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機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア レビュー 悲しすぎる現実が襲って来る

注意:ネタバレです

あらすじ

ザビ家の魔の手から逃れるために地球に逃げて来たキャスバルとアルテイシア。

二人はジンバ・ラルの旧友であるテアボロ・マスの養子となりエドワウ・マス、セイラ・マスと名乗り平穏に暮らしていた。

しかし、ジンバ・ラルは野望を捨ててはいなかった。

アナハイム社の誘惑に応じ密かにザビ家への謀反を計画していた。

それを阻止せんとザビ家の刺客が侵入する。

襲われジンバ・ラルは絶命した。

追われるエドワウとセイラ。

刺客に反撃して間一髪、襲撃を逃れる。

兄は妹を守り抜いた。

負傷したテアボロを友人のシュウ・ヤシマが見舞う。

彼は自分の会社が所有するルウムのテキサスコロニーへ移住することを提案する。

テキサスコロニーへやって来た三人をアズナブル夫妻が出迎える。

そこへ一人の青年が現れる。

彼の名はシャア・アズナブル。

アズナブル夫妻の一人息子。

エドワウと瓜二つ。

違うのは目の色。

エドワウは青。

シャアは赤。

運命的な出会いだった。


機動戦士ガンダムTHE ORIGIN公式twitterより引用
©SUTSU・SUNRISE

ムンゾ共和国、クラブ・エデンでは退役したランバ・ラルが喧嘩に明け暮れていた。

そこへドズル・ザビが訪ねてくる。

ランバをある所へ連れて行く。

モビルワーカーの開発施設。

後のモビルスーツである。

開発に協力しろとドズルが提案する。

悶々とする日々を送っていたランバは提案を受け入れた。

ハモンが幽閉されているアストライアを訪ねる

長きに渡り幽閉されていたためか彼女は病に伏していた。

たった一つの願い二人の子供に一目会いたい。

彼女はハモンに訴える。

かなわぬ訴えを聞き涙するハモン。

いつしかアストライアは眠りについていた。

満月を数えながら母に手紙を書くセイラ。

100回目の満月を迎えたら再会できると言っていた母の言葉を信じるセイラ。

エドワウが憔悴した表情で部屋を訪ねて来た。

母さんが死んだ。

絞り出すようにセイラに告げるエドワウ。

全身の力が抜けセイラは悲しみに包まれた。

シャアがジオンの士官学校に合格した。

得意げに話すシャア。

それを聞くエドワウには、ある計画が浮かんでいた。

そんな最中、セイラと苦楽を共にしていた愛猫ルシファーが天国に旅立つ。

立て続けに大事な存在を亡くし悲しみに暮れるセイラ。

そんな妹に何かを決意した兄が別れを告げる。

兄の名を叫ぶアルテイシア。

キャスバルは決意を胸に妹に別れを告げ行ってしまった。

感想

悲しいシーンが押し寄せてくる。

別れが押し寄せてくる。

幽閉されていた母。

成長した子供たちに会う事を願っていた母。

母と会う事を楽しみにして満月を数えていたアルテイシア。

その母が亡くなってしまった。

唐突な別れ。

死の知らせに呆然とするアルテイシア。

憔悴するキャスバル。

このシーンは充分悲しい。

母と会う事を楽しみにした日々。

手紙を書いていたアルテイシアの気持ちを考えるといたたまれない。

突然、崖から突き落とされたような心境。

全身の力が抜けていく。

暗闇に突き落とされていく。

悲しみは、これで終わりでなかった。

母の墓を作って祈り、なんとか立ち直ったアルテイシア。

彼女に、さらに悲しい現実が追い打ちをかける

愛猫のルシファー。

母と平穏に暮らしていた頃から共に一緒にいた愛猫。

サイド3を共に脱出して苦楽を共にしてきた。

心の支え。

兄弟のような存在。

そのルシファーが死んでしまった。

いつものように部屋に戻り語りかけるアルテイシア。

駆け寄ってくるはずのルシファーが横たわったまま動かない。

ここは涙腺崩壊。

お母さんが亡くなるシーンよりも深い悲しみに襲われた。

母を亡くしたアルテイシアに追い打ちをかける悲しい出来事。

短期間に大事な存在を続けて亡くす悲しみ。

到底受け入れる事は出来ない深い悲しみ。

ルシファーの墓を母の墓の横に作り。

母が寂しくないように行ってあげたのだと自分を納得させるアルテイシア。

けなげなアルテイシアに次々と悲しみが押し寄せる。

唯一残った兄。

唯一頼れる存在の兄。

その兄も何かを決断し決意した表情でアルテイシアに別れを告げて行ってしまった。

一人、残されたアルテイシア。

短期間に三人の大事な存在との別れを経験した

三回も深い悲しみを経験した。

残酷な現実。

アルテイシアの悲しみが伝わってくる。

エドワウと名前を変えたキャスバル。

瓜二つの人物。

シャア・アズナブルと出会う。

キャスバル・レム・ダイクンがジオン軍でシャア・アズナブルと名乗っていた。

何故、シャア・アズナブルなのか?

その謎が明かされていく。

青年時代のキャスバル。

声に違和感が残る。

声優はファーストガンダムでシャアを演じた池田秀一。

オリジナルの声優を使うのはいいが、周りは反対しなかったのだろうか?

青年の声としては、やっぱり違和感がある。

赤い彗星のシャア・アズナブルなら、この人以外は考えられない。

でも、青年時代。

赤い彗星になる前のシャア。

エドワウ・マス。

大御所を出すには、少し早すぎたのでは?

少年時代のキャスバルも田中真弓。

悪い声優ではない。

でも、どう聞いてもルフィにしか聞こえない。

この辺りの違和感を指摘する人は誰もいなかったのか?

せっかくの、いい作品が少しの妥協でケチがついてしまう。

これは声優の責任ではない。

監督なり演出が指摘すべきこと。

この人たちが、そう思わなかったのかもしれないけれど。

個人的な感想としては、どうしても違和感を感じてしまった。

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