注意:ネタバレです
七つの大罪 戒めの復活 公式twitterから引用
© 鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
レビュー
辛すぎる試練
メリオダスに課せられた試練は、辛すぎる。
今まで生きてきた中で、一番辛かった事と一番幸せやった事を繰り返される。
延々と、何十回も何百回も繰り返される。
普通の人なら発狂してしまうかもしれないほどの厳しい試練。
メリオダスが暴走しないように、感情をコントロールできるように課せられてる。
かつては、メリオダスが暴走した事によって町が壊滅した。
多くの人達が犠牲になってしまった。
それほど、強大な力を持つメリオダス。
力を制御できてる間はいいけど、暴走してしまっては止められる者は誰もいない。
奪われた力を取り戻したはいいけど、暴走してしまっては元も子もない。
そうならないための試練。
十戒は、強敵。
一筋縄では、いかないのは目に見えてる。
極限状態の戦いが続いた時に、暴走してしまっては十戒にその隙を突かれてしまう。
そうならないためには、試練をクリアする事は必須やね。
いろんな事を考える
メリオダスとリズは、幸せな日々を過ごしてたんやね。
なんか、切なくなってくるね。
こんなに幸せな日々。
二人とも、永遠に幸せが続くものと思ってた。
でも、幸せって永遠に続く事はないんやね。
突然、二人の幸せが終わりを告げた。
魔人にリズが殺されてしまった。
メリオダスが側にいれば、助けることも出来たかもしれない。
でも、こんな時って悪いタイミングが重なるもの。
メリオダスは、後悔したやろうね。
自分が側についていれば、魔人が襲ってきても守る事が出来たのに。
頭の中をいろんな事が駆け巡ったと思う。
ああすれば、こうならなかった。
こうすれば、助かったかもしれない。
でも、目の前には息絶えたリズの姿がある。
突然、怒りが湧き上がってくる。
何に対する怒りなのかも分からない。
リズを殺した魔神に対する怒り。
自分を置いて行ってしまったリズに対する怒り。
こうなってしまった運命への怒り。
リズを守る事が出来なかった自分に対する怒り。
いろんな怒りが爆発して暴走を起こしてしまった。
克服
感情を失くして、何も感じなくなれば暴走も起こらないかもしれない。
でも、それって本当に正しい事なの?
幸せも悲しみも怒りも感じないようにする。
そんな人生に果たして意義があるのか?
なにも感じない人生なんて、何のために生きてるのかも分からない。
生きてるのに死んでるような人生。
目の前の息絶えたリズを見て、必死に感情を殺すメリオダス。
無理に決まってる。
たくさんの幸せな日々を忘れて感情を殺すなんて無理に決まってる。
たくさんの幸せと同じだけ悲しみが襲って来る。
その悲しみを殺す事なんて出来るわけがない。
メリオダスの心の底からの叫び。
そんなことが出来るわけがないと言う心の叫び。
幸せと悲しみが繰り返される。
普通の人なら既に発狂してるかもしれない。
でも、続けるメリオダス。
リズを亡くした悲しみを乗り越えなければいけない。
それを一番理解してるの、はメリオダス本人のはず。
大事な人を亡くして悲しんでるのは自分だけではないはず。
同じ過ちを犯さないように、自分がやるべきことをやらねば。
見事に克服したね。
感情を無くすのではない。
悲しみや怒りを乗り越えて進んで行く。
正面から湧き上がる感情を受け止めて進んで行く。
さすがメリオダス。
半端ない精神力を兼ね備えてるわ。
輪廻転生
ホークとワンドル。
似てるね。
似すぎてる。
豚と鳥。
違う種類やのに、なんでこんなに似てる?
普通なら豚と鳥では、似ても似つかないはず。
でも、ホークとワンドルは似すぎてる。
まるで中身が同じな印象を受ける。
もしかして、中身が同じなのか?
同じマークが付いてるし。
ワンドルの生まれ変わりがホーク?
どう見ても、どう考えても、その線が濃厚。
いやっ、その線しかないと思う。
もう一人、生まれ変わりが濃厚な人がいてるよ。
エリザベスとリズ。
似すぎてるやろ。
片目だけ出してる所も一緒やん。
メリオダスと息が合う所も怪しいよ。
恐らく生まれ変わりやと思う。
思うじゃなくて、そうに決まってる。
生まれ変わっても愛する人と出会って側にいる。
ロマンチックやね。
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