【海外ドラマ】ウォーキング・デッド シーズン10 第7話「蘇る記憶」感想(ネタバレ)




注意:ネタバレ

walkingdead
ウォーキング・デッド公式サイトから引用
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レビュー

献身的なダンテ。ウィスパラーズに拉致された後遺症に悩むセディク。満足に治療に当たる事ができないセディクを支える友人。セディクに代わり、謎の感染症に苦しむ患者たちを献身的に治療していた。そう思っていた。そう思わされていた。人は皆マスクをかぶっている。例外にもれずダンテもマスクをかぶっていた。反対に、かぶっていたマスクを脱いでいたのかもしれない。

拉致され目の前で仲間たちの首が次々とはねられる。見たくもないのに無理やり見せられる恐怖。苦楽を共にし、生活を共にした仲間たちの命が奪われていく。こんな事なら、もっと早くに命を奪ってくれたらよかったのに。生き地獄。自分では、どうする事も出来ない。自分で自分の命を絶つ事も出来ない。延々と仲間たちが死んでいくのを見ていなければならない恐怖。最後に命を奪われると思っていた。そうしてくれた方が楽だったのに。それなのに、解放されてしまった。アルファの策略。ウィスパラーズへの恐怖を刻印するため。その恐怖を伝播するため。二度と逆らえないように恐怖を広げる策略。一生、忘れる事の出来ない恐怖。来る日も来る日もフラッシュバック。冷静な判断なんかできるわけがない。医者としては、致命的。冷静な判断、的確な判断が要求される職業。だから、ダンテは献身的に患者を診てくれていると思っていた。

アーロンから、情報を聞き出そうとするガンマ。アルファの入れ知恵。親切心にするりと入り込む。安心させて寝首をかく。アーロンは、そんな事は承知のはず。アーロン自身も思っていたのかもしれない。ガンマの逆をついて、こちら側に取り込んで情報を聞き出す。ウィスパラーズは、飢えているはず。普通の生活に憧れているはず。行く所がないだけ。ひとりでは、生きていくことが困難な世界。誰かに守ってもらわなければ、すぐに命を落としてしまう世の中。だから、仕方なくアルファの言いなりになっている者もいるはず。アーロンに下心は、なかったのかもしれない。哀れな少女を助けたかっただけかもしれない。揺れるガンマの心。アーロンについて行けば夢のような生活が待っている。人間らしい生活。森の中を徘徊することも無い。死人の仮面をかぶることも無い。固い地面ではなく、屋根のある家の中でベッドで眠る事も夢ではない。様々な誘惑が頭の中を駆け巡る。しかし、自分はガンマ。ウィスパラーズのガンマ。アルファは、絶対。アルファの言う事は間違っていない。葛藤するガンマの心。キャロルに騙されたリディア。キャロルの賭け。これがうまくいけばウィスパラーズは壊滅。リディアの姿を見たガンマの困惑。キャロルに騙されたリディアの困惑。アルファに忠誠を誓ったガンマ。このまま忠誠を誓い続けリディアの事は黙っておくのか?それとの、全てはアルファの嘘だったとウィスパラーズを去っていくのか?

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ダリルとキャロルに拉致されたウィスパラーズの見張り役。リディアの知った顔。アルファに絶対服従の強固な意志。キャロルが持ってきた拷問道具と思わしての焼き立てのパン。拍子抜けする見張り役。何もしゃべらないと言っていたのに、空腹は隠しきれない。こんなおいしそうな焼き立てのパンなんて何年ぶりに見たのやら。キャロルの飴を与える作戦。それで口を割るなら、それでいい。一瞬、上手くいくのかと思わされた。忠誠心なんて空腹の前では無駄なもの。誰もが、そう思っていたはず。ダリルとキャロルも、そう思っていたに違いない。それなのに、忠誠心は強固だった。

アルファは、絶対な存在。何年間も生活を共にすることで出来た強固な絆。それを断ち切るのは並大抵ではない。吐き出したものがキャロルの顔にかかる。キャロルの中のスイッチが入る。飴でダメなら鞭しか残っていない。しかし、そんな事で吐くのだろうか?決定的な情報。見張り役は、口を割っていないと思っている。しかし、咄嗟に言った言葉はとてつもない威力を含んでいる。アルファの絶対を壊す突破口。アルファは、ウィスパラーズにリディアは死んだと言っている。リディアが生きている事が知られたらアルファの嘘がバレる。突然苦しみだす見張り役。現場は、大混乱。誤薬。セディクがダンテに渡した薬が間違っていた。フラッシュバックの後遺症。崖下に突き落とされるような感覚。自分のミスで大事な捕虜を死なせてしまった。

違和感。ダンテの声。ダンテの顔。セディクにフラッシュバックが襲てくる。そのばにダンテがいるわけがない。それなのに、いたような感覚。それもそのはず、ダンテは、その場にいた。マスクをかぶったウィスパラーズ。マスクを脱いだダンテ。簡単に潜り込まれるセキュリティの甘さ。全ては、ダンテの仕業。感染症の原因は飲料水。捕虜に薬を飲ませたのもダンテ。患者に治療を施しているように見せていただけ。セディクの友人を装っていただけ。アレキサンドリアを守ろうなんて、これっぽちも思っていない。内部から壊滅させるための刺客。まさかの展開。セディクまでもが首を絞められて殺された?生死は不明。エンディングは無音ではなかった。気絶している可能性も否定できない。モヤモヤした終わり方。たったひとり真実に気づいたセディクが死んでしまっては、アレキサンドリアは時間の問題。この展開、次回が楽しみすぎる。

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