注意:ネタバレ
第6話:「愛の形」レビュー
ザックの純愛かと思った。
ザックも思春期の普通の少年だと思った。
見事に裏切られた。
やっぱりザックはザック。
あのザックがまともになるはずがない。
これだけの事をやってあげたから自分の事を愛するのが当たり前。
完全に見当違いな考え。
勝手に好きになって、勝手に親切にして。
勝手にアビーが自分の事を好きだと思い込んで。
勝手にアビーの家に行って、彼氏の存在を知って勝手に怒ってる。
アビーの立場なんて関係ない。
そんなことは知ったこっちゃない。
彼氏がいるのは自分への裏切り。
彼氏は自分だと思っていたのに。
全て自分中心。
地球は自分を中心に回っている。
自己中全開のザック。
人として終わっている。
いっそのことストリゴイになってしまったらいいのに。
そうなってしまった方がエフも迷いなくザックの命を奪う事ができるはず。
一線を越えてしまったザック。
なんの罪もないアビーをストリゴイに変えてしまった。
許せない行為。
見た目は人間でも中身は完全にストリゴイ。
人の気持ちなんて持ち合わせていないザック。
誰か早く葬ってくれ。
胸糞悪すぎる。
愛する人を持つことが足かせになる。
その反面、愛する人が窮地を救ってくれることもある。
過去の経験からシャーロットが側にいることでフェットに迷いが生じるかもしれないと危惧するクインラン。
でも、それは取り越し苦労だったみたい。
自分の経験が全てではない。
愛の形は千差万別。
クインランは気の毒だった。
愛する人ができた事でこの世に未練ができてしまった。
マスターとクインランの命は一心同体。
マスターが死ねばクインランの命の火も消える。
マスターの命を奪う千載一遇のチャンス。
迷いが無ければマスターを仕留めていたはず。
一瞬の迷いがマスターの反撃を許してしまった。
愛する二人の元へ戻りたい。
その迷いが命取りとなってしまった。
迷いが悲劇を生む。
時すでに遅し。
マスターに存在をしられていた二人。
マスターの手にかかり悲惨な姿に変えられた愛する家族。
取り返しのつかない出来事。
クインランの中に芽生えた決意。
自分の使命はマスターを倒すこと。
そんな自分が人を愛してはいけない。
これは神の戒めなのか?
そんな過去の経験から危惧したフェットとシャーロットの関係。
でも、それはいらぬ心配だった。
追ってきたアイヒホルスト。
シャーロットがいなければ飛行機は撃ち落されていただろう。
フェットがシャーロットを愛さなければ彼女はそこにいなかった。
フェットがシャーロットを気遣って残さなければ彼女はそこにいなかった。
クインランの愛の形。
フェットの愛の形。
ザックの愛の形。
様々な愛の形。
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