注意：ネタバレ
ジョジョの奇妙な冒険黄金の風公式サイトから引用
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS
集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
レビュー
ベイビィ・フェイスは成長を続ける。体は大人になったけど精神がついてきていない。いきなり成長してリーチが伸びればパンチをもらってしまうのもしょうがない。悪あがきもここまで。手品みたいな戦法。ゴールド・エクスペリエンスの新たな能力。体の部品は作り放題。こんな能力があれば無敵状態。手足を切断されてもいくらでも作れば無尽蔵。ベイビィ・フェイスも騙された。体内に取り込んだゴールド・エクスペリエンスの手。してやったりと思ったが、やられたのは自分だった。驚いた事にバイクを手に変えていた。いつの間にやったのか無理があり過ぎる。互いに緊張した戦いの中で大きなバイクを手に変えれば、いくら何でも気付かれるはず。なぜか、気付かなかったベイビィ・フェイス。気づいた時には遅かった。切り刻めないなら燃やし尽くせばいい。バイクのガソリンがベイビィ・フェイスの体内に溢れ出す。後は火を点けるだけ。灰になるまで燃やし尽くせ。
これだけの騒ぎになればブチャラティ（中村悠一）たちが、ここにいたのは隠しようがない。駐車場の車が一斉に消えてしまった。車の持ち主たちは大騒ぎ。原因不明の怪奇事件。多くの車が一斉に消えてしまった。逆にマスコミたちが来て目立ってしまうように思える。黒こげのメローネ（間島淳司）のバイクが横たわっているから誤魔化しは効かない。暗殺者チームのひとりギアッチョ（岡本信彦）が到着した。みるからに危ない奴。絶対に関わり合いたくないタイプの人間。知り合いにいたらトラブルメーカー。どうでもいい事で怒り爆発。残った血液と母親になる女がいればベイビィ・フェイスは、いくらでも作れる。相応しい母親探し。スタンド使いとの戦いの鉄則。本体を完膚なきまで叩きのめさなければ報復される。ベイビィ・フェイスの一部を毒蛇にチェンジ。気持ち悪すぎる。もっと小さな毒蜘蛛とか毒サソリとかに出来なかったのか。メローネ自身はスタンドを出すことは出来ない。襲われたら自分を守る術は無し。毒蛇に噛まれて、あっけなく御臨終。
ペリーコロ（辻親八）さん壮絶すぎる。これぞ男の鏡。引き際が凄すぎる。ボスの指令によりムーディー・ブルースで巻き戻し。ペリーコロさんが現れた。相変わらず味のある風貌。ヴェネツィア駅の写真の場所に行けとの指令。これなら時間を巻き戻さなければ気付かれる事はない。これでペリーコロさんはトンズラするのかと思っていたら。自ら命を絶ってしまった。拉致されて拷問を受けるリスクを回避するため。だからと言って命を絶ってしまうのが凄すぎる。
富を手に入れたら長生きしたくなるのが人の常。それに反する行為。それほどボスに忠誠を誓っているペリーコロさん。写真は燃やして灰になった。これで安心とはいかなかった。灰を処分してから命を絶つべきだった。ペリーコロさん詰めが甘すぎる。せっかく格好よく命を絶ったのに全てが無駄になってしまった。倒れたペリーコロさんの手にあった灰。それを暗殺者チームが手に入れてしまった。ボスの側近のペリーコロさんをマークしていたに違いない。専門家に復元を依頼。それで指令の場所がバレてしまった。
グロすぎる。凍った窓にへばりつくミスタ（鳥海浩輔）の指。冷たすぎて痛みすら感じない。いつの間に車の天井に張り付いたのか氷のギアッチョ。セックス・ピストルズの登場。もうレギュラーみたいになっている。らっきょう頭を観るのが楽しみ。氷が熱すぎて銃弾が届かない。それどころか、らっきょう頭たちが次々と凍っていく。ホワイト・アルバムをまとったギアッチョ。どこかで見た事あるキャラクター。絶対に記憶にあるキャラクター。デジャヴかと思ったら、あれやった。Mr.インクレディブルの親友のフロゾン。道を凍らせてアイススケートで滑ってくるところまでそっくり。これは単に似ているだけなのか、アイデアを拝借したのか真相は不明。でも、似ているのは確か。
そこを狙えば制御不能。アイススケートのブレードをセックス・ピストルズの銃弾が破壊する。たまらず吹っ飛ばされるフロゾン。違う！ギアッチョ。ジョルノ（小野賢章）はスタコラサッサとアクセルをベタ踏みしたいが、凍ったタイヤが空転する。ソロリソロリとしか進める事の出来ないジレンマ。復活したギアッチョが猛スピードで追いかけてくる。まるでホラー映画のような追尾劇。走る車に追いつくアイススケート。追いつかれトランクの中に入り込まれた。このままではジョルノとミスタの２人は等身大のガリガリ君。血迷ったのかジョルノ。何を考えたのか車ごと海へダイブ。ジョルノが何の考えも無しにそんな事をする訳がない。何か策があるはず。策あるよね。
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