第1話:「新たなる世界秩序」レビュー(ネタバレ)
ファルコン&ウィンター・ソルジャー公式サイトより引用
© 2021 Disney and its related entities
キャプテンアメリカからヴィブラニウムの盾を受け継いだサム。軽いはずの盾がずっしり重くのしかかる。それほど偉大な存在だったキャプテンアメリカ。アメリカのため彼の偉業を称えるために盾を寄贈するサム。サノスはアベンジャーズによって倒された、それで悪がいなくなったわけではない。ハイジャックされたアメリカ軍の輸送機を救出に行くサム。冒頭からド迫力の空中戦。ドラマのクォリティをこえている。映画レベルの映像が続く。さすがディズニー、資金力が半端ない。翼はサムの身体の一部のように機能している。最初は倉庫から盗んで自分の者にしたとは到底思えない使いこなし方。レッドウィングとか、あんな機能前からあった?どうやら敵の目的は兵士を拉致すること。人質をとって交渉を有利にする作戦か?空中で必死に敵を追うサム。地上部隊が掩護する。援護するって援護してる?双眼鏡で見てるだけに思えるけど。せめて陸軍でもヘリぐらいは持ってるよね。敵の攻撃ヘリがサムを攻撃してるのをボーっと見てないで。援護したらどうなの?なんとか兵士を奪還できたサム。リビアとの国境ギリギリ。国境を越えていたら国際問題に発展してややこしいことになっていた。
かつての悪夢。ウィンターソルジャーとして悪の手先となっていた事実。その悪夢を払拭したいバッキ―。いまや民間人だが監視の目を盗んで。かつて自分を利用した悪人に制裁をかしている。孤独な生活の106歳。仲の良い老人は自分より年下だが、どこからどう見てもバッキ―の方が若く見える。老人の悲しい思い出。最愛の息子が外国に仕事に行き帰らぬ人となった。深層は闇の中。なぜ命を落としたのかもわからない。せめてそれだけでも知りたい老人。しかし遠い外国の出来事では老いた体で調べるのは不可能。なぜか胸騒ぎのするバッキ―。老人の家を尋ねると仏壇には息子の写真が置いてある。知っている。あの顔には見覚えがある。悪人と一緒に仕事をしていた人物。無抵抗であったが許すわけにはいかなかった。悪は根絶やしにしなければならなかった。だが、真相はわからない。彼に銃を向けたが本当に彼の身体を撃ち抜いたのかは分からない。その描写はなくブラックアウト。もしかしたら命だけは助けたが何か事故が起こったのかもしれない。真相は不明。罪の意識を押しつぶされそうなバッキー。
兵士救出でサムを地上で援護した兵士。テロリストを追う極秘任務。現れたテロリストのボスは超人的な能力を持っていた。金がたくさん入ったバッグを両手に下げて上階から飛び降りてもびくともしていない。取り押さえようとする警官をひと蹴りで吹き飛ばしている。強いというレベルではない人間業でない怪力。彼も銃を向けて制止しようとしたが一瞬で失神させられた。殺されなかっただけででもよかった。本気を出されていたら頭を踏みつぶされていたかもしれない。新たな敵の登場に思案するサム。アメリカ軍からの発表。再び悪がはびこりだしている。そんな世界にはヒーローが必要。だからサムは必死に頑張っていた。しかし、一人では限界がある。だからといって自分がキャプテンアメリカの名を引き継ぐことはできない。だから、盾を寄贈した。それなのにその気持ちを踏みにじる行為。スティーブもこんなやり方は望んでいないだろう。新たなキャプテンアメリカの登場。軍によって作り上げられた偽物。コスチュームも盾も本物だが肝心なのは中身。見てくれだけ真似てもそれは偽物でしかない。それにしても似ている。サムがテロリストから救出した兵士。まさか、あの兵士が新キャプテンアメリカ?もしそうなら、軍は前から計画をしていてその情報が漏れてテロリストに襲われたのか?それにしても、違いすぎる。違和感がありすぎる。やっぱり、キャプテンアメリカと呼べるのはスティーブ・ロジャースしか考えられない。
コメント