注意：ネタバレ
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第９話「復讐に乾杯」感想・レビュー（ネタバレ）
伯爵夫人に愛し続けることを誓わせるドノヴァン。これで伯爵夫人は自分を裏切らないと思い込んでしまったドノヴァン。母親であるアイリスにそんな簡単に伯爵夫人を信用するべきでないと忠告されるが聞く耳持たないドノヴァン。伯爵夫人殺害計画を実行するなら今夜。明日の結婚式の準備で大忙しの伯爵夫人。周囲への警戒心が薄れるはず。さっそく拉致した男を手土産にリモーナの元へ向かったドノヴァン。いくら手土産を持ってこられてもそんなに簡単にドノヴァンを信用できないリモーナ。そうなることはわかります。伯爵夫人と愛し合う誓いと立てたドノヴァン。ドヤ顔でリモーナに自分がどれだけ信用されてるかをアピール。そこまで言うなら信じてみよう。さすがのリモーナもドノヴァンの熱い説得に心が折れた様子。伯爵夫人に睡眠薬を仕込んだドノヴァン。伯爵夫人は眠っているはず。眠っている無防備な状態なら命を奪うのは簡単。決心したリモーナ。ドノヴァンと共にホテルコルテスに向かった。
伯爵夫人に捨てられたリモーナ。傷心のリモーナは唯一頼れる存在である両親の元へ戻った。愛され叱られるリモーナ。他人はここまで親身になって自分のことを考えてくれない。しかし永遠の命を手に入れた自分と違い両親は老いていく。病気の母親がなくなり増々認知症が進行する父親。買い物に行って道に迷う父親。自分の家がわからなくなる父親。ある日強盗に入られ瀕死の重傷を負った父親を発見したリモーナは自分の血に一縷の望みを託した。もしかしたら血液のウィルスで認知症が治るかもしれない。今までも瀕死の重傷を負った者の怪我が跡形もなく治って復活した。不治の病も治っていた。昔の父親に戻るかもしれない。ナイフで腕を切って瀕死の父親に自分の血を飲ませるリモーナ。怪我はみるみる治ったが認知症は変わらなかった。時間がかかるかもしれないと様子をみるが相変わらず娘の自分を忘れる始末。これでは事態は悪化しているに等しい。認知症のヴァンパイア。認知症は永遠に続く。永遠に認知症の父親を介護しなければならない未来。リモーナは悲観することなく父親の介護を献身的に続けた。また、強盗に入られた父親の家。しかし、今回は様子が違った。転がっていたのは血まみれの強盗たちの死体。椅子に座った父親の口元から服が血に染まっていた。このままではお互いに生き地獄。決断したリモーナ。父のため自分のためにと泣きながら父親を風呂に沈めて命を奪った。
ベッドで眠る伯爵夫人。リモーナがナイフを突き立てようと近づいた時、伯爵夫人の目が開いた。気を失ったリモーナ。裏切ったのはドノヴァン。しかし、リモーナに話したことは全部嘘ではなかった。伯爵夫人と互いに愛を誓い合ったことは本心。だからこそ伯爵夫人を守るためにリモーナを差し出した。拘束されるリモーナ。これからどんな仕打ちが待っているのか？
身内だけの結婚式を終えたドレイク。そこへ現れたマーチが伯爵夫人の子供バーソルミューの存在を明かす。そんなことは聞いてないよ～。とマーチに文句をたれるドレイク。バーソルミューを見せたら絶対に結婚なんかしてくれないことはわかっていたから見せなかっただけ。バーソルミューを見て化け物と口走ったドレイク。それは伯爵夫人の前で言うべきではなかった。伯爵夫人の怒りを買ったドレイク。伯爵夫人は結婚してしまえばパリで殺すつもりだったが、その一言で殺意が急上昇しホテルコルテスで殺す事に決めた。ドレイクが目覚めた場所は閉鎖された区画。ハリウッドスターと妻が幽閉されていた区画。鋼鉄の扉でふさがれ出ることは困難。防音処置もされておりどんなに叫んでも声が外に漏れることはなかった。拘束されているリモーナを見付けたドレイク。そんな簡単に拘束を解くのは警戒心が無さすぎる。自分と同じように拉致されているからと言って危険人物でないという保証はない。過ちを犯したドレイク。リモーナの拘束を解かなければ脱出方法を考える時間位はあったはず。監禁されてしまったら食料を確保することが最優先。いつ出られるか分からないから食料の有無が生存を左右する。リモーナにとってそれは解決済みの案件。だって目の前で食料がウロウロしてる。何も知らないドレイクの首を突然切り裂いたリモーナ。茫然とした顔のドレイクが崩れ落ちる。噴き出す血液をむさぼり飲むリモーナ。そんな二人の様子を監視カメラで見ている伯爵夫人。今回も計画通りに事が進み満足そうな伯爵夫人。しかし、不穏な空気は流れ始めている。蘇ったハリウッドスターと密会する伯爵夫人を監視するドノヴァン。伯爵夫人と愛を誓い合ったドノヴァン。伯爵夫人の嘘を目の当たりにしたドノヴァン。怖いよ～。
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