注意:ネタバレ
東京喰種:re公式サイトから引用
©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
レビュー
異形の怪物となった金木研。優しかったカネキが変貌する。殺戮を繰り返す竜。カネキは何を想うのか?多くの人々が犠牲になる。トーカの中に宿る小さい命。その事も忘れてしまったのか?カネキを慕う多くの仲間が心配そうに見守る。皆がカネキを助けたいと想いを一つにする。月山習のカネキに対する想い。様々な思い出。時には敵対し、時には仲間となった。涙を流して強く語る月山習。聞いてるこちらも様々な場面を思い出し込み上げてくる。カネキの事を想っての事だと思っていた。最終的な目的は変わらず。相変わらずカネキを味見する事を諦めたなかったと言うオチ。生まれてくる子供には父親が必要。結婚したばかりのトーカの想い。子供の名前も決めなければならない。一人で決めるなんて悲しすぎる。二人で候補をあげて決めるべき。皆の想いが一つになっていく。金木研との様々な思い出。それぞれの思い出。助けたい。助けなければならない。人間も喰種も関係ない。カネキを助ける想いが二つの種族の垣根を壊していく。
カネキの親友ヒデの力。親友を助けたいと願う力。CCG本部にやって来た喰種たち。自分達だけではカネキを助けるわけにはいかない。CCGの協力が必要。今までの確執は承知。そんな事は承知の上で協力を仰ぎに来た。不穏な空気が満たされていく。同僚を殺された恨み。かつては殺し合った者同士。遺恨がないとは言い切れない。そんな事を超越して協力しなければならない非常事態。このまま竜を放置すれば、お互いに破滅するのは必至。
CCGの目的は、喰種の殲滅。宇井特等が声高に叫ぶ。それがある限り協力なんか出来るわけない。何のための喰種殲滅なのか?その先には何があるのか?優先させるべきは人類の未来を守る事。その目的のためなら協力するべき。亜門鋼太朗が叫ぶ。説得力のある言葉。CCGの捜査官たちの顔色が変わる。本来の目的を忘れていた捜査官たち。何のために捜査官になったのか?人類の平和を守るため。人々が平穏に生活を送れる世の中にするため。その志を呼び覚まされる捜査官たち。狂気の局長である旧多は、目的を達成して姿をくらました。竜を呼び覚まし、世の中を混沌に陥れる目的。丸手特等に意見を求められる鈴屋什造。喰種と共闘する事に賛成した。
久し振りの再会。ニシキと西野貴未。かつて愛し合った恋人同士。何のために嘉納の助手をしていたのか?かつて愛した男を人間に戻すためなのか?かつて愛した男と人生を共にするため、自ら喰種になろうとしたのか?旧多に利用されたことに気付かなかった六月透。どこまでもふざけた旧多に衝撃の告白をされる。最愛のカネキを怪物に変貌させる計画。そんなおぞましい計画に自分は知らぬ間に加担させられていた。なぜ、気付かなかったのか?なぜ、分からなかったのか?
愛してしまった先生。振り向いてくれぬなら命を奪うまでと殺そうとした自分。全ては旧多の思い通りに操られていた。先生がおぞましい怪物になってしまった。自分の責任。元に戻す方法など分からない。もはや生きてる意味なし。立ちふさがるウリエとサイコ。かつての楽しかった共同生活。こんな関係になるなんて誰も思っていなかった。自ら命を絶つしかない。自分のために皆に迷惑をかけてしまった。こんな命、生きていても仕方がない。ウリエが止める。サイコが止める。愛し過ぎたゆえの過ち。心の隙間を旧多に利用された。涙が溢れ出す。こんな自分を許してくれる仲間。素晴らしい仲間の事を思い出したトオル。
トーカの事を気遣うヒデ。どこまでも友達想いの男。ふとした何気ない話。結婚指輪の交換。そこにヒントが隠されていた。 竜の巨大な体内からカネキを見つけ出す作戦。闇雲に探していても見つかるはずは無い。活動再開までに見つけないと再び多くの犠牲が出てしまう。カネキの結婚指輪。それを捜せば、そこにカネキがいるはず。トーカの閃きが報告される。膨大な数の金属探知機。月山観母のコネクション、恐るべし。総理に電話一本で話を付ける影響力。その気になれば、CCGを潰すのも簡単だったに違いない。膨大な数の金属探知機が届けられる。喰種が金木を探すが見つからない。そう簡単には見つからない。トーカとカネキの赤い糸。そんな物があるのだろうか?そうとしか説明できない。トーカの金属探知機が音を立てる。ビンゴ!ヒット!ブラボー!
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