機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜 レビュー 戦争って最初は他人事




注意:ネタバレです

あらすじ

暁の蜂起の責任を取って除隊したシャアは地球の工事現場で働いていた。

工事現場でモビルウォーカーを操る日々。

ザビ家への復讐はあきらめたかと思われた。

息抜きに現場監督と訪れたカジノで不思議な少女と出会う。

彼女はルーレットの球がどの数字に入るかを予測していたのだ。

連れの男の背中に数字を書く少女。

見事その数字に入る。

チップを稼ぐ男。

不審に思った店がディーラーを変える。

ディーラーが変わった途端に少女の予測は当たらなくなった。

チップが減っていく。

少女は「ディーラーが下手だから」と呟いた

シャアは船着き場で偶然その少女と再会する。

ララァ・スンそれが彼女の名前だった。

船着き場の船から男が出てくる。

カジノにいた男。

男がララァに戻れと言った瞬間、船が爆発する

男はマフィアに追われていたのだ。

マフィアの船が砲撃してくる。

シャアはララァの手を取って逃げ出した。


機動戦士ガンダムTHE ORIGIN公式twitterより引用
©SUTSU・SUNRISE

ミノフスキー博士が連邦軍への亡命を打診して来た。

彼の弟子テム・レイが、ゴップ大将の密命で月に飛ぶ。

その頃、キシリア・ザビも変装して月を訪れていた。

月の裏側に大きな黒い影が四体。

ランバ・ラルと後の黒い三連星が乗る四体のモビルスーツだった。

進む四体のモビルスーツ。

待ち受ける赤い一体のモビルスーツと合流した

それはドズルの命でジオン軍に復帰したシャアだった。

彼ら五人はミノフスキー博士の亡命を阻止するために月面に派遣されていた。

ジオンのモビルスーツを発見した連邦軍は極秘に開発していたモビルスーツ部隊を投入する。

連邦のモビルスーツを見たテム・レイは自分が想像していたものとの違いに落胆する。

極秘裏に見た開発中のジオン軍のモビルスーツの映像。

性能差は歴然としていた。

この時、彼は連邦軍のモビルスーツが敗北するであろうことを予測していた。

感想

月での史上初のモビルスーツ同士の戦い。

旧型ザクが、こんなにかっこよく強いとは驚き

ランバ・ラルと黒い三連星が初のモビルスーツ戦を経験。

この四人がモビルスーツの開発に携わっていた

モビルスーツ戦に関しては一日の長がある。

感激の赤いモビルスーツ登場。

旧型の時から、赤にカラーリングしてるシャア専用ザク。

この頃からモビルスーツの色は赤とこだわっていた。

対する連邦軍も密かにモビルスーツを開発していたようである。

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しかし、ジオンとは圧倒的な差。

見た目で完敗しているのが分かってしまう。

これを見ると天才ミノフスキー博士の力がどれだけ偉大か明白。

彼の弟子テム・レイも連邦のモビルスーツを見て、「これじゃない」とつぶやいている。

連邦のガンキャノンもどき。

どう見ても機動性に欠ける。

動きが鈍いのは明白。

能天気な連邦軍のお偉いさんは、こんな失敗作でジオンに勝てると思っていたのか?

それとも、ジオンがあれほど高性能なモビルスーツを開発しているとは夢にも思っていなかったのか?

案の定、数で勝るはずの連邦のモビルスーツが次々と破壊されていく。

性能差は圧倒的。

パイロットの操縦テクニックも圧倒的な差。

これでは連邦軍は全く歯が立たない。

結局全滅してしまい。

輸送機もシャアの放った砲撃が命中して爆発してしまった。

亡命を画策していたミノフスキー博士の最後が象徴的。

ジオンのモビルスーツの生みの親。

モビルスーツ戦ではかなわない連邦軍。

だが、何とか一矢報いたい。

連邦のモビルスーツの呪いなのか?

偶然、ミノフスキー博士の方に逃げて来た連邦のモビルスーツ。

気付いたランバ・ラルが静止するがザクは追うのをやめない。

止めを刺されたモビルスーツが、偶然ミノフスキー博士の方に倒れてくる。

まるで、他のやられたモビルスーツの敵討ちをするように倒れてくる。

そのまま下敷きになり帰らぬ人となる。

一部始終を見ていたテム・レイはジオンのモビルスーツの圧倒的な性能に驚愕する。

このままでは連邦軍はやられてしまう。

完敗だ。自分があれ以上のものを開発しなければ、それが自分の使命だと。

シャアは暁の蜂起の責任を取って除隊していた

その後、地球の工事現場で働いていたとは驚き

その頃に、ララァ・スンと知り合っていた。

彼女はいわゆるニュータイプとは違うのか?

地球にいる時から不思議な力を持っていた。

超能力?

霊能力?

ルーレットで当たりを予測している。

ディーラーが変わってから当たらなくなった。

彼女は、二人目の女性のディーラーが下手だったから当たらなくなったと言っている。

うまいディーラーは意のままに球を入れる事が出来る。

どの数字に入れるという思念を感じていたのかもしれない。

悪い男に利用されていたララァ・スンをシャアが助ける。

しかし、なぜ見ず知らずの女性を危険な男達から助けたのか?

動機がいまいち判然としない。

ララァに何かを感じたのか?

運命的な何かを感じたのか?

まるで赤い糸で結ばれた人を探し当てたように

運命の相手としか表現のしようがない。

シャアはララァを見た時に運命の人であると感じたのかもしれない。

サイド7でのアムロ。

父の部屋でガンダムの資料を見付ける。

それを調べるうちに、のめりこんでいく。

ザビ家がジオン公国を名乗り独立を宣言する。

月で連邦軍とジオン軍の戦闘が始まる。

戦争が起こっている。

いつもの日常を送るアムロ。

部屋にこもりパソコンの画面を見るアムロ。

テレビでは戦争が日に日に激化していくニュースが流れる。

外の世界では戦争が広がっている。

でも、それはテレビの中だけで起こっているように錯覚する。

フラウ・ボウが心配してやってくる。

部屋にこもるアムロを見て、泣き出してしまう

戦争が起こっている。

何かを感じたフラウが泣きじゃくる。

他人ごとではない。

戦争は間違いなくサイド7にもやってくる。

二人のその後の運命が分かっているだけに余計に考えてしまう。

戦争に巻き込まれていく。

当人はそんな事は全く思っていない。

まさか自分が巻き込まれるとは思っていない

先の事なんて誰にも分からない。

この少年がガンダムのパイロットになり一年戦争の英雄になるなんて誰も想像できなかった。

運命が分かっているだけにフラウ・ボウの悲しみが余計に伝わってきた。

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