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【アニメ】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 第28話 レビュー(ネタバレ)<アバッキオ永遠>

注意:ネタバレ

jojo
ジョジョの奇妙な冒険黄金の風公式twitterから引用
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS
集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

レビュー

第28話:今にも落ちて来そうな空の下で

瀕死のリゾット(藤真秀)。起死回生の作戦もキング・クリムゾンの前では無力。抵抗虚しく命を落とした。瀕死はボスの方も同じ。体中の鉄分が不足している。呼吸もままならない状態。こんな体では逃げる事も出来ない。ブチャラティ(中村悠一)とナランチャ(山下大輝)が死んだ敵を確認。これが誤算。ボスの正体を暴くためにはアバッキオ(諏訪部順一)のムーディー・ブルースは必須。敵が一人しかいないと油断してしまった結末。ムーディー・ブルースが過去の場面を再生するために時間がかかってしまった事も重なった。だからアバッキオを一人にしてしまった。

ジョルノとミスタ(鳥海浩輔)が離れた所にいたのも誤算。全員が揃っていればボスも簡単には手を出すことは出来なかった。ボスと子供が入れ替わったのも謎。母親を床下に閉じ込めたのと同じ手口。子供の口は塞がれている。母親の口も塞がれていた。キング・クリムゾンの明らかになっていない能力。アバッキオも子供だからと油断してしまった。優しい心が仇となってしまった。明らかな致命傷。胸を貫かれて生きている人間など存在しない。ジョルノが側にいればゴールド・エクスペリエンスの能力で体を再生できたかもしれない。そんな事を言っても後の祭り。

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アバッキオは旅立ってしまった。死後の世界で意外な人物との再会。自分のせいで命を落としてしまった警官。ずっと心の底に引っかかっていた出来事。もう悩み続けなくていいアバッキオ。彼は恨んではいなかった。アバッキオの事情を理解していた。死んでしまったけど恨んではいない。罪の意識を持つ必要などない。立派に役目を果たしていた。取り乱すナランチャ。共に危機を乗り越えた仲間が命を落とすなんて認めたくない。でも、現実は受け入れなくてはならない。前へ進まなくてはならない。アバッキオの遺体を連れて行くわけにはいかない。ここに残していきたい者などいるはずはない。みんな分かっている苦渋の決断。

一番心を痛めているのはブチャラティ。リーダーとして仲間を守る事が出来なかった。ナランチャの気持ちは痛いほど分かる。しかし、モタモタしている暇はない。アバッキオの命を奪った敵は近くに潜んでいる。仲間を引き連れ襲ってくるかもしれない。トリッシュ(千本木彩花)を守るのが優先事項。死ぬ間際にボスの顔をしっかりと残してくれたアバッキオ。自分を犠牲にしても役目を全うした戦士。これでボスを特定する事が出来る。守り一辺倒から攻撃に転じる事が出来る。ボスの顔をイタリア中に知らしめたらトリッシュを追うどころではなくなるはず。アバッキオの功績は大きい。ボスに一矢報いた最後。これを無駄にすることは出来ない。怒りに震えるブチャラティ。ボスを絶対に許さない。

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