注意:ネタバレです
重神機パンドーラ公式サイトから引用
©2017 Shoji Kawamori, Satelight / Xiamen Skyloong Media
レビュー
未知の技術
量子リアクター暴走事故の、ただ一人の生き残りレオン・ラウ
世間は彼が翔龍クライシスを起こした張本人だと思ってる。
翔龍クライシスで家族や親友を亡くした人々。
彼らの怒りの矛先はレオン・ラウに向いている。
ネオ翔龍を守るために、あえて街にレオンを戻す決断をした市長のセシル・スー。
彼女の決断は吉と出るのか凶と出るのか?
そんな心配をよそに当の本人レオン・ラウは、ハイパードライブを完成させることで頭がいっぱい。
ハイパードライブと一体化しMOEVを人型に変形させ大型B.R.A.Iを撃退した。
しかし、これは偶然の産物。
分からないことが多すぎる。
安全なのかも分からない。
今の所、レオン・ラウには強い空腹感以外に顕著な副作用は出ていない。
だが、戦闘中に意識を亡くしたのは事実。
そのため、ネオ翔龍の防衛システムを破損させてしまった。
実用化しても、暴走してしまっては元も子もない。
ハイパードライブの安定した作動と安全性。
ネオ翔龍の秘書官ジェイ・ユンから、明日のハイパードライブの実験までに調整を終えるように条件を出された。
せっかく戻って来たネオ翔龍。
クロエにとっても、ここに留まるのがいいに決まっている。
でも、明日の実験が失敗すれば、再び街を追い出される事になってしまう。
他の事が上の空になるのも、しょうがないのかもしれない。
事故の謎
秘書官のジェイ・ユンは、以前にレオン・ラウと会っていた。
レオン自身は、ハッキリと覚えていない。
翔龍クライシスが起こる前。
量子リアクターの開発者ロン・ウー博士の助手として働いていたレオン・ラウ。
視察に訪れたジェイ・ユンに紹介されたが、虚ろな目をして上の空だった。
量子リアクターの暴走事故。
開発者のロン・ウー博士は命を落としてしまった。
たった一人生き残ったレオン・ラウ。
あの時に、一体何が起こっていたかのか?
何があったのかは、今だ謎のまま。
レオン・ラウも固く口を閉ざしたまま語ろうとしない。
人に知られてはならない理由でもあるのか?
レオン・ラウがハイパードライブを開発する理由。
ネオ翔龍を守るため。
ネオ翔龍を追われたレオン・ラウ。
彼がそこまでしてネオ翔龍を守る理由は、量子リアクターの暴走事故を起こしたためなのか?
暴走事故の時に一体何があったのか?
レオン・ラウしか知らない事実。
それは一体どんな事実なのか?
人員不足
圧倒的に人員が足らないネオ翔龍。
設備があっても、それを利用できる人間がいなければ宝の持ち腐れ。
翔龍クライシスによって出現したB.R.A.I。
B.R.A.Iによって人類の大半が命を落としてしまった。
地球の人口は以前に比べて減ってしまっている。
絶対防衛都市に分散して生きる人類。
B.R.A.Iとの日々の戦いでも無傷ではいられない。
今の装備では軍もB.R.A.Iの足止めをするのが精一杯。
クイニー・ヨウやダグ・ホーバットの様なバウンティハンターに手を借りるのも日常茶飯事。
クイニー・ヨウは、誰かを探してさまよっている。
一体、誰を探しているのか?
バウンティハンターになったのも、その人物をさがすため?
拳法を使い腕っぷしは、その辺の男より数段強い。
そんなクイニー・ヨウも女の子。
街の店で可愛い置物を食い入るように見ている。
ダグ・ホーバットと一緒にいるブサカワ猫。
おっさんみたいな顔をしてるけど、そこが可愛い。
どんな経緯があってダグと一緒にいるのか?
戦闘中もMOEVに一緒に乗ってる。
死ぬも生きるも一緒という決意の現れなのか?
そんな出会いのエピソードも、いつか語れるのだろうか?
元はトラック運転手。
射撃の腕は一級品。
趣味でやっていたと言っている。
どう見ても、趣味のレベルを越えている。
みんな事情があってバウンティハンターになっている。
ダグとクイニーの二人には、どんな事情があったのか?
適性があるのか?
ハイパードライブの起動実験が始まる。
ハイパードライブの安全性は確認されていない。
危険が伴うためレオン・ラウは自分が搭乗するつもりでいた。
でも、それでは実用化には程遠い。
戦闘訓練を受けていないレオン・ラウがMOEVに乗っても意味が無い。
部隊を作るのであれば軍人で編成するのが理にかなっている。
実験も操縦訓練を受けた軍人がするべき。
秘書官のジェイ・ユンの命令で、グレン・ディン大尉が登場する事になった。
グレン・ディンは翔龍クライシスで家族を亡くしていた。
不幸としか言いようがない。
グレン・ディンは、翔龍クライシスを起こしたレオン・ラウに深い憎しみを抱いていた。
いきなり殴るのもいかがなものか?
実験で死を覚悟したグレン・ディン。
未知のシステムに命を預けるのだから、そう思っても不思議ではない。
思い残したくなかったのか?
家族の恨みをレオン・ラウにぶつけて、思い残す事なく実験に挑みたかったのかもしれない。
実験が、そううまくいくとは思ってなかった。
ハイパードライブ起動実験を開始した途端、錯乱状態になるグレン・ディン大尉。
レオン・ラウの時には、何の障害もなくハイパードライブと一体化出来た。
一体、何が違うのか?
レオン・ラウにも原因が分からない。
このままでは、グレン・ディン大尉は命を落とすか廃人になってしまう。
暴走したMOEVが、ネオ翔龍を攻撃するかもしれない。
レオン・ラウがハイパードライブと一体化できたのは、量子リアクターの事故で生き残った事と関係があるのか?
事故の時に量子リアクターの近くにいて、ただ一人助かったレオン・ラウ。
固く口を閉ざす真相。
ハイパードライブと一体化する秘密が、そこに隠されているのかもしれない。
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