注意:ネタバレです
死霊のはらわたリターンズ公式サイトから引用
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レビュー
打ち切り
遂に最終話に来てしまった。
最終話を観る前に残念なニュースが入って来た。
死霊のはらわたリターンズは、シーズン3で終わり。
次のシーズンは更新しない。
しょうがないかな。
シーズン3までやったら、続いた方やん。
この作品は人を選ぶもんね。
グロいのが苦手な人は絶対に観られへんやろうし。
とにかくグロシーンのオンパレード。
毎回、血飛沫が飛び散って人の体がバラバラになる。
子供が観たらアカンように指定されてるし。
そんな制約の多い作品が、シーズン3まで続いたのが奇跡なぐらい。
グロシーンだけでなくて下ネタも多かったもんね。
精子バンクなんか子供が観てたら、どうやって説明するんよ。
エッチな本が置いてあるし、何のために置いてあるのか説明できひんよ。
怪獣映画
ここに来て怪獣映画になってるわ。
戦闘機まで飛んできて攻撃してる。
巨大怪獣が口から炎を吐いて戦闘機を落としてる。
こんなん、どうやって倒すの?
いくら、アッシュが伝説の救世主と言われても無理やろ。
パブロも平然と試練やと言うてるけど、内心は無理やんと思ってるわ。
アッシュも、怪獣の迫力にビビってしまってる。
そらそうやろ。ウルトラマンみたいに巨大化するか、ガンダムみたいなモビルスーツがなかったら戦う気にもなられへんよ。
生身の体にショットガンを持って太刀打ちできる相手と違うよ。
ビール飲んで怖気づくのも理解できる。
軍隊まで出動してる。
どうやら、エルクグローブの街だけではなくて世界規模で同じことが起こってる。
軍隊の隊長が核攻撃するって言うてる。
これは、バタリアンやん。
バタリアンの最後はゾンビが発生した街を核攻撃し消滅させた
バタリアンみたいな結末になるんかなと思ったら、そんな単純ではなかったんやね。
ブランディ活躍
ブランディ、いい子やね。
最初は、アッシュの事を下ネタばっかりのおっさんぐらいにしか思ってなかったんやろうね。
とても自分の父親と認めたくなかったと思う。
でも、お母さんが死んでしまった。
行く当てもなく、たった一人の肉親のアッシュと仕方なくいてたんやと思う。
一緒にいる事でブランディも悪魔との戦いに巻き込まれた。
巻き込まれたことで、アッシュが悪魔を相手に勇敢に戦ってるのを目の当たりにした。
段々と父を誇りに思えるようにブランディの中で変化が起こっていった。
ブランディは、アッシュがビビッて怖気づいてる姿を見たくなかったんやろうね。
そんな姿は、アッシュには似合わない。
本来の底抜けに突き抜けてる父に戻って欲しい。
そう思ったから、ビビってるアッシュを一喝したんやね。
父娘の絆が強くなっていく。
アッシュも、ブランディに一喝されて目を覚ました。
地下道を進むアッシュとブランディ。
このシーンは、怖かったわ。
あんな真っ暗な所で、死霊がワラワラといっぱい出て来た。
自分があの場にいてたら、間違いなく悲鳴上げてるわ。
間違いなくチビッてるわ。
そう考えたらアッシュとブランディは胆が据わってるよ。
戦うんやもんね。
ブランディが凄いね。
カンダリアンのナイフを駆使して、死霊を切りまくって刺しまくって片付けてる。
いつから、こんなに強くなったん?
死霊って、こんなに弱かったかな?
人間以上の身体能力を持ってたはずやけど。
いっぱい集まると弱体化でもするの?
ケリーよかった
ケリーの体、死んでから時間が経ってるから腐って来てるのと違う?
アッシュが臭うって言うてるよ。
早く復活させてあげないと、戻ってくる体が無くなってしまう
アッシュの店の地下にある次元の裂け目にケリーを運ぶのはパブロの役目。
ブルホのパブロは死霊の仲間と思われてるんやね。
だから死霊に襲われる心配もない。
堂々とケリーを運ぶことが出来るもんね。
ケリーがプロパンガスのボンベみたいになってるわ。
ガスボンベを運ぶ台車を見付けて、それにケリーをベルトでくくりつけてる。
ちょうどいいサイズやね。
パブロが裂け目から戻って来たのにケリーが復活しなかった時は、心配させられたわ。
ワンクッション置いて復活したのは、肉体が弱ってたから?
復活したケリーも自分の顔見てビックリしてるわ。
そらそうやね。鏡にうつるゾンビみたいな自分の顔。
元に戻らんかったら、どうしようって思うよ。
でも、そんな心配はいらんかったね。
時間が経つにつれて、元のケリーの顔に戻っていった。
どんなメカニズムになってるのか、よう分からん。
魂が戻ってきたら肉体も再生するようになってるんかな?
最後まで適当
アッシュも、腹を決めたね。
世界を守るのは、救世主と予言された自分の役目やと理解したみたい。
ブランディが、可哀そう。
やっと分かり合えた父娘。
最後の戦いに赴いたアッシュは、二度と戻って来ないかもしれない。
ブランディは、アッシュに二度と会えないような気がしたに違いないわ。
戦車の操縦って、そんなにすぐに出来るもんなん?
軍が置いて行った戦車に乗り込んで操縦してる。
カンダリアンのナイフを砲弾にセットして発射する作戦。
もし外れたら、どうするの?
もう、そんな事を考えてる余裕もないんかもしれへんね。
当たって砕けろの精神で特攻するしかない。
照準を合わせて発射……せえへんやん。
そもそも、アッシュは戦車に乗ったのも初めてのはずやから、正しい操縦方法も知らんはずやもんね。
発射ボタン間違えてたんや。
ちょうどええ具合に怪獣が砲塔を口の中の方に向けてくれた。
見事にカンダリアンのナイフが命中して怪獣が苦しみだした。
戦車が落ちてショックで意識を失うアッシュ。
シュメール騎士団は、何をしよったん?
未来にアッシュを送る技術を持ってるんなら、悪魔を倒す技術を作らんかい。
ターミネーターとマッドマックスが混ざり合ったような結末になってるよ。
いろんな面で雑な展開やね。
結局、世界は崩壊したんやね。
アンドロイドみたいな女が一人しかいてない。
シュメール騎士団の奴らはどこへ行ったん?
ブランディ、パブロ、ケリーの三人が、どうなったんかも分かれへん。
気を失ってどれだけの時間が経ったんかも分かれへん。
ホラーからSFへのバトンタッチ。
こんな適当な結末も、死霊のはらわたらしくて良かったんかもしれへんね。
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