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フィアー・ザ・ウォーキング・デッド シーズン5第15話 結局のところバージニアが正しいのか?

注意:ネタバレ

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フィアー・ザ・ウォーキング・デッド公式サイトから引用
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第15話:「チャンネル5」レビュー

アルのインタビュービデオにヒントを得たバージニア。共同体の宣伝ビデオを作製。これを観たらバージニアの本性を知らない人は信じてしまう。助けを求める人たちはバージニアが天使に見えるに違いない。助けと求めバージニアを信じてやってくる人たち。しかし、その人たちは知らない。バージニアが助けたい人は共同体に必要な人だけ。何の役にも立たない人物は不要。不要だけで追い返されるならいいが、殺されるかもしれない。その証拠にトムはいきなり殺されそうになった。嘘で塗り固められたビデオ。信念をもってインタビュービデオを撮り続けるアル。彼女にとっては、バージニアのこのやり方は侮辱でしかない。テレビを放り投げて怒りをあらわにするアル。物資の少ない状況でテレビを壊すのはもったいない。その流れでオープニングも割れたブラウン管。

安住の地を探す一行。探せど探せど見つからず。タンクタウンから持ってきたガソリンは残り少ない。ガソリンが尽きる前に安住の地を探さねば全員野垂れ死に。ジューンの提案でガルチと呼ばれる西部劇村へ向かうことを決める一行。ガルチに行けば設備は整っている。柵を整備すればウォーカーの侵入を阻むこともできる。他にあてはない。ガソリンも残り少ない。一縷の望みをかけてガルチへ向かう。しかし、悪いことは重なるもの。グレイスの具合が悪くなってきた。意識をなくしたグレイス。それが放射能の影響なのかもわからない。設備もない。医者もいない。原因が分からなければ治療をすることも難しい。ジューンがグレイスの首に超音波を当てて甲状腺の状態を検査する。しかし、ジューンは看護師で医者ではない。詳しい事は分からない。唯一判明したのは脱水状態であること。点滴をしなければ命にかかわる。しかし、ここには必要な物資がそろっていない。ガルチに向かわなければならないが、グレイスの命が危ない。回り道をした老人ホームなら医療物資が残っているかもしれない。サラの提案。回り道をしても抜け道があるはず。そこを通れば残りのガソリンでガルチへ到着することはできるはず。バージニアなら仲間ひとりを助けるために回り道をする事はない。しかし、自分たちはバージニアとは違う。ひとりの仲間も見捨てることはない。グレイスを助けるために回り道を選択する一行。

やっとの思いで点滴を手に入れ、グレイスの状態もよくなってきた。一難去ってまた一難。抜け道を進んだ先の橋に穴が開いている。どうみてもタンク車の重量には耐えることはできない。無理して渡れば運転手ごとタンク車は橋の下に真っ逆さまに落ちていくだろう。戻ることもできない。ガソリンは残り少ない。戻って元の道へ行ってもガルチへ到達することは不可能。橋の補修を試みるが、それでタンク車が渡る事ができるのかもわからない。そこへ現れたバージニア。まるで一行を監視していたかのようなタイミング。もしかしたら、先回りして橋に穴を開けたのはバージニアなのか?目的のためには手段を選ばないバージニア。彼女ならやりかねない。交渉を有利に進めるための工作。優秀な人材を手に入れ共同体のため自分の思うままに働かせるための手段。バージニアの申し出に興味を持つストランド。しかし、モーガンたちは申し出を受け入れる気はない。殺されそうになったトムが目の前にいる。今は甘い言葉を並べ立てているが、利用価値がなくなれば処分されるのがおち。奇跡的に妹のジャニスト再会できたトム。トムとジャニスの目が訴える。バージニアを信じてはいけない。バージニアに頼るのは危険すぎる。仲間たちを危険にさらすことはできない。自分たちでなんとかして進むしかない。きっぱりと申し出を断るモーガン。自分の思う通りにならないと切れるバージニア。銃を発砲してウォーカーの群れを呼び寄せ立ち去るバージニア。そこまでする必要があるのか?申し出を受けなければ立ち去ればいいこと。無理やり従わせようと固執する理由がよく分からない。そんな事に固執するより他の人たちをあたる方が効率的だと思うが。

押し寄せるウォーカーの大群。数が多すぎてバリケードにした車も意味をなさない。応戦するモーガンたちも全てのウォーカーを倒すことは不可能。ウォーカーの大群に橋がきしむ。こんな状況でもビデオの撮影をやめないトム。撮影することに使命感を持ってしまったのか?命あっての撮影。危険な状況では撮影よりも避難を優先させるべき。カメラのレンズを見ていたら足元に注意を払うことはできない。転倒するトム。迫りくるウォーカーの大群。重みに耐えきれず落ちる橋。迫りくるウォーカーの大群がタンク車と共に橋の下へ落ちていく。転倒したトムの視線の先で橋が崩れていく。さっさと逃げればよかった。ウォーカーの大群が落ちていなくなり油断してしまったのか?助かったことに喜び撮影を続けるトム。早く逃げろとモーガンたちの言葉も聞こえていない様子。トムの足元の橋がきしむ。崩れ落ちる橋。トムとビデオカメラが落ちていく。無情にもビデオカメラは落ちていくトムを撮影しながら落ちて行った。

悲しみにくれるトムの妹のジャニス。バージニアの元を逃げ出し、やっとの思いで再会できたのに喜びもつかの間、兄を亡くしてしまった。皆の脳裏に浮かぶ考え。やっぱり、バージニアのやり方が正しかったのか?回り道をしなければトラブルに巻き込まれていなかった。今頃ガルチに到着しているはず。ひとりを助けるために全員が危険にさらされてしまった。しかし、そんなことを考えている暇はない。前へ進むしかない。後戻りはできない。車もなくなった。食料もわずかしかない。ガルチに到着すればなんとかなる。希望をもって進む一行であったが、運命は無情。ガルチに響き渡る呻き声。封鎖されたガルチの中には閉じ込められた無数のウォーカーたち。絶望する一行。ガルチに行くことを提案したジューンが自分を責め、皆に謝罪する。誰の責任でもない。他に行くあてもなかった。希望を持たなければ到達することもできなかった。しかし、徒歩でここまで来た一行には、もう移動する体力も気力もない。おまけに食料は残り少ない。周りには雨露をしのぐ建物すらない。ウォーカーを始末するにも数が多すぎる。八方ふさがり。打つ手が見つからない。呆然と立ち尽くす一行。ストランドが提案する。助かる方法はひとつしかない。バージニアに助けを求めること。意を決して無線に呼びかけるモーガン。絶望に包まれる仲間たち。無念の表情のジャニスの頬に涙が流れ落ちる。

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