【海外ドラマ】パニッシャー【NETFLIX】シーズン2第10話「心に残る闇」レビュー(ネタバレ)




注意:ネタバレ

punisher
NETFLIX公式サイトから引用/©1997-2019Netflix.inc

レビュー

ピルグリム(ジョシュ・スチュワート)の狂気。昔の仲間に囲まれて絶体絶命。屈強な男たちが襲ってくる。普通なら、なぶり殺されて捨てられるのがオチ。しかし、この男は不死身。妻と子供のために変わろうとした。昔の自分を封印していた。牧師の姿も決意の現れ。今の自分は昔とは違う。しかし、狂気を消す事は出来なかった。ナイフで切り裂かれ、殴られて顎の骨が外れる。言葉に言い表せない痛みが襲って来て戦意喪失かと思われた。しかし、ピルグリムは普通ではなかった。痛めつけられるほどに気分が高揚する。体の内側から力が湧いてくる。痛みを感じなくなっている体。何人来ようが地獄に送ってやる。フランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)との共通点。戦場こそが自分の居場所。痛みを超越した不死身の体も似通っている。二人が戦ったら、どちらが勝つのか分からない。背負っているものの重さで勝敗が決まる。互いに家族を愛している共通点。勝敗の行方は予測不能。

デュモン(フロリアナ・リマ)はルッソ(ベン・バーンズ)を愛しているのか?自分の探求心を満たすために利用しているのかもしれない。全ては自分の研究のため。マダニ(アンバー・ローズ・レバ)を呼んでルッソの事を事情聴取。精神科医である武器をフルに使って心理操作。共にワインを飲んでマダニの警戒心を解いていく。いかにも悩みを理解しているような振りをして心理の中へ侵入する。まんまとデュモンの術中にはまってしまったマダニ。フランクがルッソの顔をズタズタにした事を告白した。デュモンの中のフランクへの憎悪が確信に変わっていく。平静を装って悟られないように怒りを封印するデュモン。女同士の心理戦。無敵のフランクにも弱点はあるはず。身体的な弱点は皆無。デュモンの得意分野である心理戦に持ち込めば倒す事は可能かもしれない。悪人には情け無用のフランク。自分の中の正義のルール。無実の女、子供を戦いに巻き込むのはご法度。家族が帰りを待っているかもしれない。ルッソに奪われて、妻と子供を亡くした悲しみ。自分が一番理解している。そんな悲しい想いをする者を、これ以上増やすわけにはいかない。ほくそ笑むデュモン。黒幕はデュモン。もはやルッソと同罪。敵を倒すためにルッソの参謀役を買って出た。

ルッソ襲撃作戦を準備するフランクとカーティス(ジェイソン・R・ムーア)。泥沼にはまり込んで抜け出す事が出来なくなったカーティス。こんなはずではなかった。お人よしの性格が災いしてしまった。フランクを少しだけ手伝うはずだった。それを済ませたら彼女の所へ戻るつもりだった。しかし、ルッソを倒さない限り安全な生活は約束されない。フランクひとりでは荷が重すぎる。孤独なフランクには援護してくれる仲間もいない。みすみす戦友が危険に飛び込んで行くのを指を咥えて見ているわけにはいかなかった。悔やんでもしょうがない。早く終わらせて早く彼女の元へ戻るのを願うだけ。言葉に出さないが内心感謝しているフランク。持つべき者は生死を共にした戦友。ルッソとの間にも絆があったはずだった。いつからルッソは狂ってしまったのか?元から狂っていたのかもしれない。襲撃作戦はルッソに筒抜け。それに気づいていないフランクの失態。

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burglary

罠とは知らずに作戦決行。ルッソの偽装作戦。屋上から威嚇射撃で援護するカーティス。敵を殺すつもりはない。その気になれば頭を撃ち抜き無力化する事は容易い。ルッソに騙されている退役軍人たち。恵まれない境遇の彼らがルッソにすがる気持ちは理解出来る。国のために命を投げ出して勇敢に戦って来た。それなのに、帰国したら社会からつまはじき。まともな職にも付けず人殺しと後ろ指をさされる毎日。そんな気持ちが分かっているからこそ命を奪う事なんか出来るはずは無い。しかし、威嚇射撃にも限界がある。興奮状態の彼らは無敵と勘違い。屋上まで上がってくる軍人たち。撃ちたくはないが実力行使もやむを得ない。

急所を外して撃ったつもりが手元が狂ってしまった。カーティスには罪は無い。相手は本気でカーティスを殺すつもりだった。男の脚の大きな血管に命中してしまった。凄い勢いで血が噴き出している。「死にたくない」と泣きながら命乞いをする男。やっと戦場が死と隣り合わせであることを理解した男。「こんなはずではなかった。」カーティスの頭の中で繰り返される言葉。男を助けようとするが無駄である事は衛生兵の彼なら瞬時に判断できる。自分のせいで罪のない恵まれない退役軍人の命の火が消えた。カーティスの胸に深い傷が刻まれた。

罠とは知らずに地下トンネルを進んで行くフランク。敵に囲まれて袋叩き。これだけの人数に囲まれたら殺される選択肢しか見つからない。ピルグリムと同じ体質。痛めつけられるほどに気分が高揚する。痛みを感じない体。普通なら動く事もやっとな状態。それなのに、どこから力が湧いてくるのか敵を次々に倒していく不思議。ルッソと決着をつけるために彼を追う血まみれのフランク。デュモンとルッソの罠にはまるフランク。ルッソは、フランクを殺すつもりはなかった。死よりも深い苦しみを与えてやる。ズタズタにした顔の恨みを晴らすため。ルッソがいた部屋の方向へ銃を乱射するフランク。まさか、そんな事になっているとは夢にも思わなかった。分かっていたら乱射なんかするわけがない。踏み込んだ部屋の中にはルッソの死体はない。呆然とするフランク。罪の意識にどうしていいか分からず混乱するフランク。何も考える事が出来ない。思考が停止してしまっている。部屋の中に転がる女たちの遺体。フランクの乱射で命を奪われた女たち。何の罪もない女性の命を奪ってしまった。混乱するフランク。二度と銃を手に取る事が出来なくなってしまったのかもしれない。

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