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【アニメ】どろろ【手塚治虫】第10話「多宝丸の巻」レビュー(ネタバレ)<百鬼丸の好物>

注意:ネタバレ

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どろろ公式サイトから引用
©手塚プロダクション/ツインエンジン

レビュー

両親は何かを隠している。毎日首の無い仏像を拝む縫いの方(中村千絵)。16年前の赤子の行方を追う醍醐景光(内田直哉)。気づかないはずは無い。両親は何も言わないが多宝丸は察する。自分にも関係する何か。家族の秘密。思い切って父に真相を聞くが叱責されて撃沈。あれほどの怒り爆発。疑いは確信に変わっていく。醍醐景光と鬼神との契約。赤子の体を差し出して領地の恵みを要求。領地に雨が降らない事態。百鬼丸(鈴木拡樹)が体を取り戻す度に鬼神との契約が弱まっていく。領地の恵みが無くなっていく恐怖。焦る醍醐景光。なりふり構っていられなくなり多宝丸(千葉翔也)に悟られる失態。

幼少期よりの多宝丸の世話役。心強い兵庫と陸奥の兄弟。家臣であり付き人であり友人。陸奥は男なのか?女なのか?男のような立ち居振る舞いをしているが女の線も捨てきれない。どろろが女の子とカミングアウトした経緯もある。もしかしたら第二のカミングアウトもあるかもしれない。二人を使って醍醐景光の家臣に自白を強要。自白剤のような薬があるのがビックリ。こんな時代からそんなものがあるとは知らなかった。薬を使っても喋らない醍醐景光への忠誠心。舌を噛み切って死のうとする侍の鏡。薬の影響で力が入らないのが功を奏して自ら命を絶つことは出来なかった。これは大丈夫なのか?家臣が正気を取り戻したら醍醐景光に報告するはず。そうなれば逆鱗に触れるかもしれない。そんな心配をするよりも知りたい欲求が勝ってしまったのか?

偶然目にした領地の村の一大事。蟹の化け物に漁を邪魔される漁師たち。何とかしないといけないのは分かっているが漁師たちに化け物と戦う術は無し。侍たちに直談判。侍たちも化け物と言われて半信半疑で対応に苦慮。化け物退治を買って出る多宝丸。自分の実力を誇示する絶好の機会。これを成功させれば、さすがの醍醐景光も自分を子ども扱いできないはず。まずは偵察。あわや全滅の危機。渦に飲み込まれそうになる船。岸の木々に縄で繋ぐ安全装置。多宝丸の慎重な作戦。意外と慎重で冷静な多宝丸。ただのバカ息子ではなかった。侍が切りかかるが固い甲羅で刀が通らない。海の中では蟹の化け物の天下。船を鎮められたらお陀仏確実。

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自分達に有利になるような作戦。それを立案する多宝丸。中々有能。領主の素質を備えている。あんな短期間に立派な水門が完成した。驚異的な建築能力。大工ではなく漁師の街。これなら漁が出来なくても大工に鞍替えしてもやっていけると思うのだが。蟹の化け物をこちらの土俵に引っ張り込む作戦。水が無ければ力は半減。こちらに有利な状況になる。多宝丸の刀は斬鉄剣?侍が切る事が出来なかった固い甲羅。それをスパスパ切っていく。刀の違いか?腕の違いか?陸奥の矢がスポスポ刺さっていく。斬鉄矢?兵庫のハンマーで殴打殴打。甲羅にヒビが入って行く。斬鉄ハンマー?この三人が強すぎるのか?水の中での加護がない事で化け物が弱体化したのか?有利に戦いを運ぶ多宝丸。

バカではなかった化け物。ちゃんと思考能力を備えている。水門に石を投げて破壊工作。焦っても後の祭り。水が一気に流れ込む。混乱状態。水に流されて化け物に喰われる運命。兵庫の怪力人間離れ。水に流されて踏ん張れない状態。そんな不安定な状態で掴んだ人を岸に投げ上げてる。物理的な法則も無視する怪力。もしかしたら人間に見えるけどカラクリ人形?自分の危険を顧みず人助け。流された先は化け物の口の中。いただきます。噛まれたら終わり。辛うじて化け物の歯を必死で押し返す兵庫。化け物に喰われる寸前の危険な状態。力にも限界がある。こんな状態が続けば兵庫は喰われてしまう。

万事休す。多宝丸にも兵庫を助ける策は無し。そんな時にヒーローは登場する者。どこからともなく現れた百鬼丸。化け物の気配を感じてやって来たのか?百鬼丸が化け物を一閃する。あれだけ皆が苦戦していた化け物を一太刀で切り捨てる百鬼丸の強さ。初めて対峙する百鬼丸と多宝丸の兄弟。本人たちは知る由もなし。しかし、心の奥では何かを感じているのかもしれない?探し求めていた父と母の秘密が多宝丸の目の前に現れた。

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