ウィッチャー

ヴィルゲフォルツの城にやって来たイエネファーたち魔法教会の生き残りたちは凄惨な光景を目にする。変わり果てた失踪した生徒たちの姿。ビルゲフォルツによって怪物に変えられた生徒たちの無残な死体。ヴィルゲフォルツを愛し騙されていたティサイア。

なにもない砂漠に放り出され彷徨うシリ。行けども行けども赤い砂のみ。灼熱の太陽がシリの心身を焦がしていく。朦朧とする意識の中で現実なのか幻覚なのか様々なものが見え始める。伝説だと思っていたユニコーンが現れシリを先導する。何者かの気配を感じるシリ。

ディクストラの手引きでアレツザに侵入してきたスコイアテルとニルフガードの刺客たち。ティサイアも油断したらあきません。魔法が絶対と過信しすぎました。魔法のバリアを張ったのに敵の矢が突き抜けて来た。当然の事ですよ。

延々と舞踏会の巻。ゲラルト探偵とイェネファー探偵は裏で犯人の捜査中。一話まるまる犯人捜しの回。いくら魔法をかけているからと言ってもシリをほったらかしといて大丈夫ですか？ヤスキエルがゲイに目覚めてヴィジミルに夢中になってるの知らんでしょ。敵も魔法使いですよ。

こういうのが観たいんですよ。ウィッチャーに政治ドラマは期待していません。怪物退治を期待してるんです。船を襲う怪物を退治する代わりに船賃をタダにしてもらう事で契約成立。なんかシリもゲラルトも生き生きしています。久しぶりのウィッチャーとしての仕事。

おとなしく目立たないようにとイェネファーに念押しされていたシリ。シリは記憶喪失なのか？言われたことをすぐ忘れてしまうのか？言葉の意味が分からないのか？面白そうだと見世物を見に行ったシリ。そこに出て来たのはワイバーンの子供。どこからどう見てもワイバーンの子供。

確かにシリの言う通りかもしれません。未来が見えても干渉することを禁じられているなら未来を見る意味ないじゃないですか。知りたくないことを知らされて何もできないって辛すぎます。そんな能力ならいらないですよね。

どこに逃げても追っ手がやってくる。正直しんどくないのかな？心休まるときが無いような気がするけど。意外と心休まっとるね。なんかほのぼのしてるよ。バラバラだった3人が今は一緒に追っ手から逃げる日々。いつも一緒の3人。ゲラルト父さんにイェネファー母さん。

シリを奪おうとするニルフガード。シリを奪うためにシントラに進行したニフルガード。なぜ、そこまでシリに執着するのか？シリに秘められた古の血の事を知っていたのか？それにしても、その事をなぜ知っていたのか？その秘密の一辺が明かされた。皇帝エルヒムの正体。

これは酷すぎる。待望のエルフの赤ちゃん。希望にあふれるエルフたち。その希望を断ち切る凄惨な出来事。喜びから一気に絶望に叩き落とされる残酷さ。まさか赤ん坊が襲われるとは想像だにしてなかった。考えが甘すぎた。魔法が使えるなら侵入者が来た時のために備えることができなかったのか？