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レビュー
久しぶりのエルネスト登場。メッチャ音痴。でも、ええ味出してる。チャックとジミー。この仲の良さは本心なの?こんなに仲がよかったのに、なぜあんな結末を迎えてしまうのか?チャックの最後を思い出してウルっと来てしまった。酔っぱらって同じベッドで横になる兄弟。二人で歌う姿が、余計に虚しくなってくる。この頃は、お互いに憎しみは無かったのか?どこかで何かがおかしくなってしまったのか?ジミーも弁護士になりたてで将来に希望を持っていた。
奨学金をもらえなかった少女。以前に万引きをした事がマイナスになってしまった。ジミーの言う通り彼女が奨学金をもらうに値する人物だったのかもしれない。でも、過去にやった過ちが足を引っ張ってしまった。過去に汚点があれば、どれだけ優秀でもそれを拭い去る事は出来ない。ジミーは、まざまざとそれを見せられてしまった。まさに、チャックにした事が足を引っ張って弁護士資格を取り上げられたジミー。少女に熱弁してるけど自分に対してエールを送ってる。意見を言って投票をやり直したけど結果は変わらなかった。少女は、ジミーの言ってる事にピンと来てない。このおじさんは何を言ってるのかと上の空。ジミーの忠告よりもバスの時間の方が気になってる。熱弁をふるうジミーと冷めた少女。二人の気持ちの対比が見事
少女に自分を重ね合わせた時に、今の自分の惨めさが身に染みて来た。弁護士資格を取り上げられて、聴聞会でも不誠実だと不合格。過去の過ちを消すことは出来ない。どれだけ悔い改めても他人は理解してくれない。お先真っ暗。追い打ちをかけるように年代物の愛車のエンジンもかからない。まるで自分の惨めさをあざ笑ってるみたい。これはチャックの呪いなのか?兄のチャックと決着がついたと思っていたが、どこまでもつきまとってくる。いい加減にしてほしい。どこまで自分を苦しめるのか?どこまで自分を見下してるのか?はるか35階の頭上から見下ろされてるような感じがする。悔しさで嗚咽を漏らすジミー。こっちまで切なくなってくる。この出来事が決定的になってしまった。ジェームズ・マッギルにさようなら。ソウル・グッドマンこんにちは。
ヴェルナー、能天気すぎる。自分が置かれている状況を理解していないのか?ガスに会った時に、ただならぬ雰囲気を感じ取らなかったのか?仕事の途中に抜け出して妻に会いに行くとはプロ失格。一度無くした信用は取り戻す事は出来ない。初登場の時には職人気質で仕事を途中で投げ出すなんて考えられなかった。みんな騙されてしまった。一番危ないのはカイとばかり思ってたけど、まさかのヴェルナーとは。表の仕事だけなら優しくフレンドリーな現場監督で良かったかもしれない。でも、今回は裏の仕事。途中で投げ出したり情報が漏れるのは絶対にご法度。ヘタをしたら生きてドイツに変える事が出来ないとなぜ感じ取らなかった?
マイク、苦渋の選択。自分の気持ちを優先させるかプロに徹するか。本音はヴェルナーを殺したくはなかったはず。でも、ヴェルナーを殺さなければ妻も仲間も皆殺しにされてた。冷酷で失敗を許さないガスならやるはず。ヴェルナーも、それに気づいたから命を差し出した。ヴェルナーが妻に電話をして「ドイツに帰れ」と声を荒げる所はグッと来てしまった。最愛の妻への最後の言葉が「お前なんかと会いたくない」これはきつすぎる。でも、言わなければ妻の命が奪われてしまう。ヴェルナーも苦渋の選択。星へ向かって歩くヴェルナー。銃声が響く。星明りだけの真っ暗な中。シルエットが崩れ落ちる。おとぎ話の一場面のような美しさ。マイクが一線を越えた瞬間。人として越えてはいけない一線を越えてしまった。冷酷なプロフェッショナル、マイク誕生の瞬間。
ラロは、やっぱりカルテルの人間。ただの陽気なおっさんではなかった。ガスが秘密裏にやってる事を暴き出して横取りでもするつもりだったのか?何が目的だったのかは不明。それにしても尾行がヘタクソ。すぐにバレてしまってた。マイクは、あんな方法をどこで覚えたのか?ガムを駐車券の代わりに入れて詰まらせるとは普通なら思いつかない。駐車場の管理人をしていたから、その時に覚えたのかもしれない。
送金所のお兄ちゃんは気の毒。ラロが天井裏に入った時に逃げておくべきだった。でも、大半の人がパニクって固まってしまうはず。天井裏に入って侵入してくる奴なんているはずがない。それを目の前でやられたら何が起こったのか理解出来ない。ラロが監視カメラの映像をチェックしてる時に、ほっぺたに血が付いていた。横には横たわった足が見えてる。殺したに違いない。でも、大丈夫?前に車を停めてたはず。あちこちの監視カメラに映ってるはず。そういう事か。車も盗難車と言う事。監視カメラにナンバーが映っても足がつかない。犯罪慣れしてるカルテルの人間。その辺は抜け目がないはず。第一ラウンドはマイクの勝ち。最終的な勝者はマイクになるはず。どんな因縁が展開して行くのか?
全てが吹っ切れたジミー。正攻法でやっても自分には限界がある事に気付いた。自分本来のやり方。勝つためには手段を選ばず。勝ってこそなんぼ。勝たなければ、どんなに綺麗ごとを言っても意味が無い。聴聞会での演説。みんなが心を打たれた。キムも涙ぐんでる。この人を信じて良かったと思ったに違いない。天国から地獄。キムの表情が変わっていくのが辛すぎる。完全にジミーに失望してしまった。自分には手に負えないと思われたに違いない。ジミーは大きな過ちを犯してしまった。キムに対して信頼を無くしてしまった。ヴェルナーがガスやマイクに対して信頼を無くしてしまったように。もう、何を言っても何をしても信用される事はない。今まで何があっても味方でいてくれたキム。キムの気持ちも限界に来てしまった。「マッギルの名に恥じないように」聴聞会で言ってた言葉。それだけは信じたかった。最後の願いも崩れ去った。ソウル・グッドマン誕生の瞬間。ジェームズ・マッギルがマッギルの名を捨てた瞬間。
シーズン4フィナーレ。ソウル・グッドマン誕生で幕を閉じた。着々とブレイキング・バッドに近づいていく。シーズン5は1年後か?待ちきれないけどしょうがない。シーズン5で綺麗に終わらせることは出来るの?もしかして、シーズン6まで行くのかな?ナチョは今回登場しなかった。サラマンカ一家とガスの板挟み状態のナチョ。ラロとマイクの決着。クリーニング工場地下のラボは無事完成するのか?残された職人たちはドイツに無事に帰る事が出来るのか?そして最も気掛かりなジミーとキムの関係。ブレイキング・バッドでは、キムは登場しなかった。一体キムは、どうなってしまうのか?ひたむきにジミーを支えて来たキム。不幸にはなって欲しくない。でも、不幸な結末ばかりがよぎってしまう。一体、どんな結末が待ってるのか?
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