に通報されないとでも思っていたのか。ここで見たものは言うなと言われても言いますよ。誰が見てもまともじゃないから。しかしカイの方が一枚上手だった。牧師を拉致して背中から大量のナイフが出る椅子に縛り付けた。牧師自ら作成した特別製の椅子。まさか自分が座る羽目になるとは思いもしなかったはず。まさかスイッチ押されるとも思っていなかったはず。ちょっと引いてるウィンターを尻目に「ポチっとな」とあっさりボタンを押してしまうカイ。背中にあった大量のナイフが牧師を貫く。自分の作ったトラップで最期を迎えた牧師。最後に何を思い浮かべ何を考えていたのだろう。

長年心の病に悩んでいたアリーが完治。カウンセリングを受けても治らなかった病。いつも何かに怯えていた。毎日恐怖が襲ってくる。妻でも息子でも心の安らぎを得ることはできなかった。そんな恐怖とおさらばできたきっかけ。それはカイ。自分から全てを奪っていったカイ。信じていた妻の裏切り。助けようとしていたメドーの裏切り。大事なものだけでなく恐怖までを奪っていったカイ。カイがメドーに銃撃された日。それを境にあらゆるものへの恐怖は消えていった。アリーにとっての最大の恐怖であったカイ。彼がアリーの全ての恐怖を消しさった。息子を取り戻すためなら手段は選ばない。どんなことでもするつもりと覚悟するアリー。そのためにはカイと話すこともいとわない。カイとの一対一の交渉。もしカイが申し出を断れば差し違えるつもりのアリー。ポケットにはナイフを忍ばせている。カイはアリーの願いを聞き入れた。アリーが息子を取り戻すための手助けをすることに同意した。その交換条件はカイの仲間となること。カルトの一員として活動すること。晴れてカイの仲間になったアリー。顔見世はカイが兄のヴィンセントを殺した直後。ヴィンセントを売ったアリー。サミュエルズを殺して罪をビバリーに擦り付けたウィンター。どっちがビッチか選手権。なぜ自分がサミュエルズを殺したとカイが思っているのか身に覚えのないビバリー。ヴィンセントを目の前で殺され次は自分の番と覚悟していたはず。殺されるかと思っていたら、まさかの独房での反省タイム。カイの基準がますますわからなくなってきます。

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