注意:ネタバレ
ストレイン公式サイトから引用
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
レビュー
ヨレヨレのガス(ミゲル・ゴメス)。ストリゴイとなった母親に自分の血を抜いて与えている。貧血進行でフラフラ。母に人を襲わせるわけにはいかない。姿形は変わっても愛する母。ストリゴイを人間に戻す方法が必ずあるはず。本当にそんな方法があるのかは疑問。ガス自身も薄々感づいている。そんな方法はあるはずない。でも、信じなければやってられない。母がいなくなったことを受け入れる事が出来ない。ヘルメットを被せて触手が飛んでくるのを防止。そこまでして守りたいのか?実際に自分がガスの立場になったら、そうするのかもしれない。愛する妻や子供たちが醜いストリゴイになってしまったら葬ることは出来るのか?以前の姿を思い出して躊躇してしまうかもしれない。
いつか人間に戻るかもしれない。そんな事は100%無理だと理解していても一縷の望みに懸けるかもしれない。心配したエンジェルの訪問。元はガスの母親かもしれないがエンジェルからしたら醜いストリゴイ。自分の血を抜いて与えるなんて狂気の沙汰。警官もエンジェルと同じ意見のはず。その姿を見れば即発砲。ヘルメットを被せて車椅子に乗せて逃走。頭から布切れを被せて怪しさ100万倍。絶対に誤魔化す事は無理。見つかれば怪しまれるのは確実。まるでコントのような逃走劇。出口目前にして警官と鉢合わせ。何の罪もない警官が犠牲になる。それでもこのストリゴイは母親だと言い張るのかガス?
「フェットく~~~~ん!!」と叫んでるセトラキアン(デヴィッド・ブラッドリー)。困った時のフェットくん(ケヴィン・デュランド)。意外と頼りにしてるのね。オクシド・ルーメンが盗まれて大慌て。わしの本になっている。もう解読が趣味の域になっている。正直な話、人類を救う事なんか眼中にないのかもしれない。クインラン(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)が疑われている。紫外線ランプでがっちり守られている金庫。紫外線ランプが無傷ならクインランは近づくことは出来ないはず。何故、その点に気付かない。おかしな点に気付いてしまった。紫外線ランプ、割れば無力になるのでは?物を投げるなり、銃で撃つなりすればランプは消えて紫外線の影響はなくなる。無力化するのに近づく必要は無し。セトラキアンとフェットくんは、それに気づいていないの?
マスターに噛まれた妊娠中の母親。生まれた赤ん坊は唯一マスターを倒す事が出来る存在。皮肉な事に自分自身で最強の敵を生み出す事になったマスター。クインランにとっては父親となるマスター。1000年前、醜い容姿のため見世物小屋に囚われていたクインラン。言葉も話す事が出来ずに惨めな日々。吸血鬼ハンターの女性に助けられなければ今の自分は無い。正に育ての母。マスターを倒すには時間が必要だとこだわっていた女性。時間を経るごとに強さが増していくのか?自分にとって最大の敵になりえる存在だとマスターも理解していた。雑魚のストリゴイなどひと捻り。洞窟で追い詰められたクインラン。当時の名前はクインテス。何故、クインランとなったのかは明かされず。
マスターも詰めが甘すぎる。いったい、なんのために洞窟に二人を閉じ込めたのか?クインラン自身を苦しめるのが目的なのか?弱っていく女性。懸命に世話をするクインラン。命の火が消えかかっている事を悟った女性。どうせなら人類の希望のために命を投げ出そう。人類の希望クインラン。彼も飲まず食わずで弱っている。こんな状態でマスターに襲われたらひとたまりもない。脱出するためには血が必要。血を飲んでパワーを温存すればチャンスは訪れるはず。育ての母の吸血鬼ハンター。彼女の想いを無駄にしないため血をすするクインラン。どんな感情が彼の頭を駆け巡っているのか?そもそも彼に感情があるのかも分からない。様子を見に来たマスター。体力温存していたクインラン。スタコラサッサと逃げの一手。マスター呆然、何故追わない?
ただの本をマスターが何故重要視するのか?やはり、そこにはマスターを倒す方法が記されているのかもしれない。自分にとって脅威になる本。だから、何としてでも手に入れようとしているのかもしれない。オクシド・ルーメンとザック(マックス・チャールズ)の交換。通信方法はストリゴイ。通信終了でクインランが一刀両断。コスパの悪い通信手段。取引現場へ向かうエフ(コリー・ストール)とクインラン。セトラキアンとフェットがそれを追う。クインランにGPSを仕込んだフェット。どうやって、本人に気付かれずに仕込んだのか不明。そんな事が可能なのか?人間よりも感覚が鋭敏なクインラン。気づかれる事なく近づくのさえ困難。どんな方法で仕込んだのかは語られない。都合の悪い事は端折られる。覆面を被せられたザック。ザック本人なのか確認のしようがない。子供騙しの誤魔化し。それがザックでない事は誰もが考える事。
ストリゴイとなったケリー(ナタリー・ブラウン)。彼女の中にはザックを産んだ時の記憶は残っている。覆面を取ったらストリゴイ。オクシド・ルーメンでしばき倒せ。銀の装丁が武器になる。これでオクシド・ルーメンだけを持ち去られたらエフの立場無し。エフとクインランだけでは厳しかった。救世主のフェットとセトラキアン。銀の手榴弾を持ってて良かった。銀の吹雪で苦しむストリゴイ部隊。起死回生のクインラン。雲行きが怪しくなって逃げ出そうとするマスター。クインランの剣がマスターの首を一刀両断。1000年越しの悲願達成。と思いきや。こんなカラクリになっていた。大きな虫が本体だった。こいつを殺さない事には悲劇は繰り返される。下水溝に逃げ込んでしまった虫。これを捜し出すには困難を極める。再び振出しにもどってしまったのか?しぶといマスターに、次の一手はどうする?
コメント