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【海外ドラマ】ウォーキング・デッド シーズン10 第4話・第5話・第6話レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ

walkingdead
ウォーキング・デッド公式サイトから引用
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レビュー

第4話:孤独との戦い

第5話:変わらぬ姿、変わりゆく心

第6話:秘密の任務

まさかのニーガンの予想外の行動。誰もが、アレキサンドリアに馴染んでウィスパラーズから皆を守るために仲間として立ち上がると思っていた。本人も、それを望んでいたのかもしれない?だからこそ、慣れない畑仕事をして馴染もうとしていた。しかし、どれだけ馴染もうとしても、どれだけ善人を装っても、過去を100%消すことは不可能。些細なことなら、それも可能かもしれないが、ニーガンのやったことは、あまりにも大きすぎた。ニーガンも、ウィスパラーズのように仮面をかぶっていたのかもしれない。善人という仮面を。

歪曲されたニーガン伝説。ニーガンがカールを撃ち殺した都市伝説。ウォーカーに点数をつけるニーガン。ニーガンを知る者なら、彼がそんな事をするなんて信じるはずはない。しかし、8年間の投獄の間に、本当のニーガンを知る者は減っていった。その代わりに、噂がひとり歩き。ブランドンのように、ニーガン嘘伝説を信じて、密かな憧れをもつ者も出て来た。ブランドン、少しネジの外れたお人好しかと思っていた。笑いで終わって欲しかった。ニーガンが、マイロ母子を助けた時に二人を殺して物資を奪おうとしたブランドン。ブランドンの中の狂気が見え隠れする。危ない奴。ニーガンも、そう思ったに違いない。せっかく、善人になろうしているのに、邪魔をするブランドン。彼といる限りトラブルに見舞われる予感しかしない。だから、失せろと一喝した。

ニーガンとマイロの、ほのぼのした時間。本当の親子のような雰囲気。体育の教師をしていたから、本質的に子供が好きなのかもしれない。しかし、子供に下ネタを教えるニーガン。平和な世界だったら、PTAが黙っていない。飛行機に乗った事のないマイロ。この世界になって生まれた子供は、飛行機を見たことがない。タマ打ちを教えるニーガン。何の役に立つのか分からないが、子供は下ネタが大好きだから打ち解けるには、うってつけの話題。本気で母子を助けるつもりだった。見つかれば殺されるかもしれないリスクを冒しても助けたかった。アレキサンドリアまで、母子を連れて行けば住人たちは、受け入れるはず。神は、ニーガンに善人になることを許さないのか?一生、犯した罪を背負って生きろと言っているのか?悲しい展開。胸に突き刺さる展開。ニーガンの顔に影が落ちる。絶望。勘違いブランドンが、母子の命を奪う。何の罪もない母子。ただ、必死に生きようとしていただけの母子。希望は、そこまで見えていた。もう、放浪しなくてもいい生活が待っていた。全てをぶち壊したブランドン。自業自得。本当のニーガンが、顔を出す。残虐な血も涙もない聖域のボス。石でブランドンを殴り殺すニーガン。決定的な瞬間。善人になることを諦めた瞬間。

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絶望のエゼキエル。王国を失った王。仲間を失った男。息子を失った父。そして最愛の人は、去って行った。絶望の淵を救ったのは、アレキサンドリアのリーダーミショーン。リーダーは孤独。いつも決断を迫られる。間違った決断をすれば避難の嵐。リーダーは、間違いを犯してはいけないと民は勝手な考えを持っている。なにもかも嫌になり、楽になりたかったエゼキエル。ミショーンが止めなければ、飛び降りていたに違いない。いきなりキスするとはビックリ。お互いに妻を失い、夫を亡くしたシングル。このまま結ばれてしまった方が幸せになれたかもしれない。でも、背負うものが大きすぎる。勝手な事はできない立場。エゼキエルの絶望を救ったミショーン。エゼキエルを蝕んでいたのは、心の病だけではなかった。首にできた腫物。明らかにおかしな徴候。甲状腺癌。設備の整った病院で手術をすれば生存率は高い癌。しかし、この世界にそんな場所は存在しない。静かに死を受け入れるしかない現実。最愛のキャロルには事実を伝えるべきなのかもしれない。無線のスイッチを切るエゼキエル。今も最愛の人ではあるが、互いに別れを受け入た身。いらぬ心配。同情。悲しみ。絶望。そんな感情を与えてしまうだけかもしれない。それならば何も知らずにいる方がいいかもしれない。そんな感情がそっと無線のスイッチを切らせた。

孤独なリディア。どれだけヒルトップに馴染もうとしても、受け入れてもらえない現実。自業自得かもしれない。敵であるウィスパラーズのリーダーであるアルファの娘。その事実は、消す事は出来ない。結局、母が一番正しかったのかもしれない。親切そうな顔をしていても、それは仮面。人は皆、仮面をかぶっている。仮面の下には、自分勝手な本性が潜んでいる。真の敵は、外にいるのに仲間割れ。疑心暗鬼になって自滅していく運命。最悪の状況に、最悪の事態。襲われて自分の身を守っただけ。そうしなかったら殺されていたかもしれない。たったひとり、自分と同じ境遇だからなのか助けてくれたニーガン。殺したのは自分。それなのに、皆はニーガンが殺したと思い込んでいる。自分ではないと弁明すれば、リディアがやったと矛先が向く。だから、ニーガンは何も語らなかった。

試されるニーガン。何を考えアルファの軍門に下る?再び軍団のボスに返り咲くための布石。へこたれないニーガンを受け入れる者たちが出始めている。聖域の事を知っている者もいるはず。ウィスパラーズの生活に不満を持つ者もいるはず。そんな奴らを取り込む作戦なのか?丸腰でウォーカーの群れに置き去り。並みの人間なら食われて終わり。ベータも、そう思っていたはず。それなのに、彼は戻って来た。ルシールの代わりの木の棒を振り回し、ウォーカーを叩きのめし血まみれになり戻ってきた。ベータの読みは外れた。読みどころか逆効果。ニーガンのカリスマ性が輝き始める。仮面をかぶった者たちの心を魅了し始める。アルファの前にひざまづくニーガン。忠誠を誓うニーガン。それは本心なのか?油断させるための作戦なのか?先が読めない展開。ゾクゾクする展開。

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