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【海外ドラマ】エクソシスト シーズン2孤島の悪魔 第10話【最終話】レビュー(ネタバレ)

注意:ネタバレ

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エクソシスト公式サイトから引用
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レビュー

第10話:呪われた選択

もう悪魔祓いは、どうでもよくなっている。子供たちは船で安全な場所へ避難。船が到着したら警察が島へ押し寄せてくる。それまでのタイムリミット。悪魔祓いをしている暇はない。それならアンディ(ジョン・チョー)の頭を撃ち抜いたら悪霊も退散する。マウス(ズレイカ・ロビンソン)の合理的な意見。時間がないならサッサと行動すればいいのに。またまた喧嘩を始めるマーカス(ベン・ダニエルズ)とトマス神父(アルフォンソ・ヘレラ)。アンディをどうしても助けたいトマス神父。自分の能力を使ってアンディの中にサイコダイブ。みるみる白目になっていく。その間は手持無沙汰のマーカスとマウス。しばしの休憩時間。

トマス神父はアンディの本体と合流するが悪霊の総攻撃で劣勢に立たされる。戦闘中なのになぜか世間話を始めて油断するアンディ。自分が、どんな状況に立たされているのか理解できていないのか?隙をつかれて悪霊に引きずり込まれるアンディ。無力なトマス神父の最後の手段。自分の中に悪霊を呼び込んだ。トマス神父の瞳が変わっていく。悪霊と一体化してしまっては元に戻す事は不可能。自分を撃てと訴えるアンディ。たまらずマーカスが引き金を引く。それなら最初から撃てばよかったのに。もがき苦しんでも結果は一緒だった。結局、マウスの意見が正しかった事が証明された。悲しい結末。アンディを助ける事は出来なかった。

瀕死のヴェネットの病室。ベッドの下には悪魔の香炉。ヴェネットと一体化しようと目論む悪霊。ヴェネット自身は夢の中。先立たれた妹と再会してご満悦。悪霊のやり方は熟知していたはず。一番大事な人の姿を装って惑わすのが悪霊の手口。それなのに、あっさり騙されてしまっているヴェネット。少しは抵抗するのかと思ったら。すぐに受け入れてしまった。今まで、何を学んで来たのか?積み重ねた経験、全く役に立たず。悪霊との一体化完了。静かに病院を抜け出せばいいのに。大きな鋏を持って看護師の背後から忍び寄るヴェネット。そんな派手な事をしたら警察に指名手配されて動きにくくなることが予想できないのか?

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なぜ、マーカスはひとりで行ってしまったのか?離れ離れになってしまっては戦力ダウン。3人一緒にいる方が少しでも有利なはず。アンディを撃ってしまった事を悔いているマーカス。罪は背負って行かなければならない。元よりアンディも撃ってもらう事を望んでいたはず。過去の事を悔やんでいる暇は無いはず。そんな事よりも、悪霊を倒すための計画を立てるべき。それなのに、ひとりで行ってしまったマーカス。あの時の再現。マウスを救う事が出来なくて立ち去った過去。過去の出来事から何も学んでいないのかマーカス。

アンディから子供たちとローズ(リー・ジュン・リー)へのメッセージ。トマス神父が責任を持って伝えた。最後まで子供たちの事を愛していたアンディ。ローズの事も愛していた。それならニコールの立場は?少し複雑な気持ちになってしまった。それぞれアンディからの最後のメッセージを伝えられた子供たち。その言葉は一生忘れないはず。精神病院に入っているトラックには、どうやって伝えるのかと心配になっていた。ローズが身元引受人になって退院手続き。アンディが死んだ事を知ってショックのトラック。新しい家に引き取ってもらえると希望の光がさしてきた。ローズの粋なサプライズ。それはローズの家。新しいママ。他の子供たちもローズの家に引き取られていた。再びトラックと再会した子供たち。アンディの意志を継いだローズ。

どこかの港で空に向かって話しかけるマーカス。いったい、誰と話しているのか?涙を流しながら誰かと話している。近くには人影は無し。傍から見たら危ない人。海に向かって泣きながらブツブツ話をしている。頭がおかしくなってしまったのか?神と話す事が出来たのか?真相は不明。終わってしまった。これで最終話。打ち切りが決まっている。モヤモヤとした最後。バチカンは悪霊に支配されたまま。エクソシストは粛清されている。そんな世界を放っておいて打ち切りとはモヤモヤする。どうせなら、シーズン1で終わっておいた方がスッキリしたのかもしれない。蛇足になってしまったシーズン2。悪魔祓いのはずが迷走してしまった。最後は銃弾で決着をつけるとは、卓袱台をひっくり返すようなやり方。チマチマと悪魔祓いをするのはやめて、銃器で武装してバチカンに乗り込む作戦に変えたら良かったのかもしれない。そんな事になったら、もはや映画エクソシストの面影なし。映画自体が名作だっただけに比べるのも酷なのかもしれない。

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