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【アニメ】SSSS.GRIDMAN【グリッドマン】第10話「崩・壊」レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ

gridman
SSSS.GRIDMAN公式サイトから引用
Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

レビュー

神は孤独。孤独なアカネが壊れて行く。街と一緒に壊れて行く。怪獣作りも上の空。アレクシス・ケリヴの言葉にも薄い反応。気合が入らず適当に作った怪獣。歪んだ感じが不気味な印象。この街は自分のもの。なにもかもが思いのままのはずだった。人の気持ちは思い通りにはならない。それが例え神でも。作られた記憶。みんなアカネに作られて演じている。過去の記憶もキャラ設定。それが本当である事を確認するのは不可能。背筋が寒くなってくる。アニメの中だけで起こっているのか?自分の記憶は果たして本当なのか?アカネが神である事は既知の事。それなら本人に聞くのが近道。

隣にあったアカネの自宅。ゴチャゴチャ言ってないで、すぐに行けばいいやん。思い立ったらすぐ行動。ゴチャゴチャ言ってるから、そうなってしまう。ドアの向こうには異空間。アカネの姿は、どこにも見えず。アカネはいなかったが、この世界がおかしい事は証明済み。自分の創造した街を徘徊するアカネ。放心状態で放浪する。希望に溢れて作った街。今はアカネの絶望が侵食する。人間の心を持ったアンチ。グリッドマンを倒す事をインプット。頭の中はグリッドマンを倒す事のみ。理由を聞かれて絶句する。そこは設定されていなかった。理由はなくとも倒すだけ。心を持たぬ怪獣。人間の心が芽生えたアンチ。もはや怪獣の枠からはみ出した。適当に作った怪獣が実体化。フルパワーグリッドマンが迎え撃つ。あっけない怪獣の最後。

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しかし、今回は勝手が違う。倒された怪獣が固まった。街の真ん中に仁王立ち。怪獣の中から不気味な正体。不気味な怪獣?宇宙人?化け物?どう呼べばいいのか?不気味な奴。まるで宇宙忍者バルタン星人の様に神出鬼没。今までの怪獣とはけた違いの強さ。街を修復する怪獣までも切り裂いている。何のために現れたのか?フルパワーグリッドマンが歯が立たない。ボコボコにやられてしまっている。なぜかアンチが助けに現れた。昨日の敵は今日の友。必死でグリッドマンを守っている。アカネに捨てられたアンチ。自分の進む道を自分で決めた。これは衝撃の展開。アンチがこんな役回りとはビックリ。グリッドマンナイト。アンチが正義のヒーロにチェンジした。怪獣が人間の心を持ってヒーローに。もしかしてグリッドマンも元々は怪獣だったのか?アンチのように人間の心を持って自我に目覚めてヒーローになったのか?

アカネはアレクシス・ケリヴに操られているだけだと思いたかった。気の毒で可哀そうな少女。謎の宇宙人に利用されるか弱き乙女。自分の意志で街を破壊して気に入らない人間を抹殺していたのではない。不憫な少女に感情移入。古いパソコンの中のグリッドマンを見られてしまった。これは致命的なミス。隣の家ならバレるのは時間の問題。いままでバレなかったのが不思議なぐらい。ジャンク屋を怪獣に襲撃されたらイチコロ。不穏な空気が流れていく。優しい裕太がアカネに声をかける。アカネはアレクシス・ケリヴに利用されているだけ。彼女は何にも悪くない。利用され騙されて怪獣を作っただけ。悪いのはアカネを利用したアレクシス・ケリヴ。

無理やりにでもアカネは悪者でないと信じたかった裕太。裕太に急接近のアカネ。間違いに気づいたのかと思ってしまった。過ちを謝罪するのかと思った。アカネにとって、そんな事はどうでも良かった。自分の邪魔をする奴は抹殺する。しかし、こいつらには神の力が届かない。それなら自分が直接実行するのみ。裕太の体から赤い筋が流れ落ちる。アカネの手には鋭利なナイフ。一線を越えてしまったアカネ。もう戻る事は出来ない。裕太が倒れたらグリッドマンは実体化できない。アカネは、それが狙いなのか?アカネの真意が読めない。何を望み。何を求めているのか?孤独な神は、どこへ向かって行くのだろう?

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