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LOGAN/ローガン レビュー 最後のウルヴァリン、しんみりするね

注意:ネタバレです

あらすじ

2029年、年老いたチャールズ・エグゼビアの世話をしながらリムジンの運転手をするローガン

かつては不死身のウルヴァリンとして数多くの敵と戦って来た。

だが、彼の体は蝕まれていた。

不死身の治癒力が鈍ってきている。

そのせいか咳がでて、体がだるい。

傷や怪我の治りも遅くなっている。

ガブリエラという女性と出会う。

彼女は娘のローラをノースダコタまで送って欲しいと頼んでくる。

何かを感じたローガンは申し出を断る。

しかし、ガブリエラは殺されてしまう。

一人残ったローラ。

彼女は巨大企業トランシジェン研究所のピアース率いる武装集団に追われていた。

拉致されようとした時、抵抗するローラの手から爪が伸びる。

ウルヴァリンと同じアダマンチウムの爪。

その爪が敵を次々と切り裂いていく。

驚異的な身体能力。

彼女はウルヴァリンの遺伝子を元にして造られたミュータントだった。

トランシジェンでは軍事目的に利用するため、かつて活躍したミュータントの遺伝子を使いミュータントを作っていた。

しかし、失敗作とみなされ処分が行われる。

それを、みかねたガブリエラが彼らを逃がすため協力していたのだ。

自分の遺伝子で作られたミュータント。

ウルヴァリンとは遺伝子的には親子となる。

ローラの爪を見て驚愕するローガン。

否応なしに巻き込まれてしまい、チャールズとローラをリムジンに乗せ逃走する。

向かうはガブリエラのメモにあった座標。

しかし、その座標はX-MENのコミック誌に記されていた座標と同じものだった。

ガブリエラの言っている事は妄想だとローラに話すローガン。

しかし、ローラはそこに仲間がいると聞き入れない。

朽ちていく体に鞭打って敵の追撃を迎え撃つウルヴァリン。

かつての圧倒的な戦闘力には陰りが見えていた

行くあてもなく仕方なく座標の場所へ向くローガン。

彼には死の時が迫って来ていた。

果たして、座標の場所には何があるのか?

ローガンの命の火は、それまでもつのか?


ローガン公式サイトから引用
TM and © 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. 
© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

感想

今まで観て来たX-MENシリーズとは一線を画す

今までのウルヴァリンの爽快なアクションを期待してたら拍子抜けする。

当然、アダマンチウムの爪を出して戦うシーンは健在。

でも、疲れる痛がる怪我の治りが遅い。

とにかく、不死身のウルヴァリンが弱ってしまってる。

チャールズ以外のX-MENも出てこない。

なんでこんな世界になってしまったのか?

ミュータントを死滅させるウィルスでも開発された?

これはパラレルワールドなのか?

チャールズのせいで、こんな世界になってしまった?

チャールズがボケ老人みたいになってる。

96歳、ボケてもしゃあないか。

その世話をするローガン。

時々、発作を起こしてるけどなんで?

発作を起こすと周囲の空間が歪むように地響きが起こる。

周囲の人達も押し潰されそうになってる。

注射を打つと発作が治まる。

発作が続けば世界が崩壊してしまうのかな?

いっその事、寿命が来てくれた方が世界のためになるんと違うの。

ローガンも世話することから解放されるやん。

今一、訳が分からん。

ローラはよかったね。

演じるのはダフネ・キーン。

ほぼ、無名の役者。

名前がカッコええね。

ダフネー・キーン、このままでX-MENのメンバーの名前みたい。

不思議な雰囲気。

ウルヴァリンの遺伝子を使って造られたミュータント。

ローガンの娘になるんかな。

遺伝子的にはつながってるもんね。

アダマンチウムを埋め込まれたウルヴァリンと同じように爪が出てくる。

足先からも爪が出てくる。

X-MENのメンバーは出てこないけど、研究所で作り出された子供たちは様々な能力を持っていて、それを使い追って来る敵と戦う。

ウルヴァリンのクローンも出て来てる。

ヒュー・ジャックマンの一人二役やね。

でも、弱ってるオリジナルのウルヴァリンの方が勝ってしまう。

X-MENのアメコミが存在してる。

そこにはウルヴァリンの事も書いてある。

一体、誰が書いたのか?

結局は、何が話の本筋なのか理解できなかった

ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを卒業するためだけに作った映画に見えて来た。

だから、最後に死んでしまう。

マーベルコミックの原作でも、この話はあるのかな?

もしかしてオリジナルストーリー。

映画としては、退屈はしなかった。

面白かったとは思う。

でも、今までのX-MENシリーズを見てるから、どうしても比べてしまう。

比べると毛色が違うので違和感を感じる。

観てる間も疑問が頭に上がっては消える。

なんで、こんな世界になってるの?

不老不死のはずのウルヴァリンが年を取ってる

咳してる。

病気になるはずないのに咳してる。

ミュータントの能力が弱まってきてるのかな?

でも、なんで弱まるの?

行く先々で周りを巻き込んでいく。

親切な一家に世話になる。

この一家はかわいそうやわ。

たまたま、関わっただけやのに一家全員追って来た敵に殺されてしまう。

もう、まるで疫病神や。

幸せそうな家族やったのに残念やね。

この映画、ウルヴァリンの最後を見た後に、もう一回見返したら納得できるのかな?

今ままでのシリーズとは雰囲気が違うけど、これはこれで哀愁が漂ってロードムービーのようで、いい映画やったと思う。

何よりもウルヴァリン最後の映画。

ファンなら観るしかない。

役者を変えてリブートはあると思うけど、ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリン。

なんか、観た後にしんみりするね。

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