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【アニメ】進撃の巨人 シーズン3第48話「傍観者」感想(ネタバレ)<フサフサ>

注意:ネタバレです

shingekinokyojin
進撃の巨人公式サイトから引用
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

レビュー

久し振りのキース・シャーディス教官の登場。この教官、エルヴィンの前の調査兵団団長とはビックリ。昔と風貌が変わりすぎ。昔は、おでこは広いが髪はフサフサ。エレンの事も赤ん坊のころから知ってたとは驚き。それもそのはず、壁の外でフラフラとさまよってたエレンの父。グリシャ・イェーガーを保護したのがキースその人だった。エレンどころか、グリシャの保護に直接関わった人物だった。

グリシャ・イェーガーの素性は以前不明。記憶を失くしていたから自分が何者なのかも覚えていなかった。当然、キースもグリシャの素性は知らない。一つだけグリシャが思い出したのは、自分が医者である事だけ。それにしても、いったいどこでどのように医者をやっていたのか?もしかして、壁の外にも人が生活する街が存在すると言う事なのか?気の毒な人を壁の外へ追い返すわけにもいかず。壁の中で保護される事となったグリシャ。記憶喪失。危険な壁の外をさまよっていた。ミステリアスな雰囲気を醸し出し人を魅了して行く。

医者としての腕も確か。伝染病が蔓延する。グリシャが来るまでは、多くの人達が命を落としていた。グリシャの治療のかいあって伝染病が治っていく。その中には、酒場で働いていたカルラの姿もあった。後のエレンの母親。キースは酒場の顔なじみ。カルラに密かに思いを寄せていた。告白する勇気もなくズルズルと過ぎて行ったのであろう。そんな事をしてるうちにカルラの心は自分の命を助けてくれたグリシャに傾いて行った。友が結婚して幸せになるのは祝福すべき事。でも、その相手が長年想っていた人であったら複雑な心境になるはず。キースは、どんな想いで二人の結婚式を見ていたのか?

キースは、自分が調査兵団の団長になればうまくやれると理想を描いていた。理想と現実が違う事に気付いてなかった。彼は頭角を現して、念願の調査兵団団長になった。念願の壁外調査。全ては理想通りにうまくいくはずだった。やはり理想と現実は違った。団員に多くの犠牲者が出た。幸か不幸かキース自身は毎回無事に戻る事が出来た。でも、その事がより一層住民の反感を買っていた。自分だけが無事に帰る。部下たちに多くの犠牲者が出ているのに。周囲から見れば、完全にリーダーとして失格。キース自身も限界を感じた。自分ならやれると思っていた自信は見事に崩れ去った。限界を感じたキースが調査兵団を託したのがエルヴィン・スミス。当時、彼は壁外調査で犠牲者を一人も出さぬ事で名が知れていた。

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エレン達が調査兵団に配属されて数カ月しか経っていないとは驚いた。内容の濃さから数年は経ってると思ってた。同期の兵士に面構えが変わったと言われるのも頷ける。数々の修羅場をくぐって命のやり取りして来た者と、壁の中でのうのうとやって来た者で差が出るのは歴然。背負っているものが違いすぎる。上官の命令だけを聞いて過ごす毎日。この世界の秘密を知ってしまい人類の行く末を案じる毎日。歴然と差が出るのは明白。

対巨人用兵器。凄く原始的な装置。巨人のうなじを破壊するには効果的。セットするのに相当な労力がいりそう。でも、これなら犠牲を出さずに安全に確実に巨人を撃退する事が出来る。ハンジは楽しくてしょうがない。自分が考えた装置が巨人を撃退していく。もう仕事ではなく趣味の領域。まさしく、ハンジにとっては転職。適材適所。戦闘には不向きでも、頭脳で勝負できる強みがある。戦闘能力だけでは限界が来る。ハンジのような人材がいるからこそ調査兵団全体がステップアップする事が出来る。巨人を調べて次はどんな装置を開発してくれるのか?

ヒストリアは、理想のために頑張ってる。手始めに地下スラム街の恵まれない子供たちを施設に連れてきている。女王自ら世話をするとは、恐れ多い。生まれた時から女王ではないから堅苦しい生活には慣れていない。今の姿がヒストリア本来の姿。あの控えめで可愛かったクリスタ・レンズが大成長。今のヒストリアの姿を見たら、ユミルはどう思うか?ヒストリアの中でもユミルの事は気掛かりなはず。あれから、鎧の狂人と超大型巨人の姿は目撃されていない。いったい、彼らはどこに姿を潜めているのか?もしかしたら、エレンの父親グリシャの素性とも関係しているのかもしれない。

ミカサ、相変わらず怖すぎる。エレンがヒストリアに恋愛感情を抱いていないのは分かり切った事。共に戦った仲間として接しているが、それでもミカサの気に障った。エレンと仲良くする女は全て敵。一方的に思ってるだけではストーカー。こんな強い女にストーキングされたら怖すぎる。綺麗だから許される面もあるかもしれないけれど怖いに変わりはない。エレンに対するミカサの感情は本人もよく分かっていないのか?あの怖い顔は自然に出たに違いない。本人は、必死に感情を押し殺してるのかも。結局、キース教官に話を聞いても何も解明されなかった。グリシャ・イェーガーの素性は不明。でも、エレンに喰われたはずなのに獣の巨人となって徘徊してる。もしかして、グリシャ・イェーガーは一人でないとか?クローンのように何人も存在してるのか?もしそうなら、誰が何のためにそんな事をしているのか?

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