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【アニメ】どろろ【手塚治虫】第15話「地獄編の巻」見所(ネタバレ)<人間の本質>

注意:ネタバレ

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どろろ公式サイトから引用
どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

レビュー

これ、大丈夫?今回は、作画が崩壊している所がチラホラ。いきなりのクォリティダウン。違和感ありまくり。そろそろスタッフも疲弊してきているのか?なんとかクォリティの高い作画を最終回まで保ってくれ。小学生が書いたような百鬼丸(鈴木拡樹)とどろろ(鈴木梨央)。森の中を走る百鬼丸がぎこちない。遠目になると全員同じ顔。明らかな手抜き。これが限界なのか?あまりにも落差のある作画に目が行ってしまって物語に浸る事がしづらい。

領地を守るための苦肉の策。鯖目と醍醐景光(内田直哉)の共通点。己のためではなく民のため。志は立派なのだが手段がまずい。鬼神やマイマイオンバに頼るのは間違っている。見返りを求められるのは予想できなかったのか?あながち間違ってはいない。食糧難は争いを起こす。疑心暗鬼になって奪い合い。豊かになって食べる物に困らなければ争いも起きないはず。そのための犠牲は大きかった。鬼になった鯖目。なぜ、そんな事ができるのか理解に苦しむ。いくら民を守るためとはいえ小さな命を差し出すなんて許す事は絶対にできない。

人の心に鬼が巣くう。自分さえ良ければいいというエゴ。そんなエゴの犠牲になった寺の子供たち。村人たちも共犯。自分たちが豊かになるために虐殺を行った。だから、どろろが寺の事を聞いた時にババアは口をつぐんだ。村人たちの突き刺さる視線の答え。マイマイオンバの生贄とされた子供たち。その集合体が大きな赤ん坊のような物の怪。どろろに助けを求めていたのか?危機一髪どろろを助けてくれた子供たちの霊。成仏できずにさまよっていた。

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手負いのマイマイオンバが見張りやぐらに突撃。火が点いてみるみる村に広がって行く。防火対策なんかしているはずはない。木造建築一択の時代。藁ぶきの屋根なんか一瞬で燃え上がる。米蔵の中の油に引火してたくわえの米も灰になる運命。村人が一瞬で殺気立つ。冬を越せない不安が広がる。不安は怒りに変わっていく。火の手の影響を受けなかった田畑。均衡が崩れる。奪い合いが始まる。殺し合いが始まる。虐殺が始まる。人の本性。豊かさの仮面の下にあった人の本性。鯖目涙目。こんな民のために自分は何をしていたのか?一瞬にして全てを奪われた領主。やがて民の怒りは鯖目へ。悲惨な末路が待っていた。

マイマイオンバのオンパレード。雑魚の子供たちは百鬼丸が一刀両断。あの高さから落ちても生きている百鬼丸。観音様の加護は続いているみたい。でも、右足の義足が砕け散ってしまった。義足が砕け散るぐらいの衝撃。それなのに、骨折ひとつしていない不思議。マイマイオンバの親玉は湖の中から飛び出した。空の彼方に連れ去られる百鬼丸。ここは湖。ここなら落ちてもなんとか大丈夫。壊れた義足を武器化したのは誰?火炎放射器のように火を噴く義足。もしかして寿海(大塚明夫)から自分の体を修理する術を学んでいたのか?鬼神を倒しても世の中は何も変わらない。琵琶丸(佐々木睦)の言葉が鳴り響く。醍醐景光を倒して何かが変わるのか?第二、第三の醍醐景光や鯖目があちこちに現れているのかもしれない。

やばい事になって来た。どろろの背中の地図の秘密がバレてる。誰が漏らしたのか?もしものために火袋がイタチに金を隠している事を話していたのかもしれない。まさか裏切るとは夢にも思ってなかった時に。どろろのピンチ。百鬼丸は杖をついて片足状態。こんな状態では歩くのもやっと。どろろを助けるためにイタチと戦うのも難しい状態。どろろの顔がひきつっていく。お父ちゃんとお母ちゃんが命懸けで守った金。イタチの手に渡ってしまえば正しく使われないのは明白。どうする、どろろ。絶対絶命。

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