注意:ネタバレ
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「キングスマン：ファーストエージェント」レビュー
キングスマンがどうやって創設されたかのお話。
前半はキングスマンの雰囲気があんまりない。
あれを期待していたのに拍子抜け。
なんか別の戦争映画を見てるような感じ。
イギリス、ドイツ、ロシアにアメリカがからんできて歴史の勉強のようでややこしい。
第1次世界大戦がどのように起こり裏でキングスマンを創設したオックスフォードがどのようにかかわっていたのかを説明。
長い。
最初は殺された妻の遺言を守って息子を守るためにやっていたのが、息子を亡くしたことで世界を平和に導くために組織の創設を決意したオックスフォード。
キングスマンの創設前の組織自体が謎。
なんであんな有能で裏の顔を持つ使用人がオックスフォード家にいるの？
貴族の家には、あんな使用人がいるのが普通？
オックスフォード家だけが特殊なら、それがなんでなのか説明してくれないとわからん。
ポリーが有能すぎる。
世界中にある使用人のネットワークそれを統括する立場。
へたなスパイ組織より有能な組織。
使用人は警戒されない。
常に有力者のそばにいるのが使用人。
こんな奴が、この話を聞いたところでなんの脅威にもつながらないと、はなっから舐められてるのが使用人。
だから、使用人の前では皆が警戒心を解いて重要な話でもおかまいなしに始めてしまう。
これって無意識にやってるよね。
喫茶店なんかで結構大事な話を周りにお構いなしでやってる人がいる。
大事な書類をテーブルに広げて周りの人に丸見えなんてこともある。
あれって結構従業員が聞いてたり目に入ったりしてる。
でも、当の本人たちは全く注意を払っていない。
だれも使用人や従業員の事なんて気にもしない。
空気みたいなもんやと思ってるから。
てっきりコンラッドが父の遺志を継いでキングスマンを継承して今に至るとかいう展開やと思ってたのに、あっさり裏切られた。
あんなにあっさり死んでしまうのは予想外。
ビックリした。
入れ替わりなんかしなかったらよかったのに。
そんなことをせんかったら死ぬこともなかったし、キングスマン創設メンバーになってもっと大きなことができてたはず。
でも。コンラッドが死ななかったらオックスフォードもそれほど世界の平和のためにとか考えんかったから、結局キングスマンができてなかったか。
それを考えるとコンラッドの死はキングスマン創設には必然のことと言えるね。
でもオックスフォードは、よく立ち直ったね。
普通なら妻も息子も他人の手によって殺されたりしたら頭がおかしくなって再起不能になってしまうよ。
それを考えるとポリーの存在は大きかった。
しかし、死に方が残念。
コンラッドを撃った奴は銃殺にしていいよ。
いくらスパイの疑いがあるとはいえ上官の命令も無しで撃つなんてむちゃくちゃすぎる。
上官が待てと言って止めてるのに無視して撃ってるから重大な命令違反。
無実のコンラッドを殺してるから後に裁かれて重罪を言い渡されてるはず。
なんでラスボスがあいつなん？
なかなか顔の出ない羊飼い。
だれか主要な登場人物が羊飼いの正体であるのは示唆してたけど、あれはないわ。
顔をさらした時に固まってしまった。
思考がフル回転。
思い当たる人がなかなか出てこない。
話が進んでやっと理解出来た。
あの副官か！
あかんやん。
どんでん返しになってない。
そんなに前に出てきてないからインパクトが無さすぎる。
ほとんどの人が「だれ？？」ってなってたはず。
裏の組織のボスなのに最前線で情報収集する意味あるの？
人材不足？
どう考えてもラスプーチンをラスボスにするべきやったやろ。
あんな中盤で退場させるなんてもったいなさすぎる。
バレエやコサックダンスを取り入れたバトルも新鮮で面白かった。
あれこそキングスマンやん。
ラスプーチンが一番キングスマンらしかったよ。
でも、オックスフォードの足が治ったのはなんで？
それについて一切説明ないけど。
もしかして単なるインチキ坊主ではなくて、ちゃんと超能力を持ってたとか？
そうでないと説明つかへんね。
でも、おかしいよね。
殺すつもりなら足を治す必要なんかないやん。
足を治すふりをして殺してしまえばよかったのに。
それとも計画を聞き出すには足を治す過程が必要やった？
その足を治す過程が気持ち悪すぎる。
きれいな女の人なら見てられるけど、おっさん同士はきついわ。
頼まれても嫌やん。
おっさんの太ももをレロレロ舐めるなんて。
もう、足自体を触るのもきついよ。
それを考えたらラスプーチンはノリノリでやってたから、おっさんが好きなんやね。
惜しいキャラやね。
ポリーの銃弾一発で殺されるなんてもったいない。
もっと活躍を見たかったわ。
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