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【海外ドラマ】フィアー・ザ・ウォーキング・デッド シーズン6 第6話レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ

fearthewalkingdead
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第6話:「ジャスパーの足の横に埋めて」レビュー

人が集まれば、それだけ病人も怪我人も増えていく。
病院があって医者もいて薬もあれば問題ない。
でも、それは無理な話。
病院は廃墟に、薬も無ければ医者もいない。
ひとり奮闘する看護師ジューン。
サラが護衛兼助手となるが、とてもじゃないが追いつかない。
いくら看護師と言っても限界がある。
器具も無ければ薬もない。
基本的に治療を行うのは医者。
看護師は、その補助を行うのが仕事。
それなのに、皆は看護師というだけで医者と同じような治療ができると勘違いする。
テキスト片手に手術を試みるって怖すぎる。
でも、やらなければ患者は死んでしまう。
何もせずに指をくわえて見ているだけなら、ダメもとでもやってみるしかない。
見るとやるでは大違い。
でも、見た事ないよりはまし。
結局、救う事はできなかった。
誰のせいでもないはず。
しかし、そんなことを言っても責任を感じないわけはない。
ひとり罪悪感に苛まされるジューン。

ただでさえ、病人・怪我人が順番を待っているのに油田が大爆発。
負傷者多数で阿鼻叫喚。
こんな状況ではトリアージさえままならない。
ややこしい状況に、ややこしいバージニアの登場。
せっかく手に入れた油田が大爆発でご機嫌斜め。
どうやら敵対勢力の存在が発覚し、その勢力の仕業だと踏んでるよう。
だから御大直々に事態を調査するためにやってきた。
しかし、やり方がまずすぎる。
こんな事では人は付いてこない。
痛めつけて吐かせる古典的なやり方。
スプレー缶を持っていたウェスを犯人と決めつけてしまう浅はかさ。
原油の雨が降り注ぐ中を傘もささずに歩く自殺行為。
言わんこっちゃない大爆発に巻き込まれるバージニアとジューン。
爆発で気を失う二人。
その間は、ちゃんと「待て」のできる空気を読む賢いウォーカー。
二人が気が付くのをまって襲い掛かる律義さ。
まさか噛まれることはないだろうと思っていたら、いきなり手を噛まれるバージニア。
噛まれたよ~。
噛まれちゃったよ~。
さすがのバージニアもこんな所で退場かと思った。
でも、切断という手もあるよね。
と思っていたら。
それを阻止するジューン。
よほど嫌いなのか死んで欲しいのか。
でも、バージニアも人の子、妹のダコタの事だけは気がかりだったみたい。
それを聞いたジューンの心変わり。
バージニアにも人の気持ちが残っている事を悟ったみたい。
ちゃっかり者のジューン、それとは別に取引成立。
病院をつくることが交換条件。
病院があれば、少しはましな治療ができる。
即決のバージニア。
迷いなくバージニアの手を切断するジューン。
でも、少し時間がたっているけど大丈夫なのか?
あんまり時間がたったらウォーカーの毒素が体に回って手遅れになるんじゃなかった?

ジョンと一緒に逃げる約束をしてたのに、病院を作ってくれるとなったら心変わり。
まるでジョンの事は眼中にないみたい。
ジョンは「ここにいる限り自分の命は長くない」と言っていた。
そんな深刻な事を言っていたのに、ジューンはすっかり忘れてしまったよう。
なんかジョンが可哀そうになってくる。
自分の命よりも病院。
自分の命よりも他人の命。
そんな答えを出されたら一緒にはいられない。
せっかく結婚をして夫婦になったのに短かった。
ジューンが「びょういん!びょういん!びょういん!」と喜べば喜ぶほどジョンの気持ちは沈んでいく。
分かれ道でトラックとは別の道へ進んで行くジョンの車。
何かを決意したようなジョンの表情。
ジューンは見落としていた。
こころの病に侵される夫を真っ先に治療しなければならなかったことを。

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