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【海外ドラマ】ウォーキング・デッド シーズン9第14話「消せない傷痕」感想(ネタバレ)

注意:ネタバレ

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ウォーキング・デッド公式サイトから引用
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レビュー

ミショーン( ダナイ・グリラ)の過去。アレキサンドリアが他のコミュニティと交流を拒絶した経緯。冒頭のミショーンとダリル(ノーマン・リーダス)の人探し。妊娠中のミショーン。行方不明になったリック( アンドリュー・リンカーン)を捜しているのか?見付けたリボルバーの銃はリックのものに間違いないのか?似たものなのか?かなりの範囲を捜したが見付けられない。それもそのはず、リックはヘリに乗せられて連れていかれてしまった。その事実を知らないミショーンとダリル。橋の爆破で吹っ飛ばされたリック。生きている望みは薄いのは理解している。それは分かっているがハッキリさせないと気が済まない。死んでウォーカーになっているなら解放させなければならない。見つかるまで捜すと決意するダリルとミショーン。連れて行かれたリックはどこにいるのか?生きているのか?

こんな偶然があるのか?ミショーンの大学時代の親友ジョスリンがアレキサンドリアに保護された。親とはぐれた子供たちの面倒を見るジョスリン。昔の親友と言う事で無条件にアレキサンドリアに迎え入れてしまった。でも、何が悪いのか分からない。アレキサンドリアの恵まれた生活を知れば永住を考えるのが普通。壁の外でウォーカーの脅威にさらされながら生きるより快適なのは間違いない。今日、食べる物にも困る生活。アレキサンドリアには畑もあり作物も実っている。アレキサンドリアの生活を知れば、ここに住みたいと思うのが普通。ミショーンも、そのつもりで迎え入れている。出て行けとは一言も言っていない。それなのに物資を盗んでジュディスを誘拐して逃亡するのが意味不明。頭がおかしい狂信者にでもなってしまったのか?外の世界で生きていくために身を守る方法を子供たちに教えるのは理解出来る。それも外の世界であるからこそ。アレキサンドリアのような安全な場所が見つかれば子供たちのためにも、そこに永住する事が一番の方法。ジョスリンの目的がいまいち判然としない。

今までのRJがミショーンの妄想かもしれないと思わせる伏線は何だった。普通にジュディスと自転車で遊んでる。普通にジュディスと一緒に三人でご飯を食べている。今までの伏線が拍子抜け。おやつを食べてお腹いっぱいのジュディス。皿に一杯の食べ物を残している。どれだけ豊かになったのか?もう食べ物には困っていないのか?すんなりと受け流すミショーンに違和感。強い子に違いないRJ。妊娠中に走りまくっても。蹴られまくっても。焼きごてを当てられても。腹を切られても。流産しなかった驚異的なミショーン。観てるこっちが流産しないかとハラハラする展開。素知らぬ顔で戦うミショーン。腹の中の子供の事など気にしてたら戦いに集中できない。

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ダリルとミショーンの背中の傷の伏線も今回で回収。さんざん思わせぶりな伏線があった。二人の仲間としての絆の象徴なのかと思ってしまっていた。リックに鉄の棒が刺さった場所に似通っていたから関係あるのかと思っていた。全然、関係なし。訳の分からない子供に焼きごてを当てられただけ。何の意味もない焼きごて。ただ単にジョスリンが気まぐれで子供にやらせたようなもの。雑な伏線回収。当初の予定と路線変更でもしたのか?心を打つストーリーがあるのかと思っていた。そんな物は一切無し。やっつけ仕事の伏線回収。展開が雑過ぎる。吊るされていたダリルが知らん間に敵を組み伏せている。「ゴチョゴチョしますね!」ゼンジー北京の声が聞こえてきそう。吊るされているダリルの手の動きがアップになってゴチョゴチョしているだけ。これで察しろと言う事なのか?展開が早過ぎて頭が付いてこない。

敵が子供とは、躊躇するのは仕方がない。中身が悪魔でも見た目が子供だったらこうなってしまう。ミショーンの気持ちは理解出来る。誰も子供を殺したいとは思わない。それを逆手に取ったジョスリンの作戦。ジュディスは事の重大性を理解出来ない。幼児にとっては危険な事か遊びなんて判断できない。お兄ちゃんお姉ちゃんが一緒に行こうと言っているからついていっただけ。さすがに子供を切り捨てるところはアメリカでもNGなのか?その場面は端折られた。ダリルのナイフも血で染まっている。そのナイフがダリルが何をしたのか物語っている。最後まで抵抗していた少年もミショーンの迫力に逃げ出してしまった。仲間が全員殺されて抵抗する意味も無くなってしまった。逃げ出した少年が恨みを持ってアレキサンドリアを襲撃するその後もあるかもしれない。アレキサンドリアの子供たちが無事戻ってめでたしめでたし。これをきっかけにミショーンは誰でも受け入れる事を拒否。アレキサンドリアだけを守る事を誓い他のコミュニティとの交流を避けるようになった。極端すぎる判断。ジョスリンたちは素性の分からない集団。ヒルトップや王国は共に苦難を乗り越えて協力して来たコミュニティ。違いはハッキリしているのに一緒くたにするのが理解出来ない。むしろ、他のコミュニティとより強いつながりを持って今回の事を報告し警戒を強めるように警告するべき。

余程ジュディスの方が大人に見えてくる。ニーガン( ジェフリー・ディーン・モーガン)はミショーンよりもジュディスの方が指導者としての素質がある事を見抜いているのかもしれない。母親が陥りやすい事。子供は、いつまでも子供だと子供扱いをしてしまう。子供は親が思っているよりも成長している。仲間を見捨てる事が出来ないとダリルたちを追うジュディス。当時の事をジュディスが覚えていないと勝手に思っていたミショーン。ジュディスはハッキリと覚えていた。自分の考えが間違っていたことを気付かされたミショーン。子供に間違いを正された。救いを求める仲間を見捨てるわけにはいかない。新生ミショーン。アレキサンドリアの門戸は開かれた。

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