注意:ネタバレ
ジョジョの奇妙な冒険黄金の風公式twitterから引用
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集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
レビュー
第27話:キング・クリムゾン vs メタリカ
顔中血まみれでカエルの電話で話すドッピオ(斉藤壮馬)。シュールな光景。いかれた光景。絶対に関わりたくない人。こんな人を見かけたら絶対に目を合わせたらアカン。物凄く痛そうな攻防。喉からハサミが出てくるなんて想像しただけでムズムズしてくる。それが自分にふりかかって来るなんてドッピオ気の毒。額に出てくるキング・クリムゾンの小さい顔。「三つ目が通る」のしゃらくの第三の目みたい。さすがパッショーネの暗殺部隊のリーダー。百戦錬磨のリゾット(藤真秀)が強すぎる。リゾットのスタンド、メタリカは鉄を自由自在に操る能力。自然界に無数に存在する鉄。それを操れるとは無敵状態。ドッピオの口からあふれ出て来た剃刀の正体。血液の中には鉄分が含まれている。その鉄から作り出した剃刀。それが口からあふれ出て傷つけた。
喉に浮き出て来たハサミの形。これもドッピオの血液の中の鉄分の産物。もう耐性の無い人には、直視できない場面の連続。喉の皮を破って自らハサミを取り出す場面が痛そう。血液の中の鉄分は無尽蔵ではない。次から次へと何かを作られ過ぎたら血液が枯渇する。そんな事になったら体の隅々へ酸素が送られなくなってお陀仏。その前に息が切れて動く事もままならないようになるはず。誰が吸ったかも分からないタバコの吸い殻。こんなん絶対に触りたくない。これがドッピオには電話に見える不思議。ちゃんとボスと話せてるからドッピオにとっては電話。
今度はリゾットの足が切断。グロい場面の連続放出。切断面に見えるニョロニョロみたいな奴。これは切断面の鉄分がメタリカの能力で変化したもの。その能力を使ってくっつける事もできるみたい。口の中から無数の針の放出。痛そう。痛いに違いない。痛いに決まってる。頭の中から剃刀が出てくる。脳を傷つけられたら再起不能。ドッピオの緻密な作戦が進行していた。メスをあさっての方向へ投げたのも作戦の範疇。自分の状態を分析しての行動。エアロ・スミスが上空を飛行しているのも折り込み済み。人間の呼気に含まれる二酸化炭素を探知するエアロ・スミス。血中の鉄分が不足しているドッピオ。酸素をうまく取り込めないから二酸化炭素の排出も減っている。
ほとんどエアロ・スミスに探知されないドッピオ。対照的なリゾット。きっちり二酸化炭素を排出している。姿を隠していてもお見通し。今一歩、ドッピオに止めをさせたのに蜂の巣のリゾット。勝利を目前にしての誤算。ドッピオは、ただのおかしな奴ではなかった。多重人格者。ドッピオとボスは表裏一体。同じ体の中の同居人。電話を介して連絡を取る多重人格者。ドッピオ=ボス。ボスらしからぬ風貌。これでは誰もボスに辿り着けないのも理解できる。エアロ・スミスはドッピオを探知できていない。リゾットを倒して油断しているはず。当然、ボスはトリッシュ(千本木彩花)の命を奪うためにブチャラティ(中村悠一)たちも消すはず。油断している場合ではないぞ。ボスの追撃が始まる。
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