スポンサーリンク

【海外ドラマ】ストレイン シーズン3第1話「無敵のニューヨーク」レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ

strain
ストレイン公式サイトから引用
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

レビュー

エフ(コリー・ストール)は夜な夜な自宅に戻りザック(マックス・チャールズ)が戻ってくるのを待っている。ストリゴイとなったケリー(ナタリー・ブラウン)に奪われているから、ザックもストリゴイにされているに違いない。そう考えるのは普通。思った通りストリゴイになったザックが戻って来た。最悪の結末。妻と息子をストリゴイにされ救いのない状態を再確認。そうは思っていたけど少しの望みは持っていた。どうか人間のままでいて欲しい。その望みは断ち切られた。全てはエフの心配から生じた夢。まだ望みはある。ストリゴイのアジトで親子水入らずのザックとケリー。驚いた事にザックは人間のまま。ストリゴイとなったケリーにも母親としての心が残っているのか?カツラをかぶって化粧をして人間に成りすますケリー。少し違和感はあるが見た目では分からない。ザックを怖がらせないための配慮なのか?そんな事はこれっぽちも思ってなく、単なる人質としか考えていないのかもしれない。

フェット(ケヴィン・デュランド)は腕を買われて海軍特殊部隊の案内役。国がやっと重い腰をあげた。腰を上げるのが遅すぎる。状況は国家の存続にかかわる事態。それなのに偉いさんは自分の保身にばかり躍起になって国民の安全など無視。モタモタしているうちにストリゴイはドンドン増えて行く。戦力差は開く一方。敵は昼間は日光を避けて地下に潜伏。ニューヨークの地下トンネルは縦横無尽に張り巡らされている。案内が無ければ迷ってしまい目的地に到達する事は不可能。害虫駆除で地下トンネルを知り尽くしたフェットが抜擢された。狙うは敵の総大将であるボリバルの皮を被ったマスター。

海軍特殊部隊が無敵であると過信するのは禁物。クインラン(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)の言う通り歴史上の国家の軍隊には精鋭部隊が存在した。ことごとくストリゴイに敵わなかった歴史。精鋭部隊が無敵ならば現代のニューヨークがストリゴイに蹂躙される事はなかった。相変わらずスーツ姿のアイヒホルスト(リヒャルト・サメル)。特殊部隊をおびき寄せる。彼が本気になれば逃げる必要はない。ひたすら逃走するには訳があるはず。罠。その可能性がフェットの頭をよぎる。雑魚のストリゴイを倒しまくり調子に乗った特殊部隊にはアイヒホルストの怖さは伝わらない。フェットの忠告を聞かなかったのは失敗。せめてフェットが到着してから作戦を練り直すべきだった。すでに潜入を開始した部隊。謎の超音波で無線は使い物にならない。次々と部隊が惨殺される。無敵の海軍特殊部隊も敵を甘く見過ぎた。

forces

セトラキアン(デヴィッド・ブラッドリー)は読書の没頭中。戦いはルーメンを読破してから。物凄くぶ厚い古い書物。解読しながらでなければ読むことは出来ない。読破するには、どれだけの時間がかかるのか?そんな事をしている間に世界はストリゴイに征服されてしまう。何を呑気な事を言っているのかセトラキアン。長生きし過ぎて、遂にボケが始まったのか?頑固爺のセトラキアン。ルーメンを読破するまでは、テコでも動かない。ガソリンを手に入れるのも命懸け。地下駐車場にはガソリンが残っているはず。なぜならば昼間でも暗いからストリゴイのパラダイス。危険を承知でエフもやって来た。予想通りストリゴイが湧いて来た。接近戦は危険。虫が体内に入ってしまっては取り返しがつかない。何とかガソリンを手に入れて退散。次のために、この駐車場に紫外線ランプでも取りつけたらいいのに。物資が不足しているから無理なのかもしれない。

変わり果てても実の母親。すでに人間の面影なし。変わり果てるのにも限度がある。これでも母親と思えるのは、ある意味凄い思い込み。母親想いのガス(ミゲル・ゴメス)。母が人間に戻るのは絶望的。何とか長老たちから人間に戻す方法を聞き出すつもりなのか?それまでは母親に生きていてもらわなければならない。だから自分の血を抜いて与えているのかもしれない。もはやガスの事を息子などとは思っていない。食料にしか見えていないはず。もしかしたら、頭の奥底にわずかばかりの自我が残って苦しんでいるのかもしれない。それならば頭を撃ち抜いて解放してやるのが一番母親にとっての安らぎになるはず。ガス自身、何度も引き金に手をかけたに違いない。でも、出来なかった。引き金を引けなかった。元気なころの母親の顔が浮かんでくる。人間に戻す方法があるはず。それを信じるガスの苦悩。

ケリーの手下。ストリゴイの子供たち。怖すぎる。蜘蛛のような独特の動きが恐怖を増長する。囲まれるエフ。万事休す。一斉に襲われたら一巻の終わり。襲わなかったのは交渉するため。ケリーが現れる。一緒に暮らしたいからザックを連れ去ったのではなかった。心の中までもストリゴイ。でも、ケリーの心も残っているとケリー自身は言っている。本題はルーメンとザックの交換。エフにとっては究極の選択。自分の息子を助けるために、世界を救うヒントが記されているルーメンを差し出すのか?そんなことをすれば自分勝手な人類の敵としての烙印を押される。とにかく、正直に仲間に話すことが先決。それで道が切り開かれるかもしれない。試されるエフ。クズになるか救世主になるか、エフはどっちを選ぶのか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました